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Jリーグ1部(J1)横浜Mの勢いが止まらない。第7節は大分に5-0、第8節は新潟に6-0と圧勝。早野宏史監督は「激しいプレスをかけることと、ボールを奪ってから速く攻めることができている」と内容にも手応えを口にする。その2試合でともに得点し、チームに活気をもたらしているのが山瀬兄弟だ。
 25歳の兄、功治と23歳の弟、幸宏。少しだけ背中を丸めてピッチを駆ける姿は兄弟そっくりだ。豊富な運動量で盛んにポジションを変え、横浜Mの中盤を支えている。
 山瀬功は今季すでに4得点。昨季の6ゴールに比べてハイペースで得点を重ねている。両ひざの手術を経験している背番号10は「けがのことを気にせず、やりたいことができている」。不安を抱えていた昨季までと違い、万全の体調でプレーに専念している。
 山瀬幸は開幕時はレギュラーではなかった。早野監督がシステムを4-3-3から4-4-2に変えたのを機に左MFで先発に抜てきされた。「僕はまだ出始めたばかり。比較とか、そんなところまでいっていない」と兄を必死に追いかける。
 2人の頑張りにも支えられ、目指す攻撃サッカーを実現している横浜M。今季初のリーグ戦2連勝で戦績も4勝4敗と五分にまで戻した。このまま一気に上昇気流に乗れるか。
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