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リーグ1部(J1)の横浜Mは14日、成績不振を理由に桑原隆監督(60)を解任し、後任に木村浩吉チーム統括本部長(47)を迎えて新たなスタートを切った。

 桑原監督の進退が懸かった13日の新潟戦で敗れ、チームはリーグ戦中断明けの磐田戦(6月28日)以降、公式戦4連敗。14日午前、斎藤正治社長と桑原監督が会談し、解任の結論が出た。結城治男コーチ(45)も退団した。

 後任人事について斎藤社長は「シーズンが進んだこの時期に外部から新規に、というのはリスクが高い。(木村新監督は)今季のチームをずっと見ていいところ、弱点を把握している」と就任を要請した理由を語った。

 16日に初戦を迎える木村監督は「時間はあまりないが、自分ならここを修正したいという部分が何カ所かある」と話し、チーム再建に自信を見せた。契約期間は2009年1月31日まで。



監督の交代劇で、選手はそれぞれに低迷脱出を心に誓っていた。

 木村新監督は早速、この日から指揮を執り、笑顔で声を張り上げ、明るいムードをつくった。約1時間の練習を終え、主将のMF河合は「新たなスタートでいい練習ができた。若手にとっては初めての経験で動揺もあるようだ。レギュラー争いが始まり、ベテランにも危機感はある」と違いを話した。

 この日は13日のスタメン組は軽い運動で終了。ゲームキャプテンのFW大島は「低迷の責任は桑原さんだけにあるわけじゃない。木村さんは調子のいい選手を使うと話していたので、競争をいい刺激にしたい」と静かに意欲をかきたてていた。
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