忍者ブログ
マリノス記事を日々収集  
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

名刺代わりの一発だった。前半3分だ。右クロスからのこぼれ球を狩野が頭でDFラインの裏に送ると、渡辺が素早く反応。1トラップから最後はGKの位置を冷静に見極めて右足を振り抜いた。ボールが左ポストに当たってゴールすると、渡辺は大の字に倒れてガッツポーズ。「うまくトラップからシュートまで行けた。めちゃくちゃうれしかった」と振り返った。

 クラブ史上初の開幕戦新人ゴールは、前半3分という早い時間帯だったこともあり、今季Jリーグ第1号弾にもなった。開幕ゴールを決めた新人選手は98年の高原直泰(当時磐田、現浦和)ら過去に5人いるが、新人のシーズン第1号は94年の城彰二(当時市原、現評論家)に次いで2人目の快挙。渡辺も「歴史に名前を残せるのはうれしい」と喜んだ。

 早大に在籍していた昨年、横浜の練習に参加した渡辺は、当時チーム統括部長を務めていた木村監督から「ウチに来るならFWのポストを空ける」と口説かれた。オフにはクラブが約束通り?07年に日本人得点王にも輝いたFW大島(現新潟)を放出。必然的に大きな期待が、エースナンバー「9」を託された渡辺に寄せられた。「いろいろな期待、プレッシャーがある中、1点入れられてよかった」。早大では関東大学リーグ得点王に2度輝いた大型新人は、重圧をはねのけて指揮官への恩返し弾を決めた。

 チームは2―4で完敗しただけに、渡辺も「ゴールのあとはボールのもらい方が悪かった。あまりボールに絡めなかった」と今後の課題を口にした。それでも、そのポテンシャルの高さを見せつけた渡辺の存在は、次節以降に巻き返しを図るチームにとっては明るい材料となった。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
QRコード
アクセス解析
カウンター
忍者ブログ [PR]
ブログパーツ ブログパーツ レンタルCGI