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 横浜Mが、けがの治療や疲労回復に効果があるとされる高圧酸素カプセルの全面使用禁止を決めたことが1日、分かった。同カプセルがドーピングに抵触する恐れがあるために、日本オリンピック委員会(JOC)が北京五輪への持ち込み禁止を打ち出したことから、自主規制に乗り出すクラブが続出。川崎のFW我那覇和樹(27)が受けた静脈注射がドーピング禁止規定違反とされて大混乱に陥っており、クラブが敏感に反応した格好。日本代表選手の中にも使用者がいるとあって、9月からのW杯アジア最終予選にも影響を及ぼしそうだ。

 横浜Mが高圧酸素カプセルの全面禁止に踏み切った。すでに選手に通達し、クラブハウスに2台あったカプセルを倉庫に“封印”した。02年から導入して多くの選手が愛用していただけに、チーム内にもショックが広がった。

 同カプセルに関しては酸素の摂取、運搬、供給が人為的に促進する可能性があり日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が世界反ドーピング機関(WADA)の定める国際基準に抵触、ドーピング違反となる恐れがあるとして使用自粛を呼びかけており、JOCも北京五輪への持ち込みを禁止する方針。横浜Mの工藤敏治ドクター(39)は「今、世の中が違法じゃないかという流れになってきている。他クラブの状況も踏まえて判断した」と説明した。

 サッカー界がドーピング問題に敏感になる理由がある。Jリーグは昨年5月、川崎FW我那覇が静脈注射を受けたとして6試合の出場停止処分を科した。今年5月、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定により、我那覇の無罪が証明されたが約1年間、我那覇や所属する川崎は多大な損害を被る結果となった。

 Jリーグは同カプセルの使用について、各クラブに判断を委ねている段階だが、我那覇問題を憂慮した東京Vが昨秋にいち早く使用を自粛。先月から自主規制に踏み切るクラブが相次いでおり、横浜Mの工藤ドクターは「採血などで反応が出るものではないが、選手に迷惑をかけられない」と話した。

 使用禁止に困惑する選手は少なくない。横浜Mの日本代表DF中沢は疲労やけがを癒やすため、週2回は使用しているが、W杯アジア最終予選を前にした突然の使用禁止に、「これからどうするのか。代わりになるものを探さないといけない」と厳しい表情を浮かべた。

 ◆高圧酸素カプセル 患者がカプセルの中に入って密閉し、気圧を上げて酸素を送り込むことで、新陳代謝や身体機能を向上させる。02年のサッカー日韓W杯直前に左足甲を骨折したベッカムが使用し、驚異的な回復で復帰したことから、通称で「ベッカムカプセル」と呼ばれることが多い。
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