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横浜が天敵をエースの一発で沈めた。前半11分、左CKからFW渡辺がニアに飛び込んで頭で決めた。松永GKコーチが試合前に「相手は(CKの守備を)ゾーンで守ってくる」と分析。相手DFの動きをチェックしていた。渡辺はイメージ通りの今季8点目を「ラファエル(大宮FW)の前に入ってうまく頭で合わせられた」と笑顔で振り返った。

 今季初先発のMF河合も交代する後半33分まで攻守に貢献。再び痛めた右ひざの状態が心配されるが、代わって入ったDF田代らも最後まで集中を切らさず3戦連続完封でリーグで9戦勝ちがなかった大宮に初勝利。DF中沢も「苦手と言われた相手に勝てたのは自信になる」と手応えを口にしていた。


★「最も警戒」セットで失点…横浜に初黒星
大宮は、4―3―3でスタートした布陣がかみ合わず、すぐに4―4―2に修正。来日初戦となった16日の磐田戦でオウンゴールを“誘発”したFWラファエルの先発起用も得点にはつながらなかった。張外龍監督が「最も警戒していた」というセットプレーでの失点が響き、横浜にはリーグ戦10試合目の対戦で初黒星。7月以降の7試合は1勝3分け3敗で、オウンゴールを含めて3得点だけ。決定力不足は深刻だ。
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