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●木村和司監督(横浜FM):

「まずは最初に、朝起きて、雪でびっくりして、こっちに来たらピッチが本当にいい状態であることに驚いて、本当にスタッフ、ボランティアの方に感謝の気持ちでいっぱいですし、それに応えようとしてたんですけど、なかなかいいサッカーをさせてもらえなかった。やはり、山形さんの頑張りというのが、1回対戦してわかってるんですけど、なかなか自分たちのサッカーをさせてもらえなかった。また、自分たちのやろうとするサッカーが最近、攻撃のほうでドキドキ感とかワクワク感が出せないというか、ボールに対するサポートであるとか、いい連動ができなかった。あんな形というか、ただ勝っただけというか。その喜びは持ってていいのかなと。これで2日休んで、頭切り換えて、また鹿島戦に向かっていかなきゃいけない。その切り換えというのもちゃんとしていかなきゃいけないかなと。まあでも、サッカーができて、試合ができて本当によかったなと。ありがとうございました」

Q:中村俊輔選手のコンディションは万全ではないと思いますが、あの時間までの出場というのは監督のなかではどういう…。
「まあ、いっぱいいっぱいだね。やっぱり、今日のプレーはほとんど彼にとってはサッカーしてないというか。ただ、ああいうセットプレーでああいうひらめきというか、ああいう低いボールを使って、坂田を使ってというのは彼らしいかなと。やっぱり決定的な仕事をするなと。2日休んで、いいコンディションで強い相手に臨みたいですよね」

Q:特に前半は山形のブロックを崩せない感じでしたが、山形のディフェンスは崩すのが難しかったという印象でしょうか?
「この前も(ヤマザキナビスコカップで)対戦したばっかりで、それでできてなかった。間、間での顔出しができてない。ボールをもらう動きと引き出す動きでそれをサポートしていく。出し手のほうもあまりよくなかったなと思います。まあ、最近は異常気象でね、寒いサッカーしよるよ。もうちょっと暖かくなってほしいね」

Q:今日は先発メンバーを大幅に入れ替えて、それでも勝点3を取ったことについてはいかがでしょう?
「大幅に入れ替えた気はないんだけど、本当に勝点が欲しかったんだろうね、選手たちはね。ディフェンスは最後まで集中してできたのかなと。そのぐらいしかないですね」


中村俊輔 選手(横浜FM):
「苦しい時間にセットプレーで取れて、勝点を取れたのは大きかったです。ただ、もうちょっと詰めていかなきゃいけない部分はあるかなと思います。ビルドアップしてからの3分の1、そこでイメージが少し乏しかったかなと」

Q:代表のセルビア戦から戻って初の先発でしたが、
「体のキレ的なものはキレてるので、あとはサイドバックとかフォワードの選手と絡んで、チーム全体で最後のところまで行ければ。そのへんが少し…。湘南戦と川崎F戦、あれぐらいの迫力がないと。そのへんのイマジネーションだったり走りが足りないと思います」

Q:セットプレーの場面は?
「ファーに最初蹴ろうと思ったんですけど、勇蔵とボンバーがファーに流れて。相手の人数も多かったので、坂田に狙うというよりは、なるべく壁の頭の上低いところを越えてニアで、もしサカティーのところで触れなくても、その次に誰かが触れるかなと。そういうボールを狙ったら、坂田がいいヘディングをしてくれました」

●坂田大輔 選手(横浜FM):
Q:ゴールシーンは中村選手とアイコンタクトがあった?
「全然ないです。でも相手もボンバーと勇蔵を警戒するだろうし、逆に俺は中で競ってもなかなか厳しいところがあるから、相手よりも前に出ようと思って。別にそういう合わせはやってないんだけど、俺が中でやっても勝てないなと。ニアに蹴ってくれた俊輔さんのお陰だと思います。ボールがよかったです」
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