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横浜Mの元日本代表FW鈴木が甲府戦の終了間際に2枚目の警告を受けて無念の“退場デビュー”。タッチラインを割ったボールを少しだけ蹴り出したところ、片山主審が遅延行為と判断。試合後は怒りを爆発させた。

 矛先は前半8分の警告。競り合った際に相手選手に腕が当たり、いきなりイエロー。主審からは「手を上げて競ったら全部警告を取るぞ」と忠告されたが納得できなかった。「そのプレーを見て判断して警告を出すのが普通なのに、最初から全部イエローなんておかしな話」と語気を強めた。

 1月までレッドスター・ベオグラードに所属。過去にはベルギー、日本代表と数多く海外で試合を経験。「ちょっと接触したらファウルだし、そんな基準でやってたら世界レベルに通用しなくなっちゃう」と2年ぶりのJの判定に、クラブ側にも抗議するよう求めた。

 開始5分には右サイドでボールを持ち、左に展開。MF長谷川を経由してMF山瀬功の先制点を呼んだ。積極的に守備に走り、つぶされながらも攻撃の起点を作った。無念の退場に終わったが、鈴木らしさが横浜Mに白星スタートを切らせた。
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