横浜Ｍ・田中隼、天皇杯終了まで移籍話封印

横浜Ｍの元日本代表ＤＦ田中隼磨（２６）が、去就問題を天皇杯終了まで封印する姿勢を示した。２７日に代理人が契約更改に臨み、態度を保留。名古屋がラブコールを送っており二者択一の状況だが、「今は僕の来年のことよりチームが勝つことが大事」と話した。

　手薄な右サイドの補強を目指す名古屋は、ストイコビッチ監督が田中隼を高く評価しており、この日までに横浜Ｍ側に獲得の意思を表明するオファーも送った。これに対し、田中隼は「こうやって話が来るのは光栄なこと」としながら、それ以上は踏み込まなかった。

　２９日の準決勝・Ｇ大阪戦（国立）に勝てば、元日の決勝が終わるまで結論を持ち越す見通し。横浜Ｍの松本喜美男チーム統括本部長も「１月５日までに返事をください、と伝えた」と話した。