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オシム監督が期待の星をまた一人、発掘した。日本協会は13日、今日14日から千葉県内で始まる代表候補合宿の参加メンバー25人を発表した。初選出の横浜DF小宮山尊信(22)は、4月22日大分戦から先発に定着したばかり。豊富な運動量を武器に、低迷していたチームを上位に浮上させる原動力となった。その間、たびたび視察に訪れたオシム監督も、実直で労を惜しまぬプレーを評価。人材難が叫ばれる左サイドの新戦力として、代表チームを活性化する。

 本人も、にわかには信じられないサプライズ選出だった。前日の名古屋戦後、小宮山は坂木強化部長から吉報を伝えられた。「オレでいいのかな? まだそんなにリーグ戦も出ていないのに」。喜びより、むしろ戸惑った様子で、周囲の同僚に報告して回った。

 プロA契約からわずか丸1日という、電光石火の代表招集だ。即戦力として入団したが、開幕直後はプロの壁にぶち当たり、ベンチにすら入れなかった。リーグ戦でレギュラーに定着してから、わずか5試合。「いつまた出られなくなるか分からない」。必死のプレーを続けた試合後は、アドレナリンが出すぎて眠れなくなったほど。時間を持て余し、寮の自室で深夜2時まで本棚を組み立て気持ちを静める夜もあった。

 だが本人が戸惑う以上に、その左足からのキックは日本サッカー界にとって希少なものだ。生まれつき右利きだった小宮山だが「左を制するものは世界を制する」という元ボクサーの父昇さんの勧めで、小2時に左足のキック練習を開始。高校時に右足を骨折し1年半、左足だけで蹴ったこともあり、左利きへの転向が完成した。元来の利き足だった右も使いこなし、運動量が豊富というスタイルは、まさにオシム好み。慢性的な人材難が叫ばれる左サイドにあって、貴重な人材に成長した。

 「13日は母の日なんで、実家に帰ろうかと」と話していた直後の、サプライズ選出だった。母裕子さんへ最高のプレゼントを終えた小宮山が、今度は代表定着へ向け新たな戦いを始める
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