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悔恨の想いとともに公式戦初ゴール
 3年目のDF田中裕の公式戦初ゴールは、悔しい思いとともに刻まれた。

 0-2の後半27分。センタリングのこぼれ球を右足で豪快にゴールへけり込んだ。「気持ちで入れた得点。絶対に決めるつもりだった」

 前半21分に痛恨のオウンゴールを許し、「チームに大きなダメージを与えてしまった」と田中裕。汚名返上の一発も結局は勝利につながらず、「あの失点があったから前へいけた。この気持ちを常に持たないといけない」と反省することしきりだった。


早野体制らしさで幕切れ
 成果と課題が相半ばした早野監督のラストゲームにふさわしい幕切れといえた。0―2の後半、1人少ない敗色濃厚な状況から追いつき、延長戦に持ち込んだ。「10人で追いつけたことで、意地は見せられたと思う」。結局は5失点の大敗も、ロスタイムの同点弾を見舞ったFW大島のコメントは、あながち強がりとも言えなかった。

 19本のシュートを浴びたGK榎本も「これが限界」と力不足を認めながら、「去年よりは粘り強くなれている」と前を向いた。

 早野監督がこの1年説いてきた「ハードワーク」は窮地でこそ生きた。同点の口火を切ったのが3年目のDF田中裕のプロ初ゴールという事実も、若手を積極的に起用してきた采配(さいはい)の一つの結実だった。

 だが一方で「ならば」という思いに駆られてしかるべきだろう。前半のみでベンチに退いたMF狩野は「最初から全力で戦う姿勢を出すべきだった」と悔しそうに唇をかんだ。

 チームを去る指揮官は「チームの土台はできた。0―2で負けて帰るより、追いついて、負けた悔しさを来季の弾みにしてほしい」と締めくくった。やり尽くした思いを誰も持てぬまま、やはり早すぎるラストゲームだった。
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