マリノス記事を日々収集
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ゴールめがけて懸命に駆けた。MF遠藤の右CKから、山瀬がシュートを放つ。低い弾道が相手DFラインを抜けた。タイミング良く走り込んだのはDF中沢だった。「どんな形であれ、あそこは詰めるっていうのは決まりだと思う。無心で走った」後半23分、左足で合わせたシュートはGKの脇下をすり抜け、先制点となった。
待望の岡田ジャパン第1号。無得点に終わった初戦のチリ戦から数えて158分。「第1号? たまたま。ただ、監督はセットプレーが大事と言っていたし、そこから点が取れたというのはいいことだと思う」と中沢。その献身的なプレーが、止まっていた針を動かした。
この日も人一倍走った。後方から味方選手を追い越して、攻撃の幅を広げた。その動きは、オシム・ジャパンで基礎となったものだ。岡田監督となり、ショートパスをつなぐ戦術を意識し過ぎることで、逆に行き詰まった部分もある。理想はオシム前監督が1年半を費やして築いたベースの上に、岡田監督の戦術を上積みすること。「うまく融合させればいい」そんな思いを自ら実践した。
試合後、上唇の裏にはどす黒い血がこびりついていた。190センチを超える巨漢と渡り合い、何度もひじ打ちを受けた跡。その傷も国際Aマッチ68試合で12点目という経験豊富なDFにとっては勲章だ。次はいよいよW杯予選。「本当に大事なのは次。W杯予選は見えないプレッシャーがある。精神的な強さが求められる」そう言って強い決意をにじませた。
待望の岡田ジャパン第1号。無得点に終わった初戦のチリ戦から数えて158分。「第1号? たまたま。ただ、監督はセットプレーが大事と言っていたし、そこから点が取れたというのはいいことだと思う」と中沢。その献身的なプレーが、止まっていた針を動かした。
この日も人一倍走った。後方から味方選手を追い越して、攻撃の幅を広げた。その動きは、オシム・ジャパンで基礎となったものだ。岡田監督となり、ショートパスをつなぐ戦術を意識し過ぎることで、逆に行き詰まった部分もある。理想はオシム前監督が1年半を費やして築いたベースの上に、岡田監督の戦術を上積みすること。「うまく融合させればいい」そんな思いを自ら実践した。
試合後、上唇の裏にはどす黒い血がこびりついていた。190センチを超える巨漢と渡り合い、何度もひじ打ちを受けた跡。その傷も国際Aマッチ68試合で12点目という経験豊富なDFにとっては勲章だ。次はいよいよW杯予選。「本当に大事なのは次。W杯予選は見えないプレッシャーがある。精神的な強さが求められる」そう言って強い決意をにじませた。
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