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17年目を迎えるJリーグは3月7日に開幕する。昨季9位に沈んだ横浜は王座奪回に向けて、昨季途中に就任した木村浩吉(47)監督が、今季は1つの戦術に固執せず柔軟な姿勢で臨むことを公言。敵を欺く変幻自在のフォーメーションで課題の攻撃力をアップさせ、横浜開港150周年の09年に5年ぶりのタイトルを目指すことを誓った。

 03、04年にJリーグ史上3クラブ目の連覇を達成した横浜だが、昨季も9位に終わるなどここ数年は低迷。タイトルどころか優勝争いにも絡めない不本意なシーズンが続いている。それでも、昨季途中に就任した木村監督指導のもと、若手が成長を遂げるなどチーム力は着実にアップ。今季2年目を迎える指揮官も新体制発表の席で「目先の1勝にこだわり、タイトルを3つ(リーグ、ナビスコ杯、天皇杯)とも狙う」と高らかに宣言した。

 名門復活への秘策は、敵を欺く変幻自在のフォーメーションだ。木村監督は昨季、主に3バックを採用。リーグ最終戦では適地で浦和を6―1で撃破するなど、前半戦不振にあえいだチームの立て直しに成功した。さらなるレベルアップを図る今季は、その3バック加え4バックも併用することを明言。2月の宮崎、静岡・御殿場キャンプでは、試合中のシステムや戦術の変更を重点的に試した。

 そのために、木村監督は個人面談で「2つ以上のポジションをこなせるように」と各選手に要求。開幕を目前に控え戦術もチームに徐々に浸透しており、DF田中祐も「昨年からの上積みは、試合途中にシステムを変える柔軟性」と手応えを口にする。選手起用に関しても、指揮官は昨季に引き続き「状態の良い選手を優先して使う」方針で、チーム内の競争意識はさらに高まっている。

 カギを握るのは、得点力アップが不可欠な攻撃陣だ。昨季のチーム総得点は、34試合でリーグ9位の43得点。1試合平均にすれば、1・26点となる。失点がリーグ3位の32失点で、1試合平均は0・94。今季もリーグ屈指の能力を誇る栗原、松田、中沢のDF陣は健在なだけに、課題ははっきりしている。それだけに、期待のルーキー渡辺や今季復活を期す坂田らFW陣に加え、昨季終盤戦でブレークしたMFの狩野や山瀬功、兵藤ら攻撃陣が期待通りの働きを見せれば、優勝争いに加わることも十分可能だ。

 開幕に向け「チームはここまで順調に仕上がっている」と自信をのぞかせる木村監督。横浜海港150周年を迎える09年に、横浜が名門復活を目指して突き進む。


≪期待のルーキー渡辺 2ケタ得点狙える!≫
課題の得点力アップに大きな期待を担うのが、大卒ルーキーながらエースナンバー9を背負うFW渡辺だ。左右両足から繰り出されるシュートは威力満点で、目標とする2ケタ得点も「不可能な数字ではない。挑戦したい」と頼もしい。1学年先輩のMF兵藤とは国見高、早大を通して7年間コンビを結成した間柄で、渡辺が「お互い分かっている」と絶大の信頼を寄せれば、兵藤も「自分がパスを出すタイミングが分かっている」とプロでのホットライン再結成に手応えをつかんでいる。
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