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横浜Mが開幕3戦目にして早くも崩壊した。17日に迎えたホーム神戸戦で、今季J1に復帰した相手に1―4と大敗。前半37分、GK榎本哲也(23)が一発退場するアクシデントもあったものの、今季のテーマである攻撃サッカーが沈黙したのが最大の原因。前節の横浜C戦に続き、昇格組に連敗を喫した。神戸は新加入FW大久保嘉人(24)が移籍後初ゴールなど2得点。視察に訪れた日本代表のイビチャ・オシム監督(65)に復帰をアピールした。

 本拠地のスタンドに、怒号が響いた。「早野! 辞めろ!」堪忍袋の緒が切れた横浜Mサポーターが、身を乗り出して叫ぶ。前節は横浜ダービーに敗れ、神戸にも大敗。J1昇格組に喫した屈辱の2連敗に、試合後は大ブーイングに包まれた。

 まさに惨敗だった。今季のテーマ・攻撃性を追求するために前線には3人のFWを配置。試合前日に起用が決まった18歳の新人FW斎藤も右のFWで必死に走り回った。個々は局面を打開しようと必死に動くが、チームとして機能しない。

 前半37分、GK榎本が一発退場。しかし、10人になったことだけが、大敗の原因ではない。榎本の退場前から決定機はほとんどなく、相手FW大久保らにチャンスを作られた。皮肉なことに、10人になった直後に勢いが出て、前半42分にはFW鈴木の右クロスからMF上野が同点弾をゲット。だが、牙をむいたのはそこだけ。上野は「得点は会心だったけど、勝たなきゃね。やろうとしていることがみんなバラバラ」と悔しがった。

 後半20分には途中出場のGK高桑の不用意なパスミスで追加点を献上し、さらにカウンターから2失点。FWマルケスらの負傷離脱による戦力面のダウンはあるが、それ以前に攻撃的なサッカーを体現できていない。早野宏史監督(51)は一貫して攻撃的な姿勢を強調し、積極的に若手も起用するが、3戦目にして上昇の兆しは見えてこない。

 「サポーターの不満の声は耳にした。起こったことをしっかり見て、受け止めないと」と指揮官。左伴繁雄社長は試合後、強化部の緊急会議を開き、20日までに敗因の分析リポートの提出を求める一方、「人事の問題じゃなく、時間の問題。我慢しなきゃいけない」と話した。今季は、リーグ序盤戦で昨季の上位陣との対決がない。裏を返せば、序盤の取りこぼしは最終的にJ2降格の危機にもつながる可能性もある。横浜Mは早くも正念場を迎えた。
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