忍者ブログ
マリノス記事を日々収集  
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

山瀬ブラザースが、早野マリノスを救った。リーグ連敗で暫定16位と低迷していた横浜Mが、22日の大分戦で、MF山瀬功治(25)、MF山瀬幸宏(23)の兄弟アベック弾などで、5―0と大勝。日本代表のイビチャ・オシム監督(65)の前でFW坂田大輔(24)も2得点と爆発した。双子以外の同一チームでの兄弟ゴールはJ史上初めて。早野宏史監督(51)も高く評価した。

 “もう1人”の山瀬が試合を動かした。前半11分、弟の幸宏が右サイドでボールを受けると、相手DFを交わし、左足を強振。DFの股(こ)間を通過したシュートは日本代表GK西川の右を抜き、先制点を生み出した。この日が23歳の誕生日だったプロ5年目のMFはJ初得点。「顔を上げたらネットが揺れてた」と喜びをかみ締めた。

 3歳違いの兄の功治とは暮らしも別々で、一緒に行動することも少ない。だが、先制点を挙げた弟に真っ先に飛びついたのは、兄だった。後半43分には左サイドから弟が兄にパス。これを山瀬功が左足で決めて5点目。山瀬兄弟が締めくくった試合に、主将のDF中沢は「2人は普段あまり会話をしないけど、今日はプレーで会話していた」と目を細めた。

 歩んできた道は対照的。兄は札幌、浦和などの主軸としてプレーし、すでに代表歴もある。一方、横浜Mユース出身の弟は今季、初めてコンスタントに出場し始めたばかりだ。だが「プレースタイルは似ていると思う」と弟。一部サポーターから「ヌルヌルドリブル」と呼ばれる山瀬幸の独特なボールタッチは、兄にはない武器だ。父の功さんはサラエボ冬季五輪にバイアスロンで出場した選手でもあり、アスリートの血も受け継ぐ。

 チームにとっても大きな1勝だった。試合前、連敗中のリーグ戦は暫定16位。今後は上位との対決も続くだけに、この日敗れれば、早野監督の進退問題まで飛び出しかねない状況だった。「今までやってきた内容が結果に出た。5点はプレゼントかな」と指揮官も笑顔を見せた。

 兄弟ゴールは04年5月5日のC大阪戦で決めた広島の森崎兄弟以来。兄も弟の活躍に「これくらいできるんじゃないかと思っていた」と振り返る。山瀬兄弟の爆発力が横浜Mに浮上のきっかけを作った
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
QRコード
アクセス解析
カウンター
忍者ブログ [PR]
ブログパーツ ブログパーツ レンタルCGI