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岡田体制が崩壊した横浜Mは、アウエーの京都戦で4―0と快勝し、7月30日の新潟戦以来、約1か月ぶりの勝利を飾った。今節から指揮を執った水沼貴史新監督(46)の采配(さいはい)がズバリ当たり、FW久保竜彦(30)の141日ぶりの得点で先制すると、11試合ぶりに出場したMF奥大介(30)らも得点。日本代表MF山瀬功治(24)の2得点2アシストの活躍もあり快勝した。

 ピッチ上で横浜Mイレブンの笑顔がはじけた。後半6分、山瀬の左ボレーで2点目が決まると、選手がサイドライン沿いに横一列に並んだ。両腕で揺りかごのポーズをつくり、体を揺らす。その中心にMF河合がいた。今月16日、第1子となる長男・唯斗くんが誕生したことを全員で祝福した。暗闇でもがき苦しんだチームに明るい光が差し込んだ瞬間だった。

 前節の大宮戦で敗戦後、4季目の岡田武史監督が辞任。水沼コーチの監督昇格が電撃決定した。短い調整時間の中で、水沼新監督は今までのベースを保ちつつ、細部で工夫を凝らした。MFマグロンを外し、11試合ぶりの出場となるMF奥を起用。試合前のミーティングでは各選手の特徴を挙げ、それぞれの武器を再認識させた。そして奥には久保との連係の良さを言い聞かせた。

 前半31分、その奥が先制点の起点となった。敵陣で山瀬に縦パスを送ると、そこから久保に渡り、ゴールが生まれた。「初心に返って自信を持ってプレーできた」と奥。4月8日の大宮戦以来となる得点を挙げた久保は「とりあえずホッとした」という。2得点2アシストと発奮した山瀬は「みんな気持ちが入っていた」と振り返った。

 新監督は今季の指揮を保証されていない。30日の甲府戦までの2連戦で結果が出なければ、進退問題が浮上する可能性も秘めていた。その重圧の中で、指揮官は「楽しくやろう」と訴え続けた。「負け始めたら、自分の責任になることは覚悟している。覚悟しているから『楽しくやろう』って言えるんだと思う」と胸の内を吐露する。その強い決意は間違いなくチームの雰囲気を変えた。

 「岡田さんには、(勝利を)ささげたいというか…。『とりあえず1回勝ちましたよ』って伝えたい」と水沼監督。プロ監督としての挑戦が今、始まった。
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