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日本サッカー協会が、次期日本代表監督として元フランス代表監督で現在、同国サッカー協会テクニカルディレクターのエメ・ジャケ氏(64)に打診したことが7日、明らかになった。日本協会は、4月からジーコ監督の後任探しに着手している。ジャケ氏は、地元で開催された98年W杯で、フランス代表を率いて優勝に導いた。日本協会への返事は保留しているが、ジャケ氏が承諾すれば、世界の頂点に立った知将が日本を率いることになる。

 日本協会が白羽の矢を立てたのは、超一流監督だった。川淵三郎キャプテンの指示で、4月末から田嶋幸三技術委員長が次期監督の調査に着手した。3人以上に絞った候補の中から5月、ジャケ氏に監督就任を打診した。同氏から即答は得られなかったが、4年以上も親密な関係を維持していることなどから、前向きに進む可能性は十分ある。

 ジャケ氏は、日本と縁が深い。日本協会は今春に福島・Jヴィレッジに「JFAアカデミー」を開校した。そのモデルとなったのは、アンリやトレゼゲらを生んだクレールフォンテーヌ(パリ郊外)のナショナルフットボール学院(INF)だ。日本協会は昨年、INFとの提携に調印しているが、その仲介をしたのが同氏だった。

 ジャケ氏は、知将として知られる。チームの和を大事にし、選手との会話を重ねることで個人能力を最大限に引き出す能力にたけている。プラティニ監督が率いた代表チームが米国W杯予選(93年)で敗退したのを受け、98年の地元W杯を目指して就任した。カントナやパパンらのスター選手を外し、ジダン(アルジェリア)やアンリ(西インド諸島)ら、旧植民地や海外領にルーツのある選手を代表入りさせた。

 チームをつくり替えたことで就任当初は苦しい戦いが続き、地元マスコミからのバッシングはエスカレートした。だが、信念を貫いて批判をはね返し、96年欧州選手権で4強入り。98年W杯では同国を初優勝に導いた。レキップ紙が優勝紙面で、ジャケ監督に対する一連のネガティブキャンペーンを丁重に謝罪したという逸話もある。

 現在のW杯日本代表でアテネ五輪世代は駒野と茂庭の2人だけで、出場32カ国で最も少ない。10年南アフリカ大会に向けての世代交代は必至の状況で、そのプロセスを経験しているジャケ氏は適任といえる。00年には、02年W杯に向けて韓国とイングランドから監督就任のオファーを受けたが「チームをつくるのに2年は短い」と断った。しかし日本は「ポスト・ジーコ」として4年のプランで招請を目指していることから、同氏が8年ぶりに現場復帰する可能性は十分ある。
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