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久保は落選の悲報を新幹線で移動中に妻・佳奈子さんからの電話で知った。「また落ちたかー、って感じ。前よりは(可能性は)強かったと思うけど、やっぱり…」。夕刻に横浜Mのクラブハウスで行った“落選会見”。努めて表情を押し殺したが、時折しかめる顔に悔しさがつのる。

「それはもう残念です」。4年前も当落線上にいながら落選しているが、ショックは前回をはるかに凌ぐ。1月の宮崎合宿でジーコ監督に「W杯に出たいです」と思いを告白し、2月にフィンランド戦、インド戦で連続得点した。今年の代表戦6試合出場3得点、出場時間429分とFW陣でトップ。ジーコ監督が「日本FW陣の核になると期待している」と話し、W杯出場は当確かと思われた。ところが-。

腰痛で昨年長期離脱を経験した男は、3月に異変発症。腰やひざの痛みを訴えるなど連戦による疲労がコンディションを崩していった。今月のリーグ戦で両足首を負傷、9日のブルガリア戦を欠場し、先発した13日のスコットランド戦はシュート2本で途中交代。調子は下降線を描いた。

ジーコ監督が久保を外した理由は、体調が万全でないから。「まだ100%でやれる状態じゃないから、そういう判断になっても仕方ない」と久保は顔をしかめた。W杯初戦まで調整期間はあると思えるが、「それは監督の考え方だから」と多くを語らなかった。

この運命を受け止める。久保は23人の当選者に「今まで練習も試合もいっぱいやってきた仲間なんで、思いっきり頑張ってほしい」とエールを送り、そして自分に言い聞かせるように語った。「マリノスでも何もできていないから、今後はしっかり仕事できるようにしたい」と-。

W杯の夢は断たれた。でもサッカー人生が終わったわけではない。次はJの舞台で存在感を見せつける。久保は気丈に前を向いた


母校の福岡・筑陽学園高で父・弘嗣さんと母・雪江さん、サッカー部の吉浦茂和監督らが吉報を待った。名前が呼ばれず、両親はうつむいて押し黙ったまま、促され退室した。同監督によると、ドイツに応援に行く計画を立てていた両親は、控室で涙を流したという。吉浦監督は「ジーコ監督を救った場面は多かったと思う。本人に掛ける言葉が見つからない」と唇をかみしめた。
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