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ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第4節(11日、駒場ほか)横浜Mはユースチーム出身の新人FW斎藤が公式戦初ゴールでチームを救った。1点を追うが、チャンスを決めらない嫌な雰囲気の中、後半25分から登場。そして38分、右からの低いクロスを遠いサイドでDFと競りながら右足で合わせた。「ああいう形を練習していたので」と振り返った。今月7日に19歳になったばかり。「一つ夢がかなったので、これからもっと試合に出て、もっと点を決めたい」と誓った。
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横浜Mの早野監督が激怒だ。一軍半のメンバーとはいえ、28日に行われた愛知学院大との練習試合に1-0辛勝。「こんなゲームを100回やっても実にならない。競争も激化しないし、1人1人の自覚も足りない。こんなんじゃ本番も期待できない」と投げやりとも取れる発言をした。チームは今季公式戦1勝1分け3敗(リーグは1勝2敗)。1-4で敗れた17日の神戸戦では「早野やめろ」コールが起こるなど周囲の目は日増しに厳しくなっている。“雑音”を封じるには31日の広島戦(広島ビ)に勝つしかない
後半37分、左CKから市川にヘディングシュートを決められると、横浜Mの選手はぼうぜんとなった。悔やまれる引き分け。早野監督は「勝ち点2を失ったという気持ちが大きい」と、険しい表情だった。

 21日の大宮戦で先発した松田、鈴木らを外すなどメンバーを入れ替えて臨んだ試合だった。前半25分に先制点を許したが、坂田、大島の2トップが激しく相手ボールに重圧をかける。前線からの守備でリズムをつかみ、後半10分に大島が同点ゴール。その1分後には坂田が勝ち越し点を挙げ、勝利に向かっている手応えはあった。

 今季は新加入の鈴木や外国選手がチームになかなかなじまず、苦しい内容の試合が続いている。山瀬功は「選手、フロント、スタッフがみんな重い雰囲気」と言う。

 リーグ戦を含めて4連敗は免れたと、結果を前向きにとらえられるか。「きょうは今までのように力を出せなかったわけではない。この試合を生かしたい」と早野監督。31日のリーグの広島戦で真価が問われる。
J1第3節第1日(17日、横浜M1-4神戸、日産スタジアム)横浜Mは神戸に1-4で大敗。前節の横浜FC戦黒星に続き、今季J1昇格組に連敗を喫した。前半37分にGK榎本の飛び出しが得点機会阻止と判定されて一発退場になる不運もあったが、ふがいない姿に観客席からは「早野やめろ!」の声も。早野新監督は「声は耳に入った。だが、逃げずに受け止めてやらないと」と悲壮な表情。主将のDF中沢は「コミュニケーションを取らないと、このままどこまでも転がってしまう」と唇をかんだ。
元サッカー日本代表監督で、昨季途中まで横浜M監督を務めた岡田武史氏(50)が8日、日本サッカー協会の特任理事に就任した。同日、東京・JFAハウスで行われた同協会の理事会で承認された。期間は来年3月末までの約1年間。

 日本協会では、以前から環境問題に深い関心を持つ岡田氏の申し出もあり、環境プロジェクトの立ち上げを決定。同氏はこのメンバーに名を連ね、主に環境活動を行う。ただ協会関係者は、同氏に技術部門での活動を求める可能性も否定はせず、将来的には競技現場への復帰もありえる。なお岡田氏はJOC(日本オリンピック委員会)のスポーツ環境アンバサダーにも就任する。
7日に27歳の誕生日を迎えた横浜M・FW大島が『横浜ダービー』(10日、三ツ沢)での今季初ゴールを誓った。「横浜FC戦で得点を取って、気持ちよく27歳のスタートを切りたい」。J2湘南との練習試合でのバースデー弾こそならなかったが、好機に絡むなど好調をアピール。FW鈴木が出場停止で先発のチャンス。98年、横浜Fでデビューした大型FWが古巣相手に歴史的な一発をお見舞いする。
今季から横浜Mに加入した元日本代表FW鈴木が、ソニー仙台(JFL)との練習試合で移籍後初ゴールをマークした。

 主力組で先発した鈴木は前半22分、接触プレーで鼻から出血。その16分後にMFマルクスの左CKを頭で合わせた。けがにもひるまず果敢に飛び込む“らしい”プレー。出場6試合目にして待望の初得点に「鼻は大丈夫。きょうは前半の終盤くらいから攻撃の形ができていたと思う」。先発が確実視される開幕・甲府戦(3・3、日産ス)へ、エースが覚醒した。


★松田が復帰

 昨年12月に右ひざ半月板の除去手術を行った元日本代表DF松田直樹(29)がソニー仙台戦で実戦復帰。体調不良で23日のJリーグプレスカンファレンスを欠席した日本代表DF中沢佑二(28)と肋軟骨損傷のGK榎本哲也(23)は主力組の前半に出場した。
昨年12月7日に右ひざ右ひざ半月板の除去手術手術した元日本代表DF松田直樹(29)が9日、宮崎合宿でチーム練習に部分合流。3月3日のJリーグ開幕・甲府戦(日産ス)に間に合う見通しとなった。
横浜Mは1日、早野新監督の“秘策”とともに宮崎キャンプを開始する。MF乾(野洲高)ら新戦力8人はJ新人研修で、いきなり最初の3日間不在。「もっと早くやればいいのに…」と早野監督は不満顔だが、詳細な自主トレメニューを8人に指示。研修中も夜に練習しておくよう“宿題”を与えた。また昨年までマネジャーが決めていた宿舎での部屋割りは、早野監督が中心に首脳陣で決定。鈴木と坂田のFWコンビが同部屋など首脳陣の意向を加えて選手間のコミュニケーション向上を図る。


横浜Mに新加入したU-22日本代表候補のMF乾(滋賀・野洲高)が17日、横浜市神奈川区の日産子安台寮に入寮。「うまい人がいっぱいいるので楽しみ。目標? 中村選手はうまいけど、プレースタイルが違いますから。早く試合に出ることが目標です」と抱負を語った。スコットランドプレミアリーグ・セルティックMF中村らが育ち、巣立った伝統の出世寮は、海外サッカーが視聴できるほか、大浴場や食堂を完備。初の1人暮らしとなる18歳の注目株が心強い前線基地からスタートする。
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