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日本代表の岡田武史監督(52)が17日、横浜市内で行われた横浜Mと東海大との練習試合を緊急視察した。事前にクラブ側への連絡がなく、突然の訪問にクラブ関係者も困惑したほど。「家でDVDで見るよりは生で見た方がいい」と冗談交じりに話しながらも、45分間3本で行われた練習試合を2本目途中までを入念にチェックした。

 視察後、指揮官は「今日は何もない」と足早に去ったが、関係者によると、指揮官が最も気にしていたのはMF山瀬功の状態。山瀬功は右足首ねん挫のために昨年9月20日の磐田戦を欠場。リーグ戦連続フル出場記録は27で途切れ、以降の試合でも、右かかと痛なども影響して大半を欠場した。岡田ジャパンへの選出も昨年8月のウルグアイ戦が最後。岡田監督が同10月に横浜Mを電撃訪問した際も、離脱していた山瀬功のコンディションを気にしていたという。

昨季終盤、けがに泣かされた山瀬功は今年の始動から完全合流し、この日も1本目にFWに近い位置でプレー。痛みは消えず、かかとに痛み止めの注射を打つこともある。岡田監督の視察に関し、「えっ? 来てたんですか」と驚きつつも、「とりあえず自分ができることをやるだけ」と話した。横浜Mからは昨年、GK榎本、DF小宮山、MF狩野らが新たに代表候補としてリストアップされており、活躍次第では山瀬功を筆頭に招集される可能性がありそうだ。
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