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準々決勝第1戦4試合が行われ、横浜Mは大胆なシステム変更でG大阪に3―1で勝った。第2戦は29日に行われ、2試合合計のスコアで勝者を決定する。

 すべてがはまった。選手起用、交代、そして戦術。横浜MはG大阪戦で理想的な展開に持ち込んだ。3発のアウェーゴールをたたき込み快勝。ベンチ前では木村浩吉監督(48)が次々とガッツポーズを繰り出した。

 11日の山形戦でシーズン前半戦を終え、木村監督はメンバー、戦術、目標を修正。再出発初戦のこの日は宣言通りテコ入れを行った。今まではどの対戦相手でも戦い方を変えなかったが、指揮官は「自陣でブロックを作ってカウンターを狙った」と勝負にこだわった。20歳の長谷川や韓国人FW金を先発させるなどメンバーを入れ替え、連戦が続くことを考慮し、交代のカードも早めに切った。

 後半23分にはカウンターからFW坂田が勝ち越しゴール。後半30分にプロ人生で初めてボランチからトップ下に上がった松田は同40分に左足でダメ押しゴール。松田は「3点目はラッキー」としながらも、勝利に自信を得た様子。“新生マリノス”がナビスコ杯制覇、そしてリーグ巻き返しに向け好スタートを切った。
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