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横浜の日本代表MF山瀬功が札幌戦で2得点を演出し、故郷札幌に錦を飾った。後半41分にCKでFW大島の同点ヘッドをアシスト。1分後には強烈なシュートでGKの手をはじき、こぼれ球を大島が押し込む決勝弾につなげた。

 前半38分には、完ぺきにコースをついた左足シュートがGKにはじかれるなど、ゴールが遠かった。それでも「入らなければ、入るまでやるしかない」と正確なシュートで得点を狙い続けたことが、大島の決勝点を生んだ。日本代表でも2月の東アジア選手権で2得点。国内トップの攻撃的MFとして認められた姿を、故郷でも披露した。

 苦難の道のりは札幌で始まった。札幌在籍時代の02年6月、同じ札幌ドームでの東京V戦で右ひざ前十字じん帯を断裂。それがきっかけで左ひざ同じん帯、椎間板ヘルニアと大けがを繰り返した。それ以来6年ぶりの同会場だった。

 そのトラウマも完全に吹き飛んだ。山瀬功は「こういう展開で勝てるのは、チームの力になる」。完全復活の背番号10が、横浜と日本代表を引っ張る。
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