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目を疑いたくなった。後半41分、FW久保の左足シュートの跳ね返りをMF田中隼が右足でシュートした。ゴール内でDFパジンが懸命にクリア。ボールはゴールラインを越え、しかも手でのクリアだったが、主審も副審もゴールを認めない。一瞬にして横浜イレブンの目が血走った。ベンチにいるスタッフ、そしてゴール裏でアップ中の選手までもが審判に詰め寄って猛抗議。だが逆に途中交代していたDF河合、そしてディドGKコーチが退席処分を受けた。

 最終戦に望みを託す奇跡のゴールが幻に終わり、余計に焦りが募った。ロスタイムは異例の7分。だが、もう普通の精神状態ではいられない。逆にロスタイム4分目、中国代表MF鄭智にカウンターを喫し、絶望的な2点目を奪われた。終了の瞬間、ピッチに突っ伏し、つんざくような大歓声が選手の背中に突き刺さった。田中隼は「完全にハンド。あれがゴールじゃなかったらサッカーじゃない」と下を向いた。

 4月に反日デモが拡大し、厳戒態勢が敷かれた中での一戦。ボールボーイは時間を浪費するように、ゆっくりとボールを投げ返した。後半10分には負傷した相手を担架を運ぶ係員が安に暴言を吐き、小競り合いに発展。混乱の最中、安は顔面を殴打され、試合が約4分間中断した。危険はなかったが、確実にアウエーの洗礼を浴びた。

 だが実力も拮抗(きっこう)していた。3月9日のACL開幕戦となったホーム初戦を0-1で落としたのは大きな誤算。アウエーで絶対に勝たなければいけない状況に、自ら追い込んでしまった。DF松田は「相手も強かった」と力で負けていた部分も認めた。

 2年連続の1次リーグ敗退。日本で行われる記念すべき第1回世界クラブ選手権の出場もかなわなかった。「苦しい日程の中、よく頑張った。チャンスがあったら、またここに戻ってきたい」と岡田監督。Jリーグ王者は、世界への扉を開けることはできなかった。


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横浜久保7カ月ぶり復帰
2005年5月12日 20:50:25 日刊
横浜FW久保が腰部の椎間板(ついかんばん)ヘルニアから約7カ月ぶりに公式戦復帰した。後半30分から出場した。安、大島と3トップで猛攻を展開した同41分には左サイドを突破した安からのクロスを受け、左足を豪快に振り抜きシュート。だが惜しくもはね返された。「ハンド? 分からない。しようがない」とぶ然としていた。
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