ジーコ監督認めた 久保“ＶＩＰ待遇”

日本代表のジーコ監督（５２）が２６日、代表復帰を果たしたＦＷ久保竜彦（２９）＝横浜Ｍ＝に関して“ＶＩＰ待遇”を用意することを明言した。

　久保は長期離脱の原因となっていた腰痛の再発を懸念し、米国遠征（２月５～１２日）での長時間のフライトに不安を示していた。ファーストクラスでの移動などの対応策が挙がっており、ジーコ監督は「以前も同じようなケースがあった。メディカルスタッフの判断だが、自分としては（本人の考えを）尊重したい」と腰痛再発の防止を最優先させる意向を示した。

　指揮官は同日、バカンス先の母国ブラジルから来日。日に焼けて充実した表情でＷ杯イヤーの始動を迎えた。現地でもブラジルと日本のＷ杯１次リーグ同組は注目されており、「私もブラジル国民として、最終的にはブラジルと日本が（決勝トーナメントに）上がってほしい」と話した。

　また、オランダ１部リーグで７得点と活躍中のＦＷ平山相太（ヘラクレス）の招集に関しては「とりあえず静観」と慎重な姿勢を見せた。