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泥沼の4連敗を喫した横浜Mに再び指揮官の進退問題が浮上した。クラブ関係者によると、6日の川崎戦敗戦を受け、強化部は桑原隆監督を解任する方針を決断したが、翌7日に斎藤正治社長が指揮官と緊急会談し、土壇場で監督交代を見送っていた。しかし新潟戦も悪い流れを断ち切れず敗戦。フロント内では再度、解任論が持ち上がり、また社長の最終判断に委ねられることになった。

 ホームで迎えた新潟戦はどん底の状態を象徴するゲームだった。桑原監督は守護神の榎本に代え、21歳の秋元を初めて起用するなど、てこ入れしたが、前半40分にセットプレーから失点。相手の4倍以上となる26本のシュートを放つも、4度もバーやポストに嫌われ、J2降格圏内の16位に転落した。指揮官は「僕のやろうとしているサッカーはやってくれている。最後まで戦ってくれた選手には感謝している」と話しながらも、打開策は見えないままだ。

 連戦が続く状況で20日の鹿島戦まで桑原体制の動向を見守るプランもあったが、新潟戦の敗北で14日にも再び決断を迫られる事態に陥った。DF松田が「いいプレーをしたとかそういう言葉はいらない。とにかく結果が欲しい。やっているのは選手だし、1人1人がしっかりやらないと」と話すなど選手も必死。2001年にJ2降格を寸前で回避した名門が再び迎えた山場をどう乗り越えるのか。今こそチーム力が試されるときだ。
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