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とにかく、がっかりしました。こんなに悪い日本の試合を見たことがない。当日はドイツのテレビ局で解説をしていたのですが、だんだん言葉を失って静かになってしまいました。私も悔しい。経験のある日本は、もっといいパフォーマンスができるはずだと思ったのですが…。

勝ち負けだけでなく、もっとアクティブな、ポジティブなサッカーを見たかった。高原と川口、それに中沢は気迫が感じられたけど、俊輔なんかは終盤、いいときと比べてまるで違う人でした。

確かに戦術の問題もありました。豪州の動きに対して、日本はリアクションがなかった。福西が終始厳しくやられているのに、ベンチや周りは何の動きもない。福西がかわいそうでした。後半開始から15分くらいは少しよかったけど、その後はDF陣とMF陣がまったく一緒にプレーできていなくてバラバラ。俊輔も中田英も、選手がみな小さく見えました。

私が西ドイツ代表として初めてW杯に出た82年スペイン大会の1次リーグ初戦も、実はアルジェリアに1-2で負けました。そのときのことはよく覚えています。次のチリ戦まで中3日。チームスタッフは、自分たちのいい場面ばかりを集めたビデオを作って見せてくれた。もちろん悪い面の修正もしたけど、いいイメージを膨らませましたね。

そして、負けた試合のことはとにかく早く忘れようとしました。試合翌日はオフ。ホテルを出てテニスをやったり、仲のいい選手と3、4人でカフェにいってコーヒーを飲んだりしてリラックスを心がけました。

日本選手も切り替えてほしい。本当は、合宿生活から離れられればいいのですが…。それが難しければ、せめて積極的に外へ出てライン川沿いでも公園でもいいから景色のいいところを散歩でもしたらいいと思います。テレビや新聞も見ない。カフェに行って、コーヒーとチーズケーキでも味わいながらサッカー以外の話をすればいい。ドイツのケーキはおいしいと評判なんですよ。

あのときの西ドイツは“勝って当たり前”という状況から負けてしまいましたが、立ち直って準優勝しました。でも日本は豪州戦で有利という見方は多かったですが、“勝って当たり前”というまでではなかった。もちろん勝てればよかったのですが、“大変だ! 大変だ!”と心配しすぎてはいけません。

日本がもっといいサッカーをできることは間違いありません。私もJリーグでプレーして、その後も日本のサッカーを見てきてよく知っています。こうなってしまったら失うものは何もない。気持ちを切り替えて、クロアチア戦は90分間フルパワーで頑張ってほしいと思います。
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