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横浜の日本代表MF山瀬功治(26)が、岡田監督に初タイトルをプレゼントする。6日のW杯予選タイ戦後に右太もも裏の違和感を訴え、17日開幕の東アジア選手権への出場が危ぶまれたが、11日の精密検査で肉離れなどが起きていないことが確認された。

 川崎市内の病院で検査を終えた山瀬は「たぶん大丈夫」とうなずいた。すぐに横浜のクラブハウスに直行し、走り込み、ドリブル練習などの自主トレを行った。山瀬の無事は、岡田ジャパンにとって久々の朗報だ。浦和移籍直後のFW高原が招集を見送られ、ケガのFW巻、大久保が遠征を前にチームを離脱した。前線が手薄になっただけに、1月30日ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で2得点を挙げた司令塔が出場できれば、何にも増して心強い。

 山瀬はアジア王者を目指す岡田監督に招かれ、05年に横浜に加入。だが前年に負った左ひざの大けがが癒えず、ACLには出場できなかった。期待の司令塔を欠いたチームは、山東魯能(中国)に2連敗し、1次リーグ敗退。そして山瀬は結局、恩師の在任中にタイトルをプレゼントできなかった。中国開催の東アジア選手権は、そんな借りを返す好機。「W杯予選も東アジア選手権も、試合になれば一緒」と、タイトル奪取を誓った
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