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●木村浩吉監督(横浜FM):

「残り4試合、1つでも順位を上げようと練習をしてきた。いつも通りに良いトレーニングが出来ていたので、良いゲームが出来ると考えていた。
前節のビデオを見ていて、相手が前線を3枚にしていたが、今日は4-4-2だった。そのシステム変更はそれほど大きな問題でなかった。ボールも支配できていたと思う。ただ縦パスを狙われてカウンターの繰り返しになっていたので、それをハーフタイムで修正して、さらにもっとサイドを使うようにと指示をした。ある程度出来ていたが、点の取られ方が悪かった。
残り30分、誰が悪いということではないのだが、誰を代えるかの選択肢がたくさんあった中で、攻撃に変化をつけるために清水と山瀬を入れた。0-2になってからは、ボランチを1枚にしての4-3-3とした。点を取らなければならない状況だったので、リスクは大きくなるのは覚悟の上だった。もっと早く1点が入っていれば、同点、逆転できたのではないか。
敗れたが、選手は指示通り戦ってくれたし、持ち味も出してくれた。
気持ちを切り替えて、来週の天皇杯(11/15@日産ス 川崎Fvs富山の勝者と対戦)に臨みたい。天皇杯は、昨年準決勝で敗れているので、ぜひ決勝に進んで優勝したい。
今日も、本当に多くのサポーターが観戦に来てくれた。ウォーミングアップで掲げられた横断幕には、ジーンときた。勝利をプレゼントできず、申し訳ない」

Q:ハーフタイムではなく、前半の中で修正の指示は出来なかったのか?
「僕のセオリーで、舞台に上がったら選手が修正すべきだと考えている。試合はトレーニングしてきたことの発表の場。出来れば、なるべくテクニカルエリアに出てコーチングすることはしたくない。もちろん最後など、モチベーションを高めるために、歩み寄って声を出すことはあるのだが」

Q:12点目をあげた渡邉千真選手の成長ぶりについては?
「シュートの正確性はチームでも一番。FWという厳しいポジションなのにシーズン通してケガなく出来ている点は、他の選手も見習うべきなのではないだろうか。ずっと使ってきてよかった。素直に、もう一度、おめでとうと言いたい」



●渡邉千真選手(横浜FM):
「立ち上がりの入り方がちょっと悪くて、先制されてから、慌ててしまった。後半は自分たちの攻撃がある程度できたと思うんですけど、前半の入り方の悪さがそのまま続いた。
自分が点を取ったことよりも、チームが負けて、ファンやサポーターにいい試合を見せられなかったことが、とっても悔しいです。新人最多得点記録に関しては、目に見えないプレッシャーがあったと思う。まだ試合が残っているので、どんどん記録を伸ばしていければいいと思います。城(彰二)さんは高卒で、12点を取っているので、そっちの方がすごい。自分は大卒なので、それ以上を目指したいと思います。ゴールシーンは、相手DFが真ん中に多いなか、前を向けたので迷わず打ちました」

●松田直樹選手(横浜FM):
「こういう状況のなかで、絶対に勝たないといけない試合だった。プロとして本当に残念な結果でしたね。情けないです。向こうはカウンターしか狙っていなかった。それに対し、素直にサイドから攻められなかったことなど、たくさん課題があった」

●坂田大輔選手(横浜FM):
「前半から相手の勢いというか、相手のサッカーに飲まれた感じになった。自分自身も前半、何もできなかった。前半1本、裏に抜けた出したのはチャンスだった。あのあたりでゴールに結び付けられなかったので、こういう試合展開になってしまったと思う」

●長谷川アーリアジャスール選手(横浜FM):
「次、頑張るだけです。相手に縦パスを狙われていた。そういうなかで、サイドを狙ったり、いろんなやり方があったと思う。もうやられてしまったので、しょうがない。切り替えていきたい。相手に対しては、悪いイメージを持っていなかった。うまくハメられたかなという感じ」
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