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J1は11日、リーグ戦を再開し、各地で7試合が行われた。横浜―横浜FCの横浜ダービーは、ホームの横浜が怒とうのゴールラッシュ。FW大島秀夫(27)が4得点と大爆発し、MF山瀬功治(25)、山瀬幸宏(23)による3度目の兄弟ゴールが飛び出すなど、チーム史上最多の8得点で大勝。5万3916人の大観衆の前で、前回の横浜ダービーで敗れた借りを返した。
チームの歴史をダービーで塗り替えた。取りも取ったり8得点。10年ぶりの最多得点更新の立役者は、FW大島だった。前半30分に相手GKがファンブルしたボールを頭で押し込み先制すると、その後は左足、左足、右足で計4得点。05年3月12日のC大阪戦の3得点を上回り、自身の記録も更新した。
「先制点が大事だと思っていたが、最初の得点はラッキーだった。絶対に勝ちたいと思っていたから、よかった」。大島が横浜フリューゲルスでプロデビューしたのは98年3月21日の横浜M(現横浜)戦。当時は5万超の観衆に「完全に浮足立っていた」というが、9年半後にサポーターの期待に応えた。FWが10試合ぶりに得点を決めればチームの士気もアゲアゲ。FW坂田が追加点を挙げると、山瀬兄弟は3度目の兄弟ゴール。日産スタジアムは“花火大会”となった。
クラブの威信をかけた一戦だった。前回は絶対的優位とみられながら0―1で敗れた。クラブではその1週間後に「トリコロール宣言プロジェクト」を立ち上げ、日産スタジアムを満員にする計画がスタート。約1500万円の経費を計上し、告知ポスターには「最後のダービー」と記して下位に低迷する横浜FCを挑発した。大一番に向けてサポーターも団結。14の団体が手をとり、赤、青、白の3色を巧みに使い分け、日産スタジアムをトリコロールに染めた。
後半37分の失点で、4試合連続無失点のチーム新記録はならなかったが、リーグ戦ではチーム歴代2位の大観衆に、横浜の存在感を見せつけた。「僕らがいいものを見せることで、サポーターも喜ぶ。まだまだ試合もあるし、引き締めていきたい」と中沢主将。横浜ダービーは新生横浜のスタートでもある。6位に浮上したチームは、逆転Vの可能性を信じて走り続ける。
チームの歴史をダービーで塗り替えた。取りも取ったり8得点。10年ぶりの最多得点更新の立役者は、FW大島だった。前半30分に相手GKがファンブルしたボールを頭で押し込み先制すると、その後は左足、左足、右足で計4得点。05年3月12日のC大阪戦の3得点を上回り、自身の記録も更新した。
「先制点が大事だと思っていたが、最初の得点はラッキーだった。絶対に勝ちたいと思っていたから、よかった」。大島が横浜フリューゲルスでプロデビューしたのは98年3月21日の横浜M(現横浜)戦。当時は5万超の観衆に「完全に浮足立っていた」というが、9年半後にサポーターの期待に応えた。FWが10試合ぶりに得点を決めればチームの士気もアゲアゲ。FW坂田が追加点を挙げると、山瀬兄弟は3度目の兄弟ゴール。日産スタジアムは“花火大会”となった。
クラブの威信をかけた一戦だった。前回は絶対的優位とみられながら0―1で敗れた。クラブではその1週間後に「トリコロール宣言プロジェクト」を立ち上げ、日産スタジアムを満員にする計画がスタート。約1500万円の経費を計上し、告知ポスターには「最後のダービー」と記して下位に低迷する横浜FCを挑発した。大一番に向けてサポーターも団結。14の団体が手をとり、赤、青、白の3色を巧みに使い分け、日産スタジアムをトリコロールに染めた。
後半37分の失点で、4試合連続無失点のチーム新記録はならなかったが、リーグ戦ではチーム歴代2位の大観衆に、横浜の存在感を見せつけた。「僕らがいいものを見せることで、サポーターも喜ぶ。まだまだ試合もあるし、引き締めていきたい」と中沢主将。横浜ダービーは新生横浜のスタートでもある。6位に浮上したチームは、逆転Vの可能性を信じて走り続ける。
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