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2009年を振り返って見れば、その結果には決して満足できませんが、徐々にチーム状態も良くなり、選手たちは本当によくやってくれたと思っています。
負けの数は上位陣とそれほど変わらないので、多くの引き分けをいかに勝利へもっていけるか、競った試合でいかに勝ちきるかが、特に今後の課題でしょう。

選手起用については、いろいろと批判も頂きましたが、就任当初から言い続けてきた「コンディションの良い選手を使う」、「サッカーはシステムだけでするものではない」という信念は貫きました。結果的に、出場機会を得た若手が多くいたのであって、始めからベテラン、若手といった年齢カテゴリーを踏まえてのことではありません。
ただ一方で、やはり試合の中でしか得られない経験は本当に大きい。
それは選手たちが成長していく過程で欠かせないものです。
そうした意味では、来シーズン以降のF・マリノスを支え、将来の日本代表も目指せるいくつかの「芽」を育てることができたシーズンだったのかもしれません。

繰り返しになりますが、私は年齢や、過去の実績による選手への先入観には縛られません。
頑張った選手名や、選手たちへのコメントを求められるのであれば、全員の名前を出したいところです。
しかしシーズンを終えた今、中でも、中澤、松田、河合、清水の4名を挙げないわけにはきません。
彼らの牽引力がなかったら、今のチームはなかったと、本当に感謝しています。

志半ばの思いは強く、チームを去ることは残念ですが、昨年、そして今年、共に戦った選手たちが中心になって、大好きな横浜F・マリノスで、「自分のためにサッカーをする」ことを思い続けてほ
しい、そして必ずもう一度、優勝を味わってほしいと心から願っています。

いつも応援を下さったF・マリノスサポーターの皆さんには、勝負の厳しさを改めて教えてもらうこともありましたが、皆さんの熱い声援がどれだけ勇気を与えてくれたか、言葉では言い表せないほど感謝しています。
これからも、クラブと共に成長していけるような存在であってほしいと思っています。

私は、日産サッカー部時代を含めて、25年間をこのクラブと共に歩んできました。
現役時代、コーチ、1999年から立ち上げたふれあいサッカープロジェクト、関東学院大学、マリノスフットボールアカデミー、トップチーム、そしてホームタウンや全国で出会った全ての人たち。
子どもでも、大人でも、男性でも女性でも、ハンディキャップを持っていても、「サッカーがうまくなりたい!」という気持ちはみんな変わりません。
それはプロ選手であっても同じです。

サッカーは遊びです。
ボールを蹴るのが楽しい。
仲間とピッチを走り回るのが楽しい。
プロの試合を観戦するのが楽しい。
楽しいから遊ぶのでしょう。

それで、いいのです。

サッカーが楽しい、その気持ちをいつまでも忘れないでください。
そして横浜F・マリノスを、いつまでも応援してください。

我が横浜F・マリノスは永遠に不滅です。
本当にありがとうございました。


2009年12月
横浜F・マリノス
木村浩吉
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