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Jリーグ1部(J1)横浜Mは27日、横浜市西区のマリノスタウンで、今年初めての練習試合を東海大と行った。30分を4本行い、6―1で勝利した。

 1本目の6分に、DF栗原がDF田中のセンタリングに頭で合わせてゴール。2本目の9、23分に端戸、DF天野がそれぞれ加点し、3本目は新加入のFWバスティアニーニが、PKでキーパーにはじかれたボールを自ら押し込んだ。最終4本目はDF田代、天野が、それぞれこぼれ球をけり込んだ。

 木村和司監督は課題としているシュートへの意識などについて「試合ではそんなに出なかった。もっと習慣づけていかないといけない」と話した。

 チーム始動10日目で初の実戦練習。木村監督は「今の時期はこんなもの」と、試合内容については気にしないそぶりだったが、「もっと点を取って、気持ちよく終わりたかった」と本音ものぞいた。大学生相手に物足りなさを感じた初陣だった。

 この日はシュートへの意識、ボールと関係ない3人目の動きなど、攻撃面で課題を設けたが、「なんのためにボールを運ぶのか。もっと(考えを)植え付けないといかん」と木村監督。就任時から口をすっぱくして言っている課題に対して、不十分に映ったようだ。

 開幕まで「まだまだ時間はある」と指揮官。MF山瀬は「明確な目標があるから、チーム全員が同じ方向を向いている。あとは実戦に結び付けられるか、ゲームにどう組み入れていくか」と話した。
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