マリノス記事を日々収集
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リーグトップに並ぶ4得点を挙げている横浜FW渡辺千真(22)が14日、ルーキー一番乗りで達したA契約の締結に際し、新たな目標を掲げた。11日の神戸戦(ニッパ球)で出場450分に達し、この日に交渉を行い合意に至った。渡辺も「うれしいですが、ここから始まりです」と気を引き締めていたが、木村監督はJリーグ初代得点王の名前を出して、さらなる成長を促した。
同監督は「真のストライカーは、簡単なシュートを簡単に決める。難しいゴールより大変なことだよ。例えばディアスは、決めるべき時に確実に決めていたから固め取りがあった」。93年から95年途中まで在籍したディアスは、93年の得点王。当時、木村監督はヘッドコーチを務めており、すごみを肌で感じている。
渡辺は、監督の要望を理解していた。「そうですね。これから研究もされるだろうし、チャンスは少なくなる。それをしっかり決めなければいけません」。神戸戦でも2得点を挙げたが、決定的な好機で決められずハットトリックを逃している。出遅れたチームの巻き返しに、渡辺のゴール量産は欠かせない。
同監督は「真のストライカーは、簡単なシュートを簡単に決める。難しいゴールより大変なことだよ。例えばディアスは、決めるべき時に確実に決めていたから固め取りがあった」。93年から95年途中まで在籍したディアスは、93年の得点王。当時、木村監督はヘッドコーチを務めており、すごみを肌で感じている。
渡辺は、監督の要望を理解していた。「そうですね。これから研究もされるだろうし、チャンスは少なくなる。それをしっかり決めなければいけません」。神戸戦でも2得点を挙げたが、決定的な好機で決められずハットトリックを逃している。出遅れたチームの巻き返しに、渡辺のゴール量産は欠かせない。
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日本代表の横浜M・DF中沢は14日、18日の鹿島戦で初対戦となる高卒NO.1ルーキーFW大迫を警戒した。「代表FW(興梠、田代)を差し置いてスタメンを張っているのだからすごい。オリベイラ監督が使うということは、よほどいいプレーヤーなのかな」。一方で、自身は「なかなか眠れないんですよね。リラックスできる時間をつくりたい」とお疲れ気味の様子
横浜Mの新人FW渡辺千真(22)が14日、今季のJ新人一番乗りでプロA契約を締結した。鹿島のFW大迫らを抑えてのA契約だが、渡辺は「全然意識してなかった。うれしいですけどね」と冷静だった。
11日の神戸戦で難しいシュートを決め2得点。今季初勝利に貢献し、通算4点は得点ランクトップタイを走る。だが相手のパスミスをカットし、絶好機を迎えながら決めきれないという課題も残った。木村浩吉監督(47)は試合後「ドログバ(チェルシー)だったら絶対に決めてるよ」と話し、この日も「真のストライカーは決めるべきところで決める」とゲキを飛ばした。
渡辺も「これからチャンスが少なくなってくるんで、そういうとこを決めないと」と誓った。このまま活躍を続ければ、日本代表入りも夢ではない。「もっと(岡田監督に)評価されるように頑張る」日本のエースへ、背番号9は更なる飛躍を目指す。
11日の神戸戦で難しいシュートを決め2得点。今季初勝利に貢献し、通算4点は得点ランクトップタイを走る。だが相手のパスミスをカットし、絶好機を迎えながら決めきれないという課題も残った。木村浩吉監督(47)は試合後「ドログバ(チェルシー)だったら絶対に決めてるよ」と話し、この日も「真のストライカーは決めるべきところで決める」とゲキを飛ばした。
渡辺も「これからチャンスが少なくなってくるんで、そういうとこを決めないと」と誓った。このまま活躍を続ければ、日本代表入りも夢ではない。「もっと(岡田監督に)評価されるように頑張る」日本のエースへ、背番号9は更なる飛躍を目指す。
横浜からはMF水沼がただ1人選出された。07年にはU―17W杯に主将として出場。08年アジアユースでは準々決勝で敗れU―20W杯出場は逃したが、これまで順調に各代表の階段を上ってきており「選ばれて大変うれしいです。代表で同じ世代の選手とやることはプラスになる。3日間だけど、自分のプレーを存分に出せるように頑張ります」と意気込みを語った。
渡辺、初ヒーローに笑顔得点王争い首位浮上
スーパールーキーFW渡辺が、FW山瀬功に負けじと2得点で初勝利に貢献。これで通算4得点とし、得点王争いでもリーグ首位に立った。
前半2分は国見高、早大時代からの先輩、MF兵藤がゴール前で落としたところを豪快な一発。同21分の2点目は、元日本代表DF宮本を左手一本で押し込みながら、GKの頭上をループで抜く技ありのゴールだった。硬軟さまざまな得点パターンを持つのが、ゴール量産の秘(ひ)訣(けつ)だ。
開始3分でプロ初得点を挙げた開幕戦以来、リーグ戦のホームゲーム3戦すべてでゴールを決める勝負強さ。だがこれまでは勝ち星につながらなかった。それだけに初めてのヒーローインタビューに破顔一笑。「(プロ初勝利まで)7戦? 長かった。きょうは何が何でも勝ちたかったので自分で決められてうれしい」と喜んだ。
「存在」示したエース
FW山瀬功がボールを持つたび、桜吹雪舞う快晴のスタジアムに、にわかにゴールの香りが漂い始める。立ちはだかるものすべてを吹き飛ばすようなドリブル。後には鬱憤(うっぷん)も停滞感もない。残ったのは、横浜Mに訪れた1カ月遅れの「春」だった。
1点リードの前半18分。ハーフウエーすぎでFW狩野のパスを受けると、一直線にゴールに向けて走りだす。相手DFは瞬時に置き去り。勢いそのまま右足を振り抜き、神戸ゴールを撃ち抜いた「イメージ通り」の一撃。後半3分にもダメ押しの4点目を決め、3得点しながら追いつかれた柏戦の悪夢を一掃した。
今季の公式戦6戦。「ボール保持はできていても、相手が守る周りでボールを動かしていた。シュート数は多くても、ロングが多かった。崩しきる形はなかった」。いくら「内容はいい」と繰り返しても、勝てないのには理由があったのだ。
ひたすらゴールだけを目指す。それが背番号10のスタイル。特定の選手への依存を嫌い、チーム戦術に従うことを求める指揮官とは時にぶつかったが、それでも山瀬功はぶれない。初勝利の後には木村監督も「一人で突破できる彼の力は重要だと思った」と認めた。
敵も味方も、誰もが認める山瀬功の「怖さ」。思慮深いエースは「きょうだけですべてを判断するのは早い」と慎重な姿勢を崩さないが、自らの存在意義を証明してみせた2得点だった。
スーパールーキーFW渡辺が、FW山瀬功に負けじと2得点で初勝利に貢献。これで通算4得点とし、得点王争いでもリーグ首位に立った。
前半2分は国見高、早大時代からの先輩、MF兵藤がゴール前で落としたところを豪快な一発。同21分の2点目は、元日本代表DF宮本を左手一本で押し込みながら、GKの頭上をループで抜く技ありのゴールだった。硬軟さまざまな得点パターンを持つのが、ゴール量産の秘(ひ)訣(けつ)だ。
開始3分でプロ初得点を挙げた開幕戦以来、リーグ戦のホームゲーム3戦すべてでゴールを決める勝負強さ。だがこれまでは勝ち星につながらなかった。それだけに初めてのヒーローインタビューに破顔一笑。「(プロ初勝利まで)7戦? 長かった。きょうは何が何でも勝ちたかったので自分で決められてうれしい」と喜んだ。
「存在」示したエース
FW山瀬功がボールを持つたび、桜吹雪舞う快晴のスタジアムに、にわかにゴールの香りが漂い始める。立ちはだかるものすべてを吹き飛ばすようなドリブル。後には鬱憤(うっぷん)も停滞感もない。残ったのは、横浜Mに訪れた1カ月遅れの「春」だった。
1点リードの前半18分。ハーフウエーすぎでFW狩野のパスを受けると、一直線にゴールに向けて走りだす。相手DFは瞬時に置き去り。勢いそのまま右足を振り抜き、神戸ゴールを撃ち抜いた「イメージ通り」の一撃。後半3分にもダメ押しの4点目を決め、3得点しながら追いつかれた柏戦の悪夢を一掃した。
今季の公式戦6戦。「ボール保持はできていても、相手が守る周りでボールを動かしていた。シュート数は多くても、ロングが多かった。崩しきる形はなかった」。いくら「内容はいい」と繰り返しても、勝てないのには理由があったのだ。
ひたすらゴールだけを目指す。それが背番号10のスタイル。特定の選手への依存を嫌い、チーム戦術に従うことを求める指揮官とは時にぶつかったが、それでも山瀬功はぶれない。初勝利の後には木村監督も「一人で突破できる彼の力は重要だと思った」と認めた。
敵も味方も、誰もが認める山瀬功の「怖さ」。思慮深いエースは「きょうだけですべてを判断するのは早い」と慎重な姿勢を崩さないが、自らの存在意義を証明してみせた2得点だった。
横浜Mが神戸に大勝し、今季初勝利を挙げた。前半2分、新人のFW渡辺千真(22)がクラブのリーグ戦通算900点目となる先制点を決めると、同21分にも3点目を決めて貢献した。山形は後半18分にFW古橋達弥(28)が挙げた1点を守り2連勝。暫定ながら首位に立った。千葉―磐田は引き分けて、依然として両チームともに今季未勝利。
得点感覚は、もはや新人のレベルではない。国見高、早大を通して先輩のMF兵藤からのパス。「難しいボール」(兵藤)というショートバウンドのボールを、FW渡辺は右足ジャンピングボレーでとらえた。弾丸シュートはゴール右隅へ。開始わずか2分。横浜Mの先制点は驚異のルーキーによってもたらされた。
ホーム3戦連発。しかも、クラブ通算900得点目というおまけ付き。「兵藤さんからいいボールを落としてくれたから」という渡辺はパスの質など気にも留めていない様子。前半21分には神戸の元日本代表DF宮本と競り合いながら、右足ループでチーム3点目を挙げた。
リーグ戦通算4得点。名古屋FWダヴィらと並び得点王争いでトップに。日本人では単独だ。視察した日本代表の岡田武史監督も「何か持っている」と評価。中学時代から渡辺を知る兵藤は「昔からゴール前の落ち着きがあってシュートがうまかった。(国見高の先輩の平山)相太を見ていたのも大きいと思う」と振り返る。
新人の活躍が周囲も刺激した。2試合ぶりに先発した山瀬功が前半18分の強烈なミドルなど2得点と爆発。今季は思うように出番を得られず、「出ている人とはちょっと違う思いがあった」と山瀬功。そのうっぷんを神戸相手に吐き出した。
第3節の柏戦では前半3点を取りながら後半に追いつかれた。「3―0で後半に入っても不安があった」とGK榎本。未勝利の呪縛(じゅばく)をリーグ5戦目で振り払った。この試合で公式戦450分出場となり、早くもA契約の基準を満たした渡辺はプロ初勝利に「長かった」と安堵(あんど)。この勢いで次節の鹿島戦も勝利を狙う。
得点感覚は、もはや新人のレベルではない。国見高、早大を通して先輩のMF兵藤からのパス。「難しいボール」(兵藤)というショートバウンドのボールを、FW渡辺は右足ジャンピングボレーでとらえた。弾丸シュートはゴール右隅へ。開始わずか2分。横浜Mの先制点は驚異のルーキーによってもたらされた。
ホーム3戦連発。しかも、クラブ通算900得点目というおまけ付き。「兵藤さんからいいボールを落としてくれたから」という渡辺はパスの質など気にも留めていない様子。前半21分には神戸の元日本代表DF宮本と競り合いながら、右足ループでチーム3点目を挙げた。
リーグ戦通算4得点。名古屋FWダヴィらと並び得点王争いでトップに。日本人では単独だ。視察した日本代表の岡田武史監督も「何か持っている」と評価。中学時代から渡辺を知る兵藤は「昔からゴール前の落ち着きがあってシュートがうまかった。(国見高の先輩の平山)相太を見ていたのも大きいと思う」と振り返る。
新人の活躍が周囲も刺激した。2試合ぶりに先発した山瀬功が前半18分の強烈なミドルなど2得点と爆発。今季は思うように出番を得られず、「出ている人とはちょっと違う思いがあった」と山瀬功。そのうっぷんを神戸相手に吐き出した。
第3節の柏戦では前半3点を取りながら後半に追いつかれた。「3―0で後半に入っても不安があった」とGK榎本。未勝利の呪縛(じゅばく)をリーグ5戦目で振り払った。この試合で公式戦450分出場となり、早くもA契約の基準を満たした渡辺はプロ初勝利に「長かった」と安堵(あんど)。この勢いで次節の鹿島戦も勝利を狙う。
口火を切ったのはルーキーの渡辺だ。前半2分。DF松田のロングパスをゴール前でMF兵藤が落とし、そのボールを右足ボレーでゴール右上に豪快に叩き込んだ。1年先輩の兵藤とは国見高、早大でもホットラインを結成。渡辺は「兵藤さんが良いボールを落としてくれた。最初だったから、思い切って打った」と笑顔で振り返った。これが横浜のJ1通算900点目となるメモリアルゴールだった。
それだけでは終わらない。2―0の前半21分には、技ありのループシュートで2点目。頭上高く跳ね上がったDF金根煥のクリアボールを追って前線へ。元日本代表DF宮本を巧みに抑えて、最後は右足インサイドで、飛び出したGKの頭越しに決めて「(DFの前に)うまく体を入れながら打てた。狙いどおりだった」と納得の表情だ。国見時代に出場した全国高校選手権でも得点するなど相性の良いニッパ球で2ゴールをマークした。
課題の守備でも貢献した。開幕前の合宿から木村監督に「前線から守備をしろ」と言われ続け、日々の練習から意識的に取り組んだ。その成果もあり、この日は後半10分にスライディングで相手ボールをカットするなど奮闘した。この日放ったシュートは両チーム合わせて最多の6本。決定機を逃した場面もあっただけに「あと2つ決定機があった。そこをきっちり決めないと」と渡辺には満足感はなかったが、貢献度はNo・1だ。
大型新人の活躍で横浜は開幕7戦目にして今季初勝利。リーグ戦5試合出場で4得点。暫定ながら得点ランク1位に並んだ渡辺は「自分がゴールを決めて、チームも勝てたんで凄くうれしい」と満面に笑みを浮かべた。大量5得点で大勝した名門が、大型ストライカーの活躍とともに一気に巻き返しに打って出る。
≪山瀬功も奮闘2発≫横浜は、山瀬功も今季初ゴールを含む2得点を決めた。前半18分に中盤からドリブルで切れ込んで右足で豪快に叩き込むと、後半3分には技ありのループシュートで試合を決定づけた。「これで気持ち的にも前向きになれる。いい流れに乗れれば」と次節の鹿島戦を見据えた。
それだけでは終わらない。2―0の前半21分には、技ありのループシュートで2点目。頭上高く跳ね上がったDF金根煥のクリアボールを追って前線へ。元日本代表DF宮本を巧みに抑えて、最後は右足インサイドで、飛び出したGKの頭越しに決めて「(DFの前に)うまく体を入れながら打てた。狙いどおりだった」と納得の表情だ。国見時代に出場した全国高校選手権でも得点するなど相性の良いニッパ球で2ゴールをマークした。
課題の守備でも貢献した。開幕前の合宿から木村監督に「前線から守備をしろ」と言われ続け、日々の練習から意識的に取り組んだ。その成果もあり、この日は後半10分にスライディングで相手ボールをカットするなど奮闘した。この日放ったシュートは両チーム合わせて最多の6本。決定機を逃した場面もあっただけに「あと2つ決定機があった。そこをきっちり決めないと」と渡辺には満足感はなかったが、貢献度はNo・1だ。
大型新人の活躍で横浜は開幕7戦目にして今季初勝利。リーグ戦5試合出場で4得点。暫定ながら得点ランク1位に並んだ渡辺は「自分がゴールを決めて、チームも勝てたんで凄くうれしい」と満面に笑みを浮かべた。大量5得点で大勝した名門が、大型ストライカーの活躍とともに一気に巻き返しに打って出る。
≪山瀬功も奮闘2発≫横浜は、山瀬功も今季初ゴールを含む2得点を決めた。前半18分に中盤からドリブルで切れ込んで右足で豪快に叩き込むと、後半3分には技ありのループシュートで試合を決定づけた。「これで気持ち的にも前向きになれる。いい流れに乗れれば」と次節の鹿島戦を見据えた。
長かった。5戦目でつかんだ初勝利の味。南からの浜風に躍り、5得点を神戸ゴールに突き刺した。その立役者は2得点のルーキーFW渡辺だ。
「ホッとしています。自分の得点で勝ててよかった」
笑顔で話したシーンは開始早々の前半2分。DF松田の縦パスをMF兵藤がはたき、そのボールを渡辺が右足ハーフボレーで豪快に先制。2-0の同21分には、DF金からの縦パスに反応、神戸の元日本代表DF宮本と競り合い、右足ループシュート。これが相手GKの頭上を越えゴールに吸い込まれた。
「うまく体を預けながら、GKの上にけれました。狙い通りです」。自画自賛したチーム3点目で勝利を決定づけた。
これで今季5戦4得点と、ルーキーながら日本人最多ゴールで得点ランクもトップ。02年の高原以来出ていない、日本人得点王への期待も高まる。この日は日本代表・岡田武史監督(52)が視察。同監督の前での“御前ゴール”は4戦4発とあって「彼は何かを持っているね」と岡田監督も高く評価した。本人は「まだ4点目。これからです」と浮かれたところはないが、最前線の決定力不足に悩む代表指揮官の関心をひいたことは間違いない。
反省も口にした。「前半の決定的なシーン。あれは決めないと」とGKと1対1になりながら外して、ハットトリックを逃した場面に頭をかく。マリノス伝統のエースナンバー「9」を背負う22歳。大器はまだ、ほんの片鱗(へんりん)を見せただけだ。
「ホッとしています。自分の得点で勝ててよかった」
笑顔で話したシーンは開始早々の前半2分。DF松田の縦パスをMF兵藤がはたき、そのボールを渡辺が右足ハーフボレーで豪快に先制。2-0の同21分には、DF金からの縦パスに反応、神戸の元日本代表DF宮本と競り合い、右足ループシュート。これが相手GKの頭上を越えゴールに吸い込まれた。
「うまく体を預けながら、GKの上にけれました。狙い通りです」。自画自賛したチーム3点目で勝利を決定づけた。
これで今季5戦4得点と、ルーキーながら日本人最多ゴールで得点ランクもトップ。02年の高原以来出ていない、日本人得点王への期待も高まる。この日は日本代表・岡田武史監督(52)が視察。同監督の前での“御前ゴール”は4戦4発とあって「彼は何かを持っているね」と岡田監督も高く評価した。本人は「まだ4点目。これからです」と浮かれたところはないが、最前線の決定力不足に悩む代表指揮官の関心をひいたことは間違いない。
反省も口にした。「前半の決定的なシーン。あれは決めないと」とGKと1対1になりながら外して、ハットトリックを逃した場面に頭をかく。マリノス伝統のエースナンバー「9」を背負う22歳。大器はまだ、ほんの片鱗(へんりん)を見せただけだ。
リーグ開幕からナビスコ杯2試合を含めて6戦未勝利だった横浜が、ようやく勝った。ルーキーFW渡辺千真(22)が前半2分の先制弾など2ゴールを挙げ、今季、なかなか持ち味を発揮できずにいたMF山瀬功治(27)も2得点と活躍。神戸に5-0で大勝し、チーム内に漂いつつあった暗雲を一気に吹き飛ばした。
会見で口にした木村監督の言葉が、すべてを物語っていた。「今季初勝利を挙げることができてホッとしています」。2試合のナビスコ杯を含め7試合目。内容が良くても白星を手にできず、同監督は「モヤモヤが続く」と繰り返していた。チーム内に漂う暗雲は、最高の形で吹き飛んだ。
ルーキー渡辺には、勝利への貢献という自信が残った。前半2分、MF兵藤が上げたボールを右足でゴールにたたき込んだ。同21分にはクリアボールをワンバウンドで合わせ、神戸DF宮本を振り切って決めた。ともに鮮やかなシュートだが、渡辺は「何より勝ったことがうれしい」。ここまで開幕弾など2得点も、勝利に結び付かず、むしろ守備面のミスが目立ってしまった。「勝ちまで長かった。まだ課題ばかりだが、まずはホッとしています」。通算4得点は試合終了時点でリーグトップ。今後は、さらに落ち着いてプレーできそうだ。
山瀬功の活躍も大きい。前節までフル出場はなく、未出場もあった。木村監督は「本調子ではない」という評価とともに、強引なドリブルがチームにマイナスと見ていた。だが、勝てないことでチーム内外に「なぜ山瀬を使わない」という声が出た。ミーティングで同監督が「好き嫌いで起用しているわけではない」と説明するなど、不穏な空気の一因となっていた。
未勝利の間の心境について、山瀬は「試合に出ている人と違う気持ちはあったかもしれない」というが、迷いはなかった。「何年もサッカーをやってきて、自分の持ち味は分かっている。人にどう思われても関係ない」。木村監督は「先週ぐらいから気持ちが出ていたので使いたかった。突破できる力は重要」と高く評価。プロだからこそ、勝利により物事が好転していく。今季初勝利には、快進撃へつながる要素が詰まっていた
会見で口にした木村監督の言葉が、すべてを物語っていた。「今季初勝利を挙げることができてホッとしています」。2試合のナビスコ杯を含め7試合目。内容が良くても白星を手にできず、同監督は「モヤモヤが続く」と繰り返していた。チーム内に漂う暗雲は、最高の形で吹き飛んだ。
ルーキー渡辺には、勝利への貢献という自信が残った。前半2分、MF兵藤が上げたボールを右足でゴールにたたき込んだ。同21分にはクリアボールをワンバウンドで合わせ、神戸DF宮本を振り切って決めた。ともに鮮やかなシュートだが、渡辺は「何より勝ったことがうれしい」。ここまで開幕弾など2得点も、勝利に結び付かず、むしろ守備面のミスが目立ってしまった。「勝ちまで長かった。まだ課題ばかりだが、まずはホッとしています」。通算4得点は試合終了時点でリーグトップ。今後は、さらに落ち着いてプレーできそうだ。
山瀬功の活躍も大きい。前節までフル出場はなく、未出場もあった。木村監督は「本調子ではない」という評価とともに、強引なドリブルがチームにマイナスと見ていた。だが、勝てないことでチーム内外に「なぜ山瀬を使わない」という声が出た。ミーティングで同監督が「好き嫌いで起用しているわけではない」と説明するなど、不穏な空気の一因となっていた。
未勝利の間の心境について、山瀬は「試合に出ている人と違う気持ちはあったかもしれない」というが、迷いはなかった。「何年もサッカーをやってきて、自分の持ち味は分かっている。人にどう思われても関係ない」。木村監督は「先週ぐらいから気持ちが出ていたので使いたかった。突破できる力は重要」と高く評価。プロだからこそ、勝利により物事が好転していく。今季初勝利には、快進撃へつながる要素が詰まっていた
●木村浩吉監督(横浜FM):
「今シーズンの初勝利をこういう形で迎えられて、ホッとしている。ヤマザキナビスコカップを含めて、負けと引き分けが続いていたが、内容は悪くなかった。
神戸が、システムを変えて臨んでくるだろうと考えていたので、立ち上がりは相手を見ていくようにと指示していた。その指示どおりに相手を見ながらも積極的に行って、渡邉が素晴らしいシュートを決めてくれた。その後10分間ぐらいは、どちらに転ぶか分からないような展開だった。そしてCKから決定的なヘディングシュートを打たれたが、榎本がよく防いでくれた。あれが大きかった。今までなら、あそこで1-1に追いつかれて、リズムがつかめなくなる展開だっただろう。選手たちは、先週の新潟戦もそうだが、勝ちたい気持ちを前面に出して、集中力を切らさなかった。
ハーフタイムで、今までの引き分けや負けの教訓を生かさなければダメだ、と言った。立ち上がりに失点してしまったら、浮き足立ってしまうぞ、とも話した。後半、4点目を奪ってからは落ち着いてゲームが見られた。
丁東浩は、いいパフォーマンスだったが、足をつったということでためらうことなく天野に交代した。また金井、齋藤という若手も使ったが、のびのびとプレーしてくれたと思う。
ただ、喜んで浮かれていいのは一瞬だけ。次のアウェイの鹿島戦がすごく大事になる」
Q:山瀬功が、非常にいい動きだったのではないか?
「まだ、彼のベストコンディションではないかもしれないが、責任感の強い男なので、試合に出たいという気持ちが強く伝わってきた。前半の彼の挙げた2点目が大きかったし、彼の突破できる力がすごく大きいということも感じた。次の試合まで、さらにコンディションを上げてくれればと思っている」
●中澤佑二選手(横浜FM):
「取るべき人が点を取ってくれた感じです。ここ数試合は、いい試合が続いていた。だが、結果が出でいなかった。やり方を変えたわけではなく、継続している。このサッカーを続けてやっていければいいと思う」
●田中裕介選手(横浜FM):
「サポーターの力で勝てました。選手もみんな気合が入っていた。(渡邉)千真と(山瀬)功治さんのゴールで勢いに乗れたと思う。やりたいこともはっきりしていた。球際も激しかった。内容も良かったんじゃないかな。相手の攻撃は右サイドからが多いと聞いていた。石櫃選手はいろんな動きをする。中に入ったりしていたが、それに付いていけたと思う」
●渡邉千真選手(横浜FM):
「サポーターに勝利をプレゼントできて、うれしく思う。点取り屋? いや、アウェイでまだ点を入れていないので、頑張りたい。これまでの試合の内容は悪くないと思っていた。勝利に向かってやってきて、ようやく達成できてよかったです。(サポーターの皆さん)いつも熱い応援、ありがとうございます」
「今シーズンの初勝利をこういう形で迎えられて、ホッとしている。ヤマザキナビスコカップを含めて、負けと引き分けが続いていたが、内容は悪くなかった。
神戸が、システムを変えて臨んでくるだろうと考えていたので、立ち上がりは相手を見ていくようにと指示していた。その指示どおりに相手を見ながらも積極的に行って、渡邉が素晴らしいシュートを決めてくれた。その後10分間ぐらいは、どちらに転ぶか分からないような展開だった。そしてCKから決定的なヘディングシュートを打たれたが、榎本がよく防いでくれた。あれが大きかった。今までなら、あそこで1-1に追いつかれて、リズムがつかめなくなる展開だっただろう。選手たちは、先週の新潟戦もそうだが、勝ちたい気持ちを前面に出して、集中力を切らさなかった。
ハーフタイムで、今までの引き分けや負けの教訓を生かさなければダメだ、と言った。立ち上がりに失点してしまったら、浮き足立ってしまうぞ、とも話した。後半、4点目を奪ってからは落ち着いてゲームが見られた。
丁東浩は、いいパフォーマンスだったが、足をつったということでためらうことなく天野に交代した。また金井、齋藤という若手も使ったが、のびのびとプレーしてくれたと思う。
ただ、喜んで浮かれていいのは一瞬だけ。次のアウェイの鹿島戦がすごく大事になる」
Q:山瀬功が、非常にいい動きだったのではないか?
「まだ、彼のベストコンディションではないかもしれないが、責任感の強い男なので、試合に出たいという気持ちが強く伝わってきた。前半の彼の挙げた2点目が大きかったし、彼の突破できる力がすごく大きいということも感じた。次の試合まで、さらにコンディションを上げてくれればと思っている」
●中澤佑二選手(横浜FM):
「取るべき人が点を取ってくれた感じです。ここ数試合は、いい試合が続いていた。だが、結果が出でいなかった。やり方を変えたわけではなく、継続している。このサッカーを続けてやっていければいいと思う」
●田中裕介選手(横浜FM):
「サポーターの力で勝てました。選手もみんな気合が入っていた。(渡邉)千真と(山瀬)功治さんのゴールで勢いに乗れたと思う。やりたいこともはっきりしていた。球際も激しかった。内容も良かったんじゃないかな。相手の攻撃は右サイドからが多いと聞いていた。石櫃選手はいろんな動きをする。中に入ったりしていたが、それに付いていけたと思う」
●渡邉千真選手(横浜FM):
「サポーターに勝利をプレゼントできて、うれしく思う。点取り屋? いや、アウェイでまだ点を入れていないので、頑張りたい。これまでの試合の内容は悪くないと思っていた。勝利に向かってやってきて、ようやく達成できてよかったです。(サポーターの皆さん)いつも熱い応援、ありがとうございます」
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