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●木村浩吉監督(横浜FM):

「Jリーグの試合も残り5つ。うちも開幕当初は優勝を目指していましたが、現実的に今はACL圏内を目指すために、残り5試合はすごく大事だよ、と選手にも言っていた。常に目の前の試合に対して100%準備をしているつもりですし、100%の力を今日も出せたと思う。
ヤマザキナビスコカップを含めてガンバとは3つやっていましたが、ガンバのホームゲームなので、もう少し前から来るのかなと思ったら、非常に帰陣が早く、そこはプランと違いました。立ち上がりのところは相手のDFラインの背後を、坂田らが狙うのが得意なので、背後を狙っていきなさいということでしたが、逆に相手が早く引く分、ポゼッションが出来たので、サイド攻撃も多少できたかなと思います。ケガ人が多少…栗原、山瀬と、出ている中で、今年ずっと選手には2~3のポジションをこなそうとスタートしていて、センターバックのところを、松田にしようか金にしようか迷った。金もずっと使いたかったんですが、中澤と栗原のところがなかなか不動でしたから。栗原のところに金を使いました。日本に来て約1年で、日本語も多少できるようになったので、コミュニケーションの部分でもほとんど問題なかったし、逆に言えば身体能力も高い、高さもある、いい選手だと思うのでこういう時じゃないと使えないと思って使った。センターバックのところでは大きな問題はなかったのかなと思います。
前々日の紅白戦で狩野健太が太ももを打撲して、どこまで持つかと思った。90分も出来たと思う。0−0の拮抗した状況を敗るために、どこかを代えなきゃいけないというので、兵藤と清水を使いましたが、誰を使ってもそんなに大きな戦力ダウン、アップはないと思うので、疲れが見えた選手、あるいはリズムを変えたい中で交代した。
前半から何度かチャンスがあった中で、なかなかゴールが割れず、後半も2~3チャンスあったんですけどね。それは逆にガンバも同じなので。0-0というスコアに満足はしていませんが、全員で集中して守備をしていましたし、そのへんは評価できるかなと。ただ3位以内を目指すためには、今日の引き分けは痛かった。もちろんガンバも優勝目指しているので、同じだとは思いますが。みなさんが見られてどう感じたか分かりませんが、うちのゲームだったんじゃないかなという気がするので、もったいなかったなと思います。ただ選手は最後まで、勝点3を穫りにいく気持ちは伝わってきたし、そのへんは遠くから応援に来てくれたサポーターも、ある程度満足しているかと思います。ただ点が獲れないと勝てない。今年は今日入れて引き分けが11ありますが、こういう試合をものに出来ないのが今の順位にいる理由かなと思います。前節は名古屋にロスタイムに逆転しましたが、今日もそういう雰囲気はありました。でも、なかなか点が獲れなかったですね。天皇杯をはさみますが残り4試合、なかなか3位以内は厳しいと思いますが、可能性がある限り1試合1試合全力で戦っていきたいと思います」


●坂田大輔選手(横浜FM)
「チャンス2本を僕がしっかりと決めていれば…外したので勝てなかったんだと思う。ガンバは思ったより引き気味だった。裏を狙って、カウンターを狙っていたんですけど…いいチャンスはあったんですけどね、決め切れなかった」
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