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横浜の木村新監督が“伝説のFK”で直接指導を行った。全体練習後にGK飯倉相手に、右足で約20メートルのFKを20本ほど蹴った。指揮官は「FK?ちょっとやってみようかな」と照れ笑いしたが、現役時代と変わらぬフォームから放たれたボールは鋭いカーブがかかり次々にネットを揺らした。

 特訓を受けた飯倉は「(左足を)踏み込んだときの(右)ひざ下の動きにタメがある。それでタイミングがズラされる。Jにはいないタイプ」と感心しきりだったが「きょうは完敗だった。体が出来上がったらまた挑戦します」とリベンジを誓っていた。
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横浜の木村和司新監督(51)が“ワシ流トレーニング”で得点力アップを狙う。横浜は18日、横浜・マリノスタウンで始動。フィジカル中心だった練習の最後には約15分のシュート練習を行った。指揮官は「得点しないと勝てない。ゴールのクセを付けないと。シュート練習は毎日やる」と宣言。さらに「1人3点以上ゴールして(練習を)上がる。それを決め事にする」とノルマを課すことを明かした。

 練習中には、自らの現役時代と同じ背番号10を背負うMF山瀬に対して「(シュートは)GKのタイミングをズラして」と直接指導。練習後には「能力が高いからちょっと話しただけで良くなる」と早くも現れた効果に笑みを浮かべた。山瀬自身も「(監督に言われると)意識しなければいけないことを思い返せるので良かった」と話した。
横浜の木村和司新監督(51)が“スパルタ指導”で名門復活を目指す。横浜は17日、横浜市内の日産グローバル本社で新体制発表を行った。新指揮官は「マリノスタウンの施設はJでトップ。順位が10位とかだったら“使用させんぞ”となる。それを選手は分かっとらん。甘えとる」と広島弁で一刀両断。「それを厳しく教える。心技体を鍛えたら絶対に良いチームになる」と18日の始動から徹底的に鍛え直す方針。

 さらに「ファンを魅了するサッカー。1試合最低2点」と目標を掲げ、その上で「試合中は考える暇はない。だから普段のトレーニングでいろいろやる必要がある」。元天才プレーヤーは「プレーの質が低い。ワシが教えちゃる」と直接指導でレベルアップを図ることを誓った。
8日の全体練習後、エスパニョールの日本代表MF中村が今年初めての居残りFK練習を行った。13本中7本がゴールに収まり、いい形で決まった時にはガッツポーズを見せる場面も。「良い感触で蹴ることができたし、試合でもチャンスがあれば決められるようにしたい」。

 また横浜の後輩、MF狩野がプライベートで練習見学。「今回初めて1人で海外に来て、練習を見たり、俊輔さんと話をしたりして刺激になった」と話した
FW渡辺は得点こそ奪えなかったがアシストを記録し上々のデビューを飾った。

 プロ1年目の昨季は、94年城彰二(当時市原)の新人最多得点記録を15年ぶりに塗り替える13得点をマークし、新人王にも選出された。この日は1トップで先発で出場。前半21分からは国見高の1年先輩・平山と2トップを組んでプレーし3点目をおぜん立て。「先輩に全部持っていかれました。また一緒にプレーしたい」と笑顔で語った。
岡田ジャパンにテロの脅威。6日のアジア杯最終予選でイエメン代表と対戦する日本代表は3日、イエメンの首都サヌアで練習を開始したが、米大統領補佐官が同日、国際テロ組織アルカイダがサヌアでテロを計画している兆候があると明らかにした。在イエメンの米英大使館が安全上の理由から閉鎖されたことも判明。サヌアに滞在すればテロに巻き込まれる危険性が高く、日本協会は重大な決断を迫られる。

サヌアは緊迫の度を増している。オバマ米政権でテロ対策を担当するブレナン大統領補佐官は3日、米CNNテレビのインタビューに対し、アルカイダがサヌアでテロを計画しているとの兆候を得ていることを明らかにした。ブレナン氏はインタビューで「アルカイダがサヌアの攻撃を計画している(複数の)兆しがある」と語った。

 また、アルカイダ系勢力「アラビア半島のアルカイダ」による攻撃の恐れが続いているとして、在イエメン米大使館は同日、閉鎖された。さらに在イエメン英大使館も「安全上の理由」から閉鎖。閉鎖する期間などは不明だ。

 衝撃的な情報を伝え聞いた岡田監督は「本当?」と言って数秒間絶句した後「何も起こらないことを祈るしかない」と付け加えた。

 日本代表は同日午前、サヌアに到着し、午後には市内のグラウンドで練習を行った。周辺に危険な雰囲気はない。ただ、万が一に備えて選手、報道陣の乗るバスはパトカーが先導。宿舎や練習場は銃を携行した警備員が警備している。

 サヌア到着後にイエメン協会を訪問した原博実強化担当技術委員長は「万全のセキュリティーを約束してくれた。今後も大使館と連絡を取り合ってやっていきたい。今のところ、日本に帰ることは考えていません」と話しており、6日のイエメン戦は予定通り実施される方向だ。

 だが、米国、英国がテロに備えた動きを見せているだけに、テロの脅威は確実に迫っていると考えられる。日本協会も試合の中止や緊急帰国を検討せざるを得ない。

 イエメン戦については昨年12月29日に、日本協会の犬飼会長がイエメンの治安の悪化を理由に中止の可能性を示唆。アジアサッカー連盟(AFC)があらためて現地調査を行った上で試合開催を決定した経緯がある。

 2日の日本出発前には「死にたくない」と漏らす選手がいるなどチーム内にも不安が広がっていた。最悪の事態は回避しなければいけないだけに、今後の状況次第では日本協会は重大な決断を迫られることになる。
横浜の大卒ルーキーFW渡辺が契約を更改した。年俸は開幕直後にA契約を結んだ際の700万円から2000万円(いずれも推定)に大幅増。「高い評価をもらいました」と笑顔でサインした。

 今季リーグ戦全34試合に出場し新人最多得点記録を更新する13得点を挙げて新人王にも輝いた。来季に向け「得点もチームの順位も今季を上回りたい」と抱負。初選出された日本代表についても「来年は代表にも定着したい」と意欲を語った。
横浜から川崎Fへの移籍が内定したDF小宮山が24日、川崎市内のクラブハウスを訪れて仮契約を結んだ。「いろいろ悩みましたけど、フロンターレは魅力的で強い。サッカー選手である以上、タイトルを獲りたいし日本代表にも入りたい」と移籍を決断した理由を明かした。

 タイミングを同じくしてこの日、左サイドバックでレギュラーを務めたDF村上の大宮移籍を発表。小宮山には左サイドバックでの攻撃力に大きな期待がかかるだけに「左からガツガツやりたい」と新天地での活躍を誓った。
アジア杯最終予選A組のイエメン戦(来年1月6日、サヌア)に招集された今年のJリーグ新人王、横浜のFW渡辺は国見高の1年先輩に当たる平山とのコンビ結成を熱望した。

 「2トップでやりたい。高校の時は僕がトップ下だったので」。今季、城彰二の新人記録を15年ぶりに塗り替える13得点をマークし、待望の代表入り。「練習からアピールすれば6月につながるかもしれない」と逆転メンバー入りを見据えた。
横浜が元京都のFWパウリーニョ(27)の獲得に乗り出していることが分かった。関係者によると、横浜は決定力不足解消のため過去Jリーグに所属したブラジル人を中心に調査。05年から今年9月まで京都でプレーしJ1通算42試合20得点の実績を残したパウリーニョに白羽の矢を立てた。

 パウリーニョは現在、母国ブラジルのスポルチ・レシフェでプレー。日本復帰を希望しており、横浜入りの可能性は高いという。
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