忍者ブログ
マリノス記事を日々収集  
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

渡辺、初ヒーローに笑顔得点王争い首位浮上
 スーパールーキーFW渡辺が、FW山瀬功に負けじと2得点で初勝利に貢献。これで通算4得点とし、得点王争いでもリーグ首位に立った。

 前半2分は国見高、早大時代からの先輩、MF兵藤がゴール前で落としたところを豪快な一発。同21分の2点目は、元日本代表DF宮本を左手一本で押し込みながら、GKの頭上をループで抜く技ありのゴールだった。硬軟さまざまな得点パターンを持つのが、ゴール量産の秘(ひ)訣(けつ)だ。

 開始3分でプロ初得点を挙げた開幕戦以来、リーグ戦のホームゲーム3戦すべてでゴールを決める勝負強さ。だがこれまでは勝ち星につながらなかった。それだけに初めてのヒーローインタビューに破顔一笑。「(プロ初勝利まで)7戦? 長かった。きょうは何が何でも勝ちたかったので自分で決められてうれしい」と喜んだ。


「存在」示したエース
 FW山瀬功がボールを持つたび、桜吹雪舞う快晴のスタジアムに、にわかにゴールの香りが漂い始める。立ちはだかるものすべてを吹き飛ばすようなドリブル。後には鬱憤(うっぷん)も停滞感もない。残ったのは、横浜Mに訪れた1カ月遅れの「春」だった。

 1点リードの前半18分。ハーフウエーすぎでFW狩野のパスを受けると、一直線にゴールに向けて走りだす。相手DFは瞬時に置き去り。勢いそのまま右足を振り抜き、神戸ゴールを撃ち抜いた「イメージ通り」の一撃。後半3分にもダメ押しの4点目を決め、3得点しながら追いつかれた柏戦の悪夢を一掃した。

 今季の公式戦6戦。「ボール保持はできていても、相手が守る周りでボールを動かしていた。シュート数は多くても、ロングが多かった。崩しきる形はなかった」。いくら「内容はいい」と繰り返しても、勝てないのには理由があったのだ。

 ひたすらゴールだけを目指す。それが背番号10のスタイル。特定の選手への依存を嫌い、チーム戦術に従うことを求める指揮官とは時にぶつかったが、それでも山瀬功はぶれない。初勝利の後には木村監督も「一人で突破できる彼の力は重要だと思った」と認めた。

 敵も味方も、誰もが認める山瀬功の「怖さ」。思慮深いエースは「きょうだけですべてを判断するのは早い」と慎重な姿勢を崩さないが、自らの存在意義を証明してみせた2得点だった。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
QRコード
アクセス解析
カウンター
忍者ブログ [PR]
ブログパーツ ブログパーツ レンタルCGI