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J1第16節最終日は13日、3試合が行われ、横浜が4連敗でついに降格圏内の16位に突入した。ホームで新潟に0―1で敗戦。4月29日を最後にリーグ戦7戦白星なしの危機的状況となり、今季から就任した桑原隆監督(60)の進退問題に発展する可能性も出てきた。鹿島はFC東京に4―1で逆転勝ちし、浦和に代わって首位に再浮上した。14日は北京五輪代表メンバー18人が発表される。

 ゴールは最後まで遠かった。後半36分の中沢の右足ミドルシュートがバーにはじかれるなど、枠に嫌われたシュートは実に4本。相手の6本を大きく上回る26本のシュートを打ちながら運にも見放されて無得点に終わり、前半40分に左CKから許した失点を取り返すことはできなかった。桑原監督は「私のサッカー人生の中で4連敗は驚くことではない」と必死に前を向いたが、置かれた状況はあまりにも厳しい。



チームは4連敗で7戦白星なし。4月29日のホーム千葉戦に3―0で勝って以来、約2カ月半も勝利から遠ざかっている。前節から順位を2つ落とし、01年以来、7年ぶりにJ2との入れ替え戦に回る降格圏の16位に沈んだ。自動降格圏の17位札幌との勝ち点差は4。まだ第16節でリーグ戦の折り返し前とはいえ、クラブ発足以来のJ2降格の可能性も現実味を帯びており、松田は「どん欲さが足りない。優勝を争えるのは練習場だけ。環境が良すぎる」と自虐的に危機感を口にした。

 斎藤社長は「ついてない。選手はファイトしていた」と内容を評価したが、桑原監督の進退問題に発展しかねない状況だ。16日に神戸戦、20日に鹿島戦と試合が続くため、即解任の可能性は低いが、2試合の結果次第で解任に踏み切る可能性はある。すでに水面下で後任の人選も進めており、木村浩吉チーム統括本部長らの名前が候補に挙がっている。J創設期からリーグを支えてきた名門が窮地に立たされた。
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