忍者ブログ
マリノス記事を日々収集  
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ゴールめがけて懸命に駆けた。MF遠藤の右CKから、山瀬がシュートを放つ。低い弾道が相手DFラインを抜けた。タイミング良く走り込んだのはDF中沢だった。「どんな形であれ、あそこは詰めるっていうのは決まりだと思う。無心で走った」後半23分、左足で合わせたシュートはGKの脇下をすり抜け、先制点となった。

 待望の岡田ジャパン第1号。無得点に終わった初戦のチリ戦から数えて158分。「第1号? たまたま。ただ、監督はセットプレーが大事と言っていたし、そこから点が取れたというのはいいことだと思う」と中沢。その献身的なプレーが、止まっていた針を動かした。

 この日も人一倍走った。後方から味方選手を追い越して、攻撃の幅を広げた。その動きは、オシム・ジャパンで基礎となったものだ。岡田監督となり、ショートパスをつなぐ戦術を意識し過ぎることで、逆に行き詰まった部分もある。理想はオシム前監督が1年半を費やして築いたベースの上に、岡田監督の戦術を上積みすること。「うまく融合させればいい」そんな思いを自ら実践した。

 試合後、上唇の裏にはどす黒い血がこびりついていた。190センチを超える巨漢と渡り合い、何度もひじ打ちを受けた跡。その傷も国際Aマッチ68試合で12点目という経験豊富なDFにとっては勲章だ。次はいよいよW杯予選。「本当に大事なのは次。W杯予選は見えないプレッシャーがある。精神的な強さが求められる」そう言って強い決意をにじませた。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
QRコード
アクセス解析
カウンター
忍者ブログ [PR]
ブログパーツ ブログパーツ レンタルCGI