横浜Ｍ 中沢＆久保ＯＫ

横浜Ｍの岡田武史監督（４９）が３日、日本代表ＦＷ久保竜彦（２９）とＤＦ中沢佑二（２８）の開幕戦出場にＧＯサインを出した。フォーメーション練習で２人を主力組に入れてプレーさせ、前日の非公開での紅白戦に続いて状態をチェック。「なんとなく出来そうな雰囲気だったよ」と上機嫌で話した。

　特にキレのある動きを披露したのは久保。途中、しきりに左ヒザを押さえるしぐさを見せ、岡田監督から「タツ（久保）、左ヒザ痛いのか？」と聞かれる場面もあったが「かゆいだけ」と周囲の心配を一蹴。攻撃の形を確認する練習では、右サイドからのクロスを強烈なヘッドでゴールに叩き込むなど、体調の良さをうかがわせた。

　ＤＦ松田直樹（２８）は前日に続いて「タツさんがあんなに動くとは思わなかった」と感心。本人も「ヒザ？　大丈夫。（新外国人のＦＷ）マルケス？　いいっすね。やりやすいっす」と手応えをつかんでいた。

　久保、中沢２人の不在時には「帰ってこないと分からない」と慎重な姿勢を崩さなかった岡田監督が、状態の良さを目の当たりにして５日の京都戦でも起用に踏み切るのは間違いなさそう。王座奪還に向けての体制が整った。