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U-16(16歳以下)日本代表が、世界切符を手にした。1次リーグを1位突破した日本は、優勝候補のイランと対戦。前半14分にMF柿谷曜一朗(16=C大阪)が先制し、後半28分に同点ゴールを許したが、1-1のまま延長でも決着がつかずにもつれ込んだPK戦を8-7で制した。ベスト4入りした日本は、来年8月に韓国で行われるU-17W杯出場権を獲得。日本の出場は3大会ぶり4度目となる。14日の準決勝ではシリアと対戦する。
壮絶な死闘にけりをつけたのは、GK広永だった。PK戦両チーム合わせて24人目。イランMFハジサフィの2回目のキックを止めて、日本にW杯出場をもたらした。「PK戦は宝くじと同じ。でも、予選を突破したことは正直うれしい」と城福監督は話した。
優勝候補といわれたイランには、昨年の西アジア遠征で3-4と敗れている。それでも、日本は果敢に攻めた。前半14分にはDFの縦パスからMF柿谷が抜け出して先制ゴール。大会HPに「ゴールデン・トライアングル」と紹介された水沼主将、岡本、柿谷のMF陣が、華麗なパス回しでスタンドを沸かせた。
後半28分に同点ゴールを許した。FW大塚をMF田中に代えて、相手の攻撃の要MFデハギにつけた。「布陣は変えたが、攻める気持ちは持ち続けた。ネガティブにならなかった」と城福監督。16歳の選手たちは、120分間攻め続けた。
チームのコンセプトでもある「人とボールが動くサッカー」を披露して、W杯出場を決めた。次の目標は小野、稲本ら「黄金世代」しか成し遂げていないアジア制覇。
激戦を勝って経験を手にした選手たちは、アジア王者としてW杯に乗り込むつもりだ。
壮絶な死闘にけりをつけたのは、GK広永だった。PK戦両チーム合わせて24人目。イランMFハジサフィの2回目のキックを止めて、日本にW杯出場をもたらした。「PK戦は宝くじと同じ。でも、予選を突破したことは正直うれしい」と城福監督は話した。
優勝候補といわれたイランには、昨年の西アジア遠征で3-4と敗れている。それでも、日本は果敢に攻めた。前半14分にはDFの縦パスからMF柿谷が抜け出して先制ゴール。大会HPに「ゴールデン・トライアングル」と紹介された水沼主将、岡本、柿谷のMF陣が、華麗なパス回しでスタンドを沸かせた。
後半28分に同点ゴールを許した。FW大塚をMF田中に代えて、相手の攻撃の要MFデハギにつけた。「布陣は変えたが、攻める気持ちは持ち続けた。ネガティブにならなかった」と城福監督。16歳の選手たちは、120分間攻め続けた。
チームのコンセプトでもある「人とボールが動くサッカー」を披露して、W杯出場を決めた。次の目標は小野、稲本ら「黄金世代」しか成し遂げていないアジア制覇。
激戦を勝って経験を手にした選手たちは、アジア王者としてW杯に乗り込むつもりだ。
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韓国代表の元主将が指導者としての第1歩を、横浜で踏み出す。横浜で長年プレーした元韓国代表の柳想鉄氏が10日、横浜主催のサッカースクールで小学生を指導する。
3月4日にひざの故障などを理由に引退を表明。念願だったユース世代の指導者への転身を目指していた。だが韓国には、きちんとした育成システムがなかった。「うちには20年来の育成ノウハウが、彼には知名度がある。この2つをコラボさせて、うちでスクールを始めてみないかという話になった。在日韓国人も多い国際都市横浜には、彼はピッタリの指導者になると思うし」と横浜の中村取締役はいきさつを明かした。
9日には川崎F戦が行われる日産スタジアムも訪れる。試合前にはサポーターへ、引退のあいさつも行う。10日のスクールがうまくいけば、今後も継続的に「柳相鉄サッカースクール」が開催されることにもなる。韓国の英雄の再出発を、横浜が後押しする。
スクールの対象は小学生で、参加申し込みは9日まで。問い合わせ先は横浜マリノス株式会社(電話)045・402・1889。もしくはクラブ公式サイト http://www.f-marinos.com/まで。
3月4日にひざの故障などを理由に引退を表明。念願だったユース世代の指導者への転身を目指していた。だが韓国には、きちんとした育成システムがなかった。「うちには20年来の育成ノウハウが、彼には知名度がある。この2つをコラボさせて、うちでスクールを始めてみないかという話になった。在日韓国人も多い国際都市横浜には、彼はピッタリの指導者になると思うし」と横浜の中村取締役はいきさつを明かした。
9日には川崎F戦が行われる日産スタジアムも訪れる。試合前にはサポーターへ、引退のあいさつも行う。10日のスクールがうまくいけば、今後も継続的に「柳相鉄サッカースクール」が開催されることにもなる。韓国の英雄の再出発を、横浜が後押しする。
スクールの対象は小学生で、参加申し込みは9日まで。問い合わせ先は横浜マリノス株式会社(電話)045・402・1889。もしくはクラブ公式サイト http://www.f-marinos.com/まで。
負けても、得るものがあった。憤りが、チームを1つにした。前半22分、前線で相手と競り合ったMF吉田が、左側頭部に裂傷を負い出血。横浜の選手はプレー中止を訴えたが、鹿島の選手も審判団も続行し、失点に至った。「失点の場面でフェアプレーの精神が感じられなかった」と水沼監督。選手たちも「彼らにはサッカーの心がない」と怒りをあらわにした。主将のDF松田は「笛が鳴ってないのに集中を切らした選手のせい。だけどホームではフェアプレーで勝って借りを返す」とキッパリ。岡田前監督時代には、最後は選手たちの気持ちがバラバラになっていた。怒りは、水沼新監督のもとチームがまとまった証し。一丸となってホームでリベンジする。
横浜の水沼監督が就任後2連勝を飾った。チームにとってもリーグ戦開幕4連勝以来の連勝。低迷から抜け出すきっかけをつかんだ。同監督は「選手が自主的に考えてくれた結果。久保は素晴らしかった。彼の運動量があったからこその勝利」と退場者を出し数的不利の時間帯を乗り切った選手たちをたたえた。
味方に煙幕作戦? 横浜の水沼監督が、試合当日まで選手たちにスタメンを明かさない方針で2連勝を狙う。30日の甲府戦に向け、29日にミーティングと練習を行ったが選手たちに先発の告知はなく、練習でも主力組とサブ組に分かれるメニューはなかった。
24日に辞任した岡田前監督時代は、事前の紅白戦などで先発メンバーが分かった。直前の変更はあっても、先発の告知があることも多かった。だが指揮2試合目の水沼監督は「先発を明らかにすると、モチベーションの面から言ってもマイナス要素が多い」と言った。
今回は27日京都戦から中2日のため、紅白戦ができなかったこともある。だが選手たちのモチベーションに細やかな気配りをする水沼監督は、今後もベンチ入りメンバー全員に先発の可能性を残したまま、試合当日に臨む構えだ。ボランチで先発濃厚のDF中西も「オシムさんも試合直前の発表だったし」と前向きに受け止めていた。
24日に辞任した岡田前監督時代は、事前の紅白戦などで先発メンバーが分かった。直前の変更はあっても、先発の告知があることも多かった。だが指揮2試合目の水沼監督は「先発を明らかにすると、モチベーションの面から言ってもマイナス要素が多い」と言った。
今回は27日京都戦から中2日のため、紅白戦ができなかったこともある。だが選手たちのモチベーションに細やかな気配りをする水沼監督は、今後もベンチ入りメンバー全員に先発の可能性を残したまま、試合当日に臨む構えだ。ボランチで先発濃厚のDF中西も「オシムさんも試合直前の発表だったし」と前向きに受け止めていた。
水沼貴史新監督(46)率いる横浜が、4試合ぶりの勝利を挙げた。アウエーで同期の柱谷監督率いる京都と対戦し、MF山瀬功の2得点2アシストなどで4-0と圧勝した。前節まで12位と成績不振のクラブは、岡田前監督が24日に引責辞任。沈みきっていたチームの重い雰囲気を、新指揮官が快勝で吹き飛ばした。
横浜の選手たちが、久々に笑顔をはじけさせた。1-0の後半6分。CKのこぼれ球を、山瀬功が豪快に蹴り込んだ。背番号10を中心にできた喜びの輪は、次にMF河合を取り囲んだ。肩を並べたまま、コーナー付近のテレビカメラの前へ。新米パパと友人たちは、画面狭しの揺りかごダンスを、テレビで見守る河合の夫人と長男に贈った。
沈んでいたチームの雰囲気が、一気に変わった瞬間だった。水沼監督は、それをベンチから笑顔で見守った。「戦術的なことより、悪い雰囲気を変えることで、チームをよみがえらせたかった」。戦術的な一貫性を失っていた岡田前監督のもと、選手たちは迷いながらプレーを続け、自信をなくしていた。新指揮官は就任後、まずは選手たちにポジティブさを取り戻させることに励んだ。練習を先頭で盛り上げ、個々とも対話を欠かさなかった。
セットプレーの練習も、課題の守備面はあえて目をつぶり、攻撃のみ行った。「ダメなところを直さなきゃ、と気持ちが後ろ向きになるのは避けたかった」と同監督は説明した。徹底したポジティブシンキングで、チームは前向きに動きだした。主将の松田も「監督のおかげ。この短期間でこれだけチームが変わるのかと驚きました」と水沼監督に感謝の言葉を漏らした。
4得点は、今季開幕の同カード以来。「トリコロールのユニホームを着て、伸び伸び、イキイキと目を輝かせてプレーする」。就任会見で語った理想のチーム像は、日産に同期入社した柱谷監督率いる京都との因縁の1戦で、とりあえず現実のものになった。「相性のいい奥を近くに置いてよみがえらせる」と宣言していた久保も、新体制1号ゴールで期待に応えた。
だが本当にチームがよみがえったかどうかを判断するには、1試合では早すぎる。殊勲の山瀬功も「大事なのは次の甲府戦(30日)。その結果次第で、今日の快勝の意味が違ってくる」と表情を引き締めた。真の名門復活へ。水沼横浜がまずは第1歩を踏み出した
横浜の選手たちが、久々に笑顔をはじけさせた。1-0の後半6分。CKのこぼれ球を、山瀬功が豪快に蹴り込んだ。背番号10を中心にできた喜びの輪は、次にMF河合を取り囲んだ。肩を並べたまま、コーナー付近のテレビカメラの前へ。新米パパと友人たちは、画面狭しの揺りかごダンスを、テレビで見守る河合の夫人と長男に贈った。
沈んでいたチームの雰囲気が、一気に変わった瞬間だった。水沼監督は、それをベンチから笑顔で見守った。「戦術的なことより、悪い雰囲気を変えることで、チームをよみがえらせたかった」。戦術的な一貫性を失っていた岡田前監督のもと、選手たちは迷いながらプレーを続け、自信をなくしていた。新指揮官は就任後、まずは選手たちにポジティブさを取り戻させることに励んだ。練習を先頭で盛り上げ、個々とも対話を欠かさなかった。
セットプレーの練習も、課題の守備面はあえて目をつぶり、攻撃のみ行った。「ダメなところを直さなきゃ、と気持ちが後ろ向きになるのは避けたかった」と同監督は説明した。徹底したポジティブシンキングで、チームは前向きに動きだした。主将の松田も「監督のおかげ。この短期間でこれだけチームが変わるのかと驚きました」と水沼監督に感謝の言葉を漏らした。
4得点は、今季開幕の同カード以来。「トリコロールのユニホームを着て、伸び伸び、イキイキと目を輝かせてプレーする」。就任会見で語った理想のチーム像は、日産に同期入社した柱谷監督率いる京都との因縁の1戦で、とりあえず現実のものになった。「相性のいい奥を近くに置いてよみがえらせる」と宣言していた久保も、新体制1号ゴールで期待に応えた。
だが本当にチームがよみがえったかどうかを判断するには、1試合では早すぎる。殊勲の山瀬功も「大事なのは次の甲府戦(30日)。その結果次第で、今日の快勝の意味が違ってくる」と表情を引き締めた。真の名門復活へ。水沼横浜がまずは第1歩を踏み出した
チーム再建へ、名門が岡田色一掃で粛清の嵐を吹かせた。横浜は24日、岡田武史監督(49)の辞任と、水沼貴史コーチ(46)の新監督就任を発表した。岡田監督の指揮で03、04年にリーグ戦連続優勝を果たすも、今季は現在12位と低迷中。1-2で敗れた23日の大宮戦後、クラブ首脳が慰留の構えを一転し、本人の辞意を受諾した。
指揮官の辞任に伴い「岡田ファミリー」も解体された。札幌時代からのコンビだった小山哲司トップチームディレクター(TTD=49)もこの日、辞任を表明した。札幌時代から岡田監督とコンビだった小山TTDは、ここ数年、外国人補強や新人獲得の失敗も多かった。左伴社長は「岡田が全権大使のように、選手のスカウトなども肩代わりしていた。TTDの細かい仕事が、十分にはされていなかったかも」と分析。慰留しなかったことからも、実質的な「解任」をいえる。
大なたは現場にも振るわれた。岡田監督が今季招いたアンジェロ・フィジカルコーチ(51)との契約解除も決まった。「今までより30%控えめのメニューにしていた」と話す同コーチだが、選手に筋肉系の故障が頻発。これも低迷の要因-との見方もあり、こちらも引責の形となった。ピッチ内外に改革の嵐を吹かせた横浜が、低迷脱出を図る。
指揮官の辞任に伴い「岡田ファミリー」も解体された。札幌時代からのコンビだった小山哲司トップチームディレクター(TTD=49)もこの日、辞任を表明した。札幌時代から岡田監督とコンビだった小山TTDは、ここ数年、外国人補強や新人獲得の失敗も多かった。左伴社長は「岡田が全権大使のように、選手のスカウトなども肩代わりしていた。TTDの細かい仕事が、十分にはされていなかったかも」と分析。慰留しなかったことからも、実質的な「解任」をいえる。
大なたは現場にも振るわれた。岡田監督が今季招いたアンジェロ・フィジカルコーチ(51)との契約解除も決まった。「今までより30%控えめのメニューにしていた」と話す同コーチだが、選手に筋肉系の故障が頻発。これも低迷の要因-との見方もあり、こちらも引責の形となった。ピッチ内外に改革の嵐を吹かせた横浜が、低迷脱出を図る。
横浜の水沼新監督が早速、練習の指揮を執った。冒頭で選手を集め「120%の力で頑張るから、オレのやり方についてきてほしい」と訴えた。軽めのメニューながら、時には選手とともに走りながら練習を引っ張った。練習後には、就任会見にも臨み「大きく方針を変えるつもりはない。選手をよみがえらせれば、チームがよみがえる。もともと能力の高い選手がそろっているから」と話した。
笑顔でちょっと安心した
笑顔でちょっと安心した
サッカーJ1の横浜岡田武史監督(49)が23日、成績不振で辞任した。当面は今季からコーチを務めている水沼貴史氏(46)が監督代行として指揮を執る。24日に発表される。岡田監督は03、04年にチームをJリーグ王者に導いたが、05年は9位に低迷。就任4年目の今季は王座奪回を目指したが、この日大宮に敗れて6勝5分け8敗の12位と苦戦。その責任を取って、自ら決断した。24日からは水沼氏の指導の下、立て直しに着手する。
名将とたたえられた男は、苦難のシーズンを全うすることができなかった。「勝ちにこだわる試合をしてくれ」。岡田監督が最後のメッセージを選手たちに送った大宮戦も、横浜はほとんど攻撃の形をつくれないまま敗れた。「練習でやっていないことを言っても、試合では急にできない」。試合後の会見も、自嘲(じちょう)気味の言葉のみで足早に後にした。選手たちからは、戦術の不明りょうさに戸惑う声も大きくなった。ついに、自ら監督の座を降りることを決意した。
2年連続のJ優勝監督も、この2年間は思うような成績を挙げられなかった。特に今季は開幕4連勝と快調なスタートを切りながら、その後11試合でわずか1勝。W杯中断期の北海道合宿を3バックシステムの熟成に費やしながら、中断明け初戦の7月19日清水戦に敗れるとすぐに4バックに変更。苦しい試合の終盤にはほとんど練習していないパワープレーを指示するなど、戦術面での一貫性のなさも目立つようになった。限界を感じつつあった岡田監督は、同30日の新潟戦前にクラブ首脳に辞意を伝えていた。慰留され、さらには新潟戦で6試合ぶりに勝利したことでいったんは続投が決まった。
だが、今月19日にC大阪に敗れると、再び進退問題が浮上。試合後の会見で「監督を続ける意思はあるのか」と聞かれ「非礼な質問。答える義務はない」と冷静さを失う場面もあった。大宮戦で連敗すると、岡田監督はクラブ首脳とともに深夜の戸塚のクラブハウスに移動。話し合いの末、辞任をクラブに了承させた。25日に50歳の誕生日を迎える、2日前の出来事だった。
岡田監督は97年には加茂監督の辞任を受け、ヘッドコーチから昇格する形で日本代表監督に就任した。予選敗退の危機にあったチームを見事に本大会に導き、そのままフランスW杯で指揮を執った。99年から監督に就任したJ2札幌も、00年の優勝でJ1に昇格させた。横浜でも03年には両ステージ制覇の完全優勝。成功に彩られてきた監督人生だったが、挫折の憂き目を見た。
当面は、水沼コーチが代行を務める。元日本代表でクラブOBの同氏は、今季から古巣のコーチに就任していた。プロでの指導歴が1年に満たない。だが、それまではテレビの解説など、現場から1歩離れた立場でサッカーを勉強してきた。ここ数日は主将のDF松田と練習後のピッチで長時間話し込むなど、選手と近い距離を保って指導を行っていた。岡田監督と選手との意思疎通が難しくなっていただけに、クラブは水沼氏の独自の指導スタンスで選手たちのモチベーション向上を図る。さっそく24日の練習から指揮を執る。27日に京都、30日に甲府と連戦が続くが、短期間でチームを立て直せるか。今後の目標を3位以内と掲げ、横浜が新指揮官のもと、再出発する。
名将とたたえられた男は、苦難のシーズンを全うすることができなかった。「勝ちにこだわる試合をしてくれ」。岡田監督が最後のメッセージを選手たちに送った大宮戦も、横浜はほとんど攻撃の形をつくれないまま敗れた。「練習でやっていないことを言っても、試合では急にできない」。試合後の会見も、自嘲(じちょう)気味の言葉のみで足早に後にした。選手たちからは、戦術の不明りょうさに戸惑う声も大きくなった。ついに、自ら監督の座を降りることを決意した。
2年連続のJ優勝監督も、この2年間は思うような成績を挙げられなかった。特に今季は開幕4連勝と快調なスタートを切りながら、その後11試合でわずか1勝。W杯中断期の北海道合宿を3バックシステムの熟成に費やしながら、中断明け初戦の7月19日清水戦に敗れるとすぐに4バックに変更。苦しい試合の終盤にはほとんど練習していないパワープレーを指示するなど、戦術面での一貫性のなさも目立つようになった。限界を感じつつあった岡田監督は、同30日の新潟戦前にクラブ首脳に辞意を伝えていた。慰留され、さらには新潟戦で6試合ぶりに勝利したことでいったんは続投が決まった。
だが、今月19日にC大阪に敗れると、再び進退問題が浮上。試合後の会見で「監督を続ける意思はあるのか」と聞かれ「非礼な質問。答える義務はない」と冷静さを失う場面もあった。大宮戦で連敗すると、岡田監督はクラブ首脳とともに深夜の戸塚のクラブハウスに移動。話し合いの末、辞任をクラブに了承させた。25日に50歳の誕生日を迎える、2日前の出来事だった。
岡田監督は97年には加茂監督の辞任を受け、ヘッドコーチから昇格する形で日本代表監督に就任した。予選敗退の危機にあったチームを見事に本大会に導き、そのままフランスW杯で指揮を執った。99年から監督に就任したJ2札幌も、00年の優勝でJ1に昇格させた。横浜でも03年には両ステージ制覇の完全優勝。成功に彩られてきた監督人生だったが、挫折の憂き目を見た。
当面は、水沼コーチが代行を務める。元日本代表でクラブOBの同氏は、今季から古巣のコーチに就任していた。プロでの指導歴が1年に満たない。だが、それまではテレビの解説など、現場から1歩離れた立場でサッカーを勉強してきた。ここ数日は主将のDF松田と練習後のピッチで長時間話し込むなど、選手と近い距離を保って指導を行っていた。岡田監督と選手との意思疎通が難しくなっていただけに、クラブは水沼氏の独自の指導スタンスで選手たちのモチベーション向上を図る。さっそく24日の練習から指揮を執る。27日に京都、30日に甲府と連戦が続くが、短期間でチームを立て直せるか。今後の目標を3位以内と掲げ、横浜が新指揮官のもと、再出発する。
横浜の岡田武史監督(49)が残り16試合の段階で白旗を揚げた。20日の練習開始直前、選手を集めた円陣で「優勝は厳しくなった」と話した。19日には最下位C大阪にまさかの敗北。首位G大阪との勝ち点差は16に開いていた。選手たちは「チームとして、まとまっていない感じがする」と話した。練習場には「言い訳イラネ」と書かれたサポーターの横断幕も並んだ。
同監督は「負けたのは仕方がない。プロなんだから、最後まで戦っていくしかない」と説いたが、選手たちの間では「優勝がないと言われ、何をモチベーションにしていいのか…」と戸惑う声まで聞かれた。
同監督は「負けたのは仕方がない。プロなんだから、最後まで戦っていくしかない」と説いたが、選手たちの間では「優勝がないと言われ、何をモチベーションにしていいのか…」と戸惑う声まで聞かれた。
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