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接近・連続・展開など関係ない。ただ勝利だけが欲しかった。ゴール前へ突進したのはDF中沢。後半23分、遠藤のショートコーナーから山瀬のシュートがゴール左に流れてきた瞬間、体を投げ出して左足を伸ばした。1―0。岡田ジャパン2戦目で待望の初ゴールを挙げたのは、日本代表通算12得点とDFの最多記録を更新中の“岡田チルドレン”だった。

 「ゴールはたまたま。どんな形であれ、あの場面なら決めるのが当たり前。思い切って走った」

 今の中沢があるのは岡田監督の存在が大きかった。さらなる成長を求めて02年に東京Vから横浜へ移籍。背伸びしてプレーしようとする中沢に当時、横浜を指揮していた岡田監督は言った。「得意なプレーをやれ。おまえにはスルーパスやドリブルなんて期待していない。得意なプレーを試合で出せば、自然にほかのプレーもできるようになる」。その言葉を素直に聞いた中沢はヘディングを極め、苦手としていた足元のプレーも自然にレベルアップした。03、04年のリーグ連覇で勝者のメンタリティーも身につけ、日本の守備の要としての地位を築いた。

 初陣のチリ戦に続き、この日も個人のパフォーマンスは安定。平均身長で7センチ上回るボスニア・ヘルツェゴビナに対し、1対1でも負けない強さを発揮した。「きょうの試合で満足してはいけない。残り3分の1のところでセーフティーに走っている。もっと相手の嫌なことをやらないと」。満足はしていないが、自らのゴールで初勝利という恩返しができた。

 06年のW杯ドイツ大会を最後に一度は引退を決めたが、昨年から代表に復帰。オシムジャパンでは13試合すべてにフル出場した。岡田監督就任後の指宿合宿では練習試合でチームがパッとせず、不安もあった。だが「やろうとしていることに、みんなが必死に取り組んでいる」と前向きに考え、時には若手をからかってチームの雰囲気を盛り上げた。「きれいにサッカーするだけじゃ勝てない。もっと泥くさく。大事なのは次ですから」。岡田ジャパンでも中沢の強さが大きな力となる
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