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横浜の日本代表MF中村俊輔(31)が、約7年半ぶりのリーグ復帰戦で存在感を見せつけた。ホーム開幕戦に右MFで先発。得意のCKで前半22分の先制点をアシストするなど、攻撃を巧みにコントロール。84分間プレーしてチームを今季初勝利に導いた。だが、W杯南アフリカ大会を見据えて満足した様子はなく「もっと自分を追い込まないと」と危機感を募らせていた。

 欧州仕込みの高水準のプレーを期待する視線に中村は即答した。前半22分、横浜が得た初CK。ゴール右コーナーに立ち、左からの強風を頭に入れて左足を振り抜くと、弧を描いたボールは寸分の狂いもなくDF栗原の頭に合い、ゴールに吸い込まれた。チームメートに手招きされ、一緒になって両手を揺らし、3日前の三男誕生を祝う「ゆりかごダンス」。「僕はそういうキャラじゃないと思ったんですけど…」と照れながらも、うれしそうに踊ると、3万人超のスタジアムから歓声が上がった。

 エスパニョール退団から練習合流して約1週間。欧州で磨いた「感覚」で勝負した。アシストにつながったCKは「ボールが行ったところに(受ける選手が)いましたという方が入る。(ターゲットは)感覚で分かる」と思惑通りだった。湘南の球際の弱さもあり、効果的なサイドチェンジやスルーパスなど周囲との呼吸は乱れることはなく、連係不足の不安も露呈しなかった。後半16分には攻撃リズムを生み出すボールキープから、FW渡辺の追加点の起点にもなり、後半39分の交代まで“俊輔劇場”は続いた。

 2792日ぶりのJ復帰戦は快勝したが、試合後の表情は厳しかった。「ぶれないようにしないと、もっと上のレベルに追いつけない」。約3カ月に迫ったW杯南アフリカ大会を見据えた自分への戒めでもあった。シュート29本を浴びせた格下相手の試合では、物足りなさは否めない。「(強豪との対戦など)日本の環境を使ってもレベルは上げられるけど、これからはセリエAやオランダ代表選手をイメージして練習しないといけない」と危機感を募らせた。

 実は帰国後も「(欧州時代に)自分がダメだったプレー」などの映像を自宅で繰り返しチェックし、気持ちを奮い立たせている。観戦した日本代表の岡田監督の前で、古巣横浜を今季初勝利に導く活躍を見せたが、「もう今日のことは忘れます」と満足感はなかった
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