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日本代表DF中沢佑二(30)が今季も横浜に残留することが13日、決定的となった。大宮から獲得オファーを受けていたが、関係者によると、慰留されていた横浜に残る意思を固めたという。今月31日で切れる契約を、年俸1億2000万円(推定)の2年契約で延長する見通し。14日に横浜市内のクラブハウスを訪れ、正式に残留の意思を伝える。

 今オフの移籍市場を最もにぎわせた中沢が、横浜に残留する決意を固めた。14日に代理人の田辺氏とともに、クラブハウスを訪れて正式に意思を伝える。1月31日で横浜との契約が切れる中沢には、30歳を迎えて移籍金がかからないこともあり、大宮と神戸が正式オファー。慰留する横浜との3クラブで争奪戦が繰り広げられていた。

 大宮は年俸1億5000万円、3年契約の巨額オファーを用意。高原(浦和)の1億4000万円を上回る現役Jリーガーの日本人最高年俸を提示し、渡辺社長、張外龍(チャン・ウェリョン)新監督が直接出馬して熱意を伝えた。神戸も大宮と同等の条件を提示して、安達社長が出馬。対する横浜は年俸1億2000万円の2年契約を提示していた。中沢は昨年末に神戸に断りを入れ、大宮と横浜の一騎打ちに。当初は1月10日までに結論を出す予定だったが「大きな決断になるので、じっくりと考えたい」と先送りしていた。

 横浜の松本チーム統括本部長は「まだ何も聞いていない」とした上で「うちはお金がないので心で勝負してきた。心が通じたか通じなかったかは、あすの答えで分かるでしょう」と自信を見せた。最終的には施設などの練習環境や7年間在籍する横浜への愛着が中沢の決断を後押ししたもよう。ボンバーヘッドが新シーズンもトリコロールのユニホームで迎える。
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