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「ハンド!」「ハンド!」「ハンド!」。後半ロスタイム、ピッチ上のあちこちから声が飛んだ。横浜の選手は岡田正義主審に詰め寄った。しかし、98年W杯でも笛を吹いた岡田主審は、副審に確認したうえでゴールと判定した。J3連覇を狙う横浜と大量補強で王者奪還を狙う磐田。ともにアジア制覇を狙う強豪同士。開幕戦屈指の好カードは0―0のまま終了かと思われたが「誤審」という予想外の形で決着した。

 起点は右サイドからMF名波が蹴ったFKだ。ゴール正面で福西がDF中沢と競り合いながらジャンプ。ボールは角度を変え、GK榎本達の頭をかすめてゴールへ吸い込まれた。しかし“シュート”したのは頭でも足でもない。福西の右手だった。
テレビ局が要請した福西のインタビューもクラブ側が拒否。山本監督も「ハンド?あっ、そうですか。見てないので何もコメントできない」と歯切れが悪かった。公式記録の得点を決めた体の部位を示す欄も空白のままだった。

 これでは横浜も黙っているわけにいかない。ある選手が「(福西)本人がハンドって叫んでた」と証言。榎本達は「あれだけみんなが見えているのに審判だけ見えていないのはおかしい。あのようなジャッジをされると…」と不満を示した。

 そして、小山GMは「ビデオは見ました。テープを添えて抗議文を審判委員会に出します」と正式に抗議する構えを示した。判定を覆すことは困難だが、勝負を左右する大事な場面の判定について問題提起する。

 就任3年目で開幕初黒星を喫した横浜の岡田監督は「レフェリーも人間だから。見えなかったのは仕方ない。レフェリーによって、こうなることはよくある」と冷静に話した。しかし、近年Jリーグでは判定に対する不満が続出。その象徴的な出来事が開幕戦で起こり、何とも後味の悪いものになってしまった。

≪中沢反省≫不幸な判定で黒星スタートとなった横浜だが、判定以上に反省もあった。岡田監督が「前半は守りも攻撃も悪くなかった」と内容に手応えはあったが、A3チャンピオンズ杯、ゼロックススーパー杯に続き3戦連続で終盤に失点。すべてGKとDFラインの連係ミスから招いたもので、DF中沢は「処理が甘い。ハンドもあるけど、残り半分でFKを与えるなど試合の流れを読むことができなかった」と試合終盤の戦い方を問題視した。9日にはアジアチャンピオンズリーグ山東魯能泰山戦がある。「切り替えないと」と言い聞かせていた
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