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チーム再建へ、名門が岡田色一掃で粛清の嵐を吹かせた。横浜は24日、岡田武史監督(49)の辞任と、水沼貴史コーチ(46)の新監督就任を発表した。岡田監督の指揮で03、04年にリーグ戦連続優勝を果たすも、今季は現在12位と低迷中。1-2で敗れた23日の大宮戦後、クラブ首脳が慰留の構えを一転し、本人の辞意を受諾した。

 指揮官の辞任に伴い「岡田ファミリー」も解体された。札幌時代からのコンビだった小山哲司トップチームディレクター(TTD=49)もこの日、辞任を表明した。札幌時代から岡田監督とコンビだった小山TTDは、ここ数年、外国人補強や新人獲得の失敗も多かった。左伴社長は「岡田が全権大使のように、選手のスカウトなども肩代わりしていた。TTDの細かい仕事が、十分にはされていなかったかも」と分析。慰留しなかったことからも、実質的な「解任」をいえる。

 大なたは現場にも振るわれた。岡田監督が今季招いたアンジェロ・フィジカルコーチ(51)との契約解除も決まった。「今までより30%控えめのメニューにしていた」と話す同コーチだが、選手に筋肉系の故障が頻発。これも低迷の要因-との見方もあり、こちらも引責の形となった。ピッチ内外に改革の嵐を吹かせた横浜が、低迷脱出を図る。
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