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横浜Mの高校生FW小野裕二がクラブ史上最年少、Jリーグ歴代6位となる17歳9か月25日でのリーグ戦初得点を決めた。神戸戦の後半19分、MF兵藤慎剛(25)とのワンツーパスから抜け出し、右足で先制点をゲット。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)の視察する中、1―0での勝利に貢献した。首位・名古屋は新潟に1―4で敗れたが2位・鹿島との勝ち点差は8。最速で11月7日の29節、鹿島戦で初優勝が決まる。

 冷静に。後半19分に巡ってきた最大の好機に、小野は自身に言い聞かせた。MF小椋の縦パスを受け反転しようとした瞬間、トラップミス。が、これが運よくMF兵藤につながり、絶妙のワンツーパスが目の前に転がってきた。GKの位置を見極め、右足をコンパクトに振り抜く。待望のJリーグ初得点。味方に囲まれ、17歳の高校生は歓喜に浸った。

 「やっと入ったという感じ」と小野。その言葉通り、これまでは打っても打っても入らなかった。Jデビューとなった7月18日の広島戦以来、小柄な体を駆使し、何度もゴールに迫った。だが、天皇杯では得点するものの、リーグ戦は不発続き。徐々に焦りも募った。苦悩する高校生に対し、この日の試合前、木村和司監督(52)は「落ちついて打て」とゲキ。その暗示が効いたのか、リーグ戦9試合目でついにゴールを決めた。J1史上6位、横浜Mではこの日出場したDF松田の18歳6か月17日を抜く最年少ゴール記録だ。

 高校生という立場ではサッカーだけに集中するわけにはいかない。9月以降、トップ練習への参加は週2回。それ以外は授業が終わる夕方から別メニューをこなした。高校からクラブハウスまで1時間。しかし、ピッチの外も中も一切手を抜かず、「赤点は1度もない」と文武を両立させている。鹿島戦(24日)前の今週は中間テストで練習時間がさらに制限されるが、そんな逆境は覚悟の上だ。

 プロ向きのふてぶてしさも内に秘める。後半39分には接触したFW大久保を一発退場に追い込み、DF北本から受けた激しい守備にも「闘莉王さんの方がもっと強かった」と言い放った。FW宇佐美(G大阪)ら強力ライバルがひしめく世代で急速に台頭してきた17歳。この日の一発は今後の成長を大きく後押しするはずだ。

 ◆小野 裕二(おの・ゆうじ)1992年12月22日、神奈川県生まれ。17歳。神奈川・逗葉高3年。横浜Mユース所属。7月18日の広島戦でプロデビュー。8月28日に来季トップチーム昇格が内定。カテゴリー別の代表は中学3年で初選出。昨年もUー17日本代表入り。兄・悠斗はメキシコリーグ、ネクサに所属。好きな選手はルーニー。170センチ、62キロ。
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