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17歳の横浜FW小野裕二(17)が、“御前試合”でリーグ初得点となる決勝ゴールを決めた。0-0で迎えた後半19分、9試合目で初のゴールを流し込んで、神戸を1-0で下した。17歳9カ月25日での得点はクラブ最年少記録で、Jリーグでは歴代6位。横浜のホーム通算500得点目のおまけもついて、視察した日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)への強烈なアピールになった。

 ミスさえも、ゴールにつなげてしまった。後半19分、小野は縦パスをゴール前中央で受けた。トラップが良ければ相手DF陣の裏に抜けることができたが、左足に当てたボールは、前ではなく右方向に転がった。「うまくいかなかったけど、ちょうどMF兵藤さんのところに転がってくれた」。直後に反転し、兵藤の折り返しにタイミング良く右足を合わせた。木村監督が「あのワンツーはきれいだったな」と言うほど、定評のある高い技術を見せた。

 横浜ユースからトップチームに合流して9試合目で待望のリーグ戦初ゴール。17歳299日の得点はDF松田の18歳200日を更新するクラブ最年少記録。JリーグでもカターニアFW森本や川崎FのMF稲本らに続く6位の記録。横浜のホーム通算500得点目のメモリアルも重なった。監督から「得点が仕事」と厳命されていた17歳は試合後「やっと入りました」。そして「これを機にどんどん入れば」と、ゴール量産への手応えもつかんだ。

 後半39分には神戸のFW大久保の退場も誘発した。センターサークル付近で足を踏まれ、声を上げて倒れ込んだ。悪質と判断した主審が大久保を1発退場処分にした。小野は「(大久保が)後ろからきてスパイクの裏で踏まれ痛かったので倒れた。笛が鳴るとは思わなかった」。1点を追う神戸はこれで戦意喪失。そのまま横浜がリードを守り切った。

 ザッケローニ監督が視察していた。小野は「知らなかったです」と話したが、「課題もたくさんあるが、アピールできた部分もある」と自信をのぞかせた。G大阪の宇佐美ら同世代が選出されたU-19(19歳以下)日本代表がアジア選手権で敗退し、U-20W杯出場を逃した。小野は「Jリーグで結果を出して上のカテゴリーに出られたら」と“飛び級”での代表選出にも意欲をみせた
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20歳の横浜FW端戸仁がプロ2年目でリーグ戦初先発を果たした。利き足の左から繰り出す威力あるシュートや独特のリズムのドリブルなどが持ち味。期待された初ゴールこそなかったが、何度も好機に絡む活躍をみせた。「(相手DFが)フィジカルが強いので技術やボディーフェイクで勝とうと思いました」。木村監督は「いいものを持っているが、今日は硬さがあった。あとはフィニッシュの部分」とストライカーとしての成長を期待した。

横浜DF栗原勇蔵(27)が強烈タックルで、ザックジャパン初陣レギュラーどりをアピールした。後半25分、磐田のゴールキックが自陣右に飛んできた。弾道の向かう先はザックジャパン選出メンバーの磐田FW前田。頭で競ろうとしたが「距離があって間に合わなかった」。何とボールに向けて右足を上げた体勢のまま跳躍し、そのまま衝突。警告ギリギリの際どいプレーだったが、瞬時の判断と、武器とする跳躍力でカウンターを阻止した。

 「絶対に負けたくなかったから」。前田は今季ここまで日本人得点ランキング首位。前節まで3戦連続ゴールと絶好調。チームのため、4日から合宿が始まるザックジャパンの定位置争いのためにも抑えたい相手だった。日ごろ「相手が強ければ強いほど燃える」と口にする。空中戦をことごとく制し、満足なシュートも打たせなかった。

 日本代表のセンターバック争いは激化している。W杯で活躍した横浜DF中沢はケガで長期離脱中。2日のリーグ戦で名古屋DF闘莉王が絶妙アシストで存在感を発揮。広島DF槙野も直接FKゴールとアシストで成長を印象づけた。鹿島の堅守を支えるDF伊野波もいる。横浜はこの日、勝ち点3を逃したが、栗原は「切り替えて合宿に行く」。短い言葉で決意を表した。

MF中村俊輔(32)の復活劇で横浜が首位清水を撃破した。中村は、前半開始早々、MF兵藤慎剛(25)の先制ヘッド弾をアシストすると、同点で迎えた後半、今度は直接FKで決勝ゴールを挙げた。出場機会に恵まれず、辛酸をなめたW杯南アフリカ大会から約2カ月。日本代表からの引退も表明した悩める天才レフティーが、華麗なプレーで完全復調を印象づけた。

 同点で迎えた後半8分。MF中村は、自分のドリブル突破でFKを得た。清水陣ペナルティーエリア付近右サイド、ゴールまで約20メートル。左足から放たれたシュートは、立ちはだかった清水のカベ3人の横をすり抜け、右曲がりにカーブ。そのままゴール右隅に吸い込まれていった。

 チーム同僚が駆け寄ると、喜びをかみしめるようにしゃがみ込んだ。左足スパイクを手で何度も何度もたたき、美技を生んだ自慢の左足をアピールした。Jリーグでの直接FKゴールは、02年4月13日の広島戦以来8年ぶり。中村は清水を首位陥落させた会心の一撃を「ボールがうまく足に乗った。腰もうまく回ったね」と淡々と振り返った。

 W杯から帰国後、大会について、多くを語ろうとしない。日本代表の話題に触れることもない。それでも木村和司監督には「これからはクラブのために頑張りたい」と再び前に向かっていく決意を語った。周囲には「初心に帰って頑張る」と話している。W杯前から違和感を覚えていたコンディション不良も、体力測定などを受けて原因を究明。「長くサッカーを続けていきたいから」と、疲労回復力などをつける特別トレーニングに取り組んでいる。


課題を見つけて乗り越える自分らしさも取り戻してきた。清水戦前日には1時間半にわたるFKの居残り練習も行った。「最近、相手のカベの近さが気になっていた」。対応策として、練習ではカベ人形を規定の距離より数メートル近づけて置いてFKを蹴った。「向上のためだよ」。失意のW杯から2カ月。帰国直後は心が折れてしまったかのような表情を見せていたが、持ち前の探求心を失ってはいなかった。

 この日は前半2分にも絶妙のクロスで先制弾をアシスト。首位チームを相手にワンマンショーを演じた。木村監督も「久しぶりにすごいFKを蹴ってくれた」と不屈のエースの復調ぶりを喜んでいた。
横浜がMF松田が挙げた先制点を守りきった。前半12分、左CKを起点にMF中村が浮き球をペナルティーエリア内に入れた。17歳のFW小野が頭で合わせたが、ゴールに届かなかった。このこぼれ球に松田が素早く反応。右足で流し込んだ。

 松田は、右ひざ半月板損傷の回復手術を受け、リハビリからの復帰。リーグ戦先発は、昨年11月29日の清水戦以来。ゴールは、昨年6月28日のG大阪戦以来となった。松田は「チームに少しでも貢献できて良かった」と話した。横浜はベテランの貴重なゴールで、3試合ぶりの白星。木村監督も「ベテランの働きを頼もしく思った」と話した。
横浜は勝てば予選突破だったが引き分けに終わり、8年連続の決勝T進出を逃した。消化試合だった浦和を攻めあぐねた。木村和司監督(51)は「やっぱりへたくそでした」と怒りをにじませた。悔しさのあまりロッカールームで泣く選手もいた。同監督は「そういう気持ちに心底なってくれればいい」。立て直しの第1歩として10日から、控え選手を中心に練習試合を4日連続で行う。
横浜が8年連続の決勝トーナメント進出を逃した。前半からボールを支配し続けたが、引いて守る浦和守備陣になかなか決定機をつくることができなかった。

 局面打開を目指してMF河合やDF田中らがミドルシュートを放ったが、堅守を崩すことはできなかった。FW渡辺は試合運びについて「ボールは回せたが、最後のところで決めきれなかった」。木村監督も「勝たないといけない時に勝っていくチームにならないといけない」と険しい表情を見せた。

 予選で敗退が決まっている浦和だが、リーグ戦では5連敗中という苦手の横浜に対して奮戦。シュート16本を浴びながらも無得点に抑え、横浜の決勝トーナメント進出を阻んだ。

横浜の20歳ホープFW斎藤学が、プロ初ゴールを決めた。後半30分、MF山瀬がドリブルで仕掛けるとゴール前へ突進。ラストパスを受けると左足で押し込み、貴重な同点ゴールを奪った。後半開始から出場した。身長165センチと小柄なものの、小気味よいドリブル突破が持ち味だ。「自分は背の低さが武器。小さいことでDFから嫌がられる存在になりたい」。木村監督は「学を使えるメドが立った」と高評価を与えていた。
横浜が、GK野沢やDFジャーンら主力を欠く湘南に快勝した。立ち上がりから圧倒的なボール支配率で攻める横浜は前半13分、MF兵藤のFKがそのままゴールに飛び込み先制。さらに同40分にはDF金井がMF兵藤のシュートのこぼれ球をうまく右足で合わせて突き放した。プロ初ゴールとなった金井は「思っていた形とは違いましたが(こぼれ球は)狙っていました」。この日はサイドバックに入ったが、積極的な攻め上がりが記念弾につながった。

 横浜は、右ひざ半月板の手術から復帰した元日本代表DF(この日はMF)松田が今季公式戦初出場。ボランチに入って90分間フル出場を果たし「持ち味は出せたと思う」と手ごたえを実感していた。
横浜の木村和司監督(51)が、若手選手の「ハングリー精神の欠如」をぼやいた。今後ナビスコ杯予選リーグが予定されているが、W杯出場メンバーのDF中沢佑二(32)MF中村俊輔(31)はチームを離れる。控え選手にとって出場機会を得る絶好のチャンスとなるが、同監督は18日の練習後、「若い選手が気持ちを見せてくれるか期待しとったけど、いまひとつ感じられない」と不満顔を見せた。

 この日はサイドからの攻撃やルーズボールの処理などの練習を行った。「こっちが言えば考えて練習するけど、言わんとやらん。言われてやるのは楽しくないやろ。言われる前に自分で考えてやらんと」と嘆きは続いた。

 さらに「精神的に甘い。契約も環境も恵まれているからかも知れん。ここ(横浜)にいられるだけで満足しとる。危機感やハングリーさが少なくなってきとるのお」とぼやいた。「チャンスはいくらでもある」とナビスコ杯リーグ戦での若手選手の奮起と成長を期待しているが、「(プレー内容によっては)来年はここにいないかも知れんよ」と今後はより一層、厳しい目で選手たちを見ていくつもりだ。

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