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「技術うんぬんより、気持ちで勝ちたかった」。込めた思いとは裏腹に、後半19分のそのシュートは技巧的だった。自陣から約50メートルをドリブルで独走し、20メートルを超えるループシュート。DF松田の放った勝ち越し弾が、同点とされ沈んでいた空気を一掃した。
 シーズン前、主将を任された松田は繰り返した。「開幕から断トツで優勝したい」。有無を言わさぬ結果で自らの存在を際立たせること。そこには王座奪還はもちろん、遠ざかる日本代表への思いも重ねられていた。
 リーグ戦は開幕から4連勝と滑り出したは良かったが、その後は1分け4敗。試合のたびに松田は繰り返した。「おれのせい。おれがもっとしっかりしていれば」。その姿は、結果の出ないいら立ちの矛先を自らに向けることで、焦燥感をどうにか収めようとしているようだった。
 この日は日本代表ジーコ監督が視察に訪れた。「代表に入ることより、チームで結果を出すことが大事。マリノスはまだ終わらない」。そう語った後、「(代表も)最後まであきらめない。選んでくれたらいいけど」。心はまだ折れてはいない。
 思いを込めた主将の一発。不振脱出の契機とするには、申し分ない鮮やかさであった。

◆初出場塩川が活躍
 横浜Mは、ドゥトラが離脱した左MFの位置で塩川が今季初出場。先制点の起点となるなど仕事をした。
 前半21分にMF狩野とのワンツーで左を抜け、鋭いクロス。これが田中隼の先制弾へつながった。絶妙なパスだが、本人は「相手を抜くのが面倒だったから上げてしまいました」と控えめだった。
 初出場でフル出場。その奮起ぶりに主将松田は「ドゥトラ以上の働きをしてくれた」と絶賛。塩川は「次また出られるか分からないけど、チャンスがあれば全力を尽くす」と誓っていた。

◆中西が今季公式戦初出場
 2月に足首を負傷した横浜MのDF中西が今季公式戦初出場を果たした。
 スタミナ切れのマグロンの代わりに後半15分から守備的MFで登場。持ち前の泥臭いプレーで要所をつぶして回り、後半25分には転びながら相手と競り合ったせいで、後頭部をけられる一幕も。「出るとああなるんですよね。足も削られるし」と苦笑いで振り返った。
 岡田監督は「ベテランだけあって、最低限のことはやってくれる」と合格点。けが人が増える中、心強い万能選手が帰ってきた。
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