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岡田ジャパンが3発で2戦目にして初勝利を飾り、南アフリカW杯アジア3次予選初戦のタイ戦(2月6日)に向けて弾みをつけた。横浜M監督時代に岡田武史監督(51)のもとで戦ったDF中沢佑二(29)が後半23分、先制点を挙げると、“愛(まな)弟子”MF山瀬功治(26)=ともに横浜M=がさらに2点を追加。イビチャ・オシム前監督(66)の視察する中、新指揮官は順調なチーム作りにしっかりとした手応えを得た。

 表情を微動だにしなかった。3―0の勝利の瞬間も、スコアレスドローのチリ戦の時と変わらなかった。岡田監督は「両方の試合での目標については、うまくいったかは別としてチェックできたと思う」と平然と言った。タイ戦に向けて自らの頭で描いていたものはテストをやり切ったという。

 動じなかった。前半33分にFW巻が負傷。「迷いなく」投入を決めたのが山瀬だった。札幌監督時代に才能を見いだし、横浜M監督の2005年には左ひざじん帯負傷からリハビリ中の山瀬を2億5000万円もの移籍金で獲得した岡田監督の“申し子”は後半に2得点。「彼の特徴は技術もありパスも出せるが一番は点に絡むところ。今日はそれを出してくれた」と喜んだ。

 1点目は前日入念に行ったセットプレーから横浜Mの中沢が、3点目は札幌時代に起用した播戸がアシストし点に絡んだ。オシム前監督が視察したことに「注意を払うゆとりはない。全然気にしていない」と指揮官は動じない。周囲が注目する中で90分間のさい配は自己流でマイペース。決戦で求められる判断力と正確さは衰えていなかった。

 ピッチの外でも動じなかった。チリ戦は無得点に終わり、攻撃の形も作れなかった。その直後、親しい関係者と会談したが、同関係者は「少しは慌てているかと思ったら全然。余裕があった」と証言する。選手にも「いろいろ言われているかもしれないが自分たちのやり方を信じてほしい」と伝えた。

 実際「チリ戦も悪いとは思っていない」と言っていた。「ミスがなければやろうとしていること自体は問題なかった」。タイ戦に中村俊輔(セルティック)は招集できなくなった。だが2試合で代えたフィールド選手は山岸と大久保だけ。そのメンバーで「組織で崩す」形を表せた。高原も「今までは一部分だけでサッカーをやっていたが、今日はボールが動くとみんなが反応した」と2試合目での進歩を口にする。

 もちろんタイ戦に油断はない。引いてカウンター狙いの相手に「もっとリスクを冒して勝負をかけないといけない」と課題はある。残りは6日。勝ち点3が求められる戦いに向けて指揮官は自分の信念でチームを決戦へと導く。
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