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リーグ戦3連敗中の悪い流れが止まらなかった。前半8分、最も警戒していたFWジュニーニョに一瞬で裏を取られ、先制のゴールを許した。早野監督は「リズムをつかめないうちに、失点してしまった」。以降は後手を踏み続けた。

 今季リーグ戦2連2勝と相性のいい川崎はこの日、4バックの布陣を敷いてきた。「予想していたけど、あれだけ引いてくるとは」とDF田中隼。苦手とする守備的な相手に対して、早すぎた失点。DF松田は「変に慌ててしまった」。前半はシュート3本のみ。公式戦初先発となるルーキー乾も見せ場のないまま、前半終了とともにベンチに下がった。

 後半からFW坂田を投入し、2分後にMF山瀬幸の得点で同点に。流れをつかんだかに思えたが、後半14分にはPKを献上。再び勝ち越されてしまった。

 ホームで喫した痛すぎる敗戦。しかも重い重い2失点。6年ぶりの決勝への道は険しくなったが、主将の中沢は「必死になって、泥臭く得点を取って勝つしかない」。DF松田も「誰一人、下を向いているやつはいない」。次戦アウエーで2点差以上をつけるには、まずは折れない強いハートが必要だ。
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無人のゴールにボールが吸い込まれる。飛び出したGK榎本はがっくり頭を下げ、全員の足が完全に止まった。

 後半39分、守備の連係ミスから逆転を許した。重苦しさだけを残す今季初の3連敗。それも先取点を取った場合の不敗神話も12試合で途切れた。さらにリーグ戦28試合目にして初めて味わう逆転負け。先制点を奪ったMF山瀬幸は「こんな雰囲気は味わったことがない」。試合後のロッカールームは長い沈黙が続いた。

 開幕から築き上げ、今やチームの代名詞となったアグレッシブな姿も影を潜めた。後半2分、3試合ぶりの先制点を山瀬幸のミドルシュートで奪った。だが、よかったのはそこまで。逆に、カウンターから簡単に2点を失った。「いい形で得点を取れてほっとしちゃったのかな」と主将の中沢。

 ホームで迎える10日のナビスコカップ準決勝(対川崎)初戦に向け、弾みをつけるはずだったが、勢いはしぼむばかり。「勝って勢いをつける」(坂田)と意気込んだ試合で敗戦。早野監督も「もう一度立ち直すしかない」と言うのが精いっぱいだった。

 中沢が代弁した「ナビスコ杯を取ればこの連敗も忘れられるでしょう」との言葉がむなしく響いた。
チームの未熟さ露呈
 試合終了の瞬間、ブーイングがスタンドを覆い、選手たちは天を仰いだ。17位大宮に完敗。5月以来の2連敗は成長過程にあるチームの未熟さを露呈した。

 開始早々に中盤でボールを失い、決定的な場面をつくられる。「強いチームなら立て直しが利くが、消極的になってしまった」と早野監督。横へのパスが目立ち、中央を固める守備網を突破しようとするリスクをなかなか冒さそうとしない。FW坂田は「後ろでボールを回し過ぎてしまった」と振り返った。

 後半にはカウンターから連続で失点。攻撃の歯車も最後までかみ合わず、2試合連続で完封を喫した。「自分たちの力が足りないことを認めないといけない」と指揮官が表情を険しくさせるのも無理はない。

 リーグ首位を走る浦和、この日の大宮など、堅い守備からのカウンターを武器にする相手に主将の中沢は試合前、「勝てば、来年の優勝争いができる土台になる」と語ったが、現実は厳しかった。試合後、中沢は「ただの負けと思うのか、そうではないのか」と話した。その意識の差が、今後のマリノスの行方を決める。
浦和が永井の1点を守りきった。横浜Mの猛攻に耐える時間が続いたが、後半20分、ポンテの右からのパスを永井が冷静に決めて先制。闘莉王中心の守備陣が0点に封じた。横浜Mは後半30分に退場者が出て、反撃の勢いをそがれた


中沢2試合ぶりに復帰も
 前節G大阪戦を腰痛で欠場したDF中沢が2試合ぶりに復帰。後半終了間際にはMF山瀬幸のクロスに頭を合わせるなど、随所にらしさを発揮した。

 体を張ったプレーでFWワシントンに仕事をさせなかったが、均衡を破られた失点シーンを振り返り、「まだまだ経験が足りないのかな。きょうは勝てた試合だった」と肩を落とした。

 腰痛は完治していないが「休むと体がなまる」と、首位との対戦に向けて調整してきた。それだけに、ミスから許した失点に人一倍悔しそうだった



勝敗分けた一瞬のミス
 内容では首位浦和を凌駕(りょうが)していた。シュート数は17対10。だが、勝てなかった。

 1点差の敗北。GK榎本は「今シーズンで一番悔しい負け」と言った。ただ、その差は点差以上に大きいように映った。今節までリーグ戦25試合で46得点、22失点はともに同じ。だが結果は如実に6位と首位という順位の違いを物語っていた。

 奪えなかった1点、守れなかった1点が重い。前半からペースをつかみFW大島が、MFマルケスがシュートを放った。しかし得点に結ばない。同33分には、FW坂田が決定的なシュートを外した。

 そして後半20分。守備の乱れから、簡単に右サイドを突破されると、中央を走り込んできたFW永井にゴールを許した。突破の原因をつくったDF小宮山は「気が付いたらやられた。一瞬のミスで決まってしまった」。勝負どころで集中力を欠いたプレーに頭を抱えていた。

 あと一歩の差をどう埋めるか―。敗戦の責任を痛感していたFW坂田は「内容だけ見ればこっちが勝っていた。ただ、サッカーは結果がすべて。次に向かってやるしかない」と話した。
サッカーのJリーグは18日、1部(J1)2部(J2)31クラブの2006年度の収支など経営情報を開示した。今回初めて全クラブが公開した選手、チームスタッフの人件費は、昨季J1優勝の浦和が24億9900万円でトップ。横浜Mは22億1000万円と全体で3番目に多かった。

 人件費の算出基準はクラブごとに異なり単純比較はできないが、同じJ1の最低は甲府の5億5600万円で、クラブ間の大きな格差が明らかになった。県内クラブでは川崎が15億3500万円、横浜FCが5億2300万円、湘南が4億2500万円だった。

 横浜Mは営業収入でも浦和に次いで2位の45億5900万円。昨季2位と躍進した川崎は27億8000万円で、前年度比45%増の伸びを示した。J1昇格を果たした横浜FCも広告収入の倍増などを追い風に約5億5000万円増の11億9500万円。一方、湘南は7億900万円と前年度を2400万円下回り、県内クラブで唯一、単年度の経常利益が赤字となった。

 Jリーグ全体で単年度赤字を計上したクラブ数は、前年度の11から15に増加。全クラブの営業収入総額は前年度比30億円増の691億4800万円だった。
横浜Mは後半16分、カウンターから山瀬功の長い縦パスに反応した坂田がGKもかわして先制。18分にも縦に抜け出した坂田が加点した。G大阪は守備の統率が乱れて痛い2失点。攻めても相手の堅守を崩せなかった。

自慢の守備でシャットアウト
 自慢の守備陣が奮闘した。今季リーグ戦で無得点はわずか2度のG大阪を、6月20日に続いてシャットアウト。腰痛で戦列を離れた日本代表DF中沢の不在を感じさせなかった。

 ここ2試合で9得点のガンバ攻撃陣を止めた。センターバックの那須と栗原が、体を張ってFWバレーを防ぐ。第2節の横浜FC戦以来の本職での起用だった那須は「相手の2トップを抑えられた。完封したことは、自分たちにとってプラス材料」。早野監督も「信用して使った2人が力を発揮してくれた」と手放しで喜んだ。


頼もしいストライカー
 一瞬の飛び出しだった。相手DFラインの裏にFW坂田が抜け出す。1対1。GK藤ケ谷の動きを見極め、鮮やかなループシュートでネットを揺らした。

 先制点を挙げた直後の後半18分。優勝争いのただ中にあるG大阪の息の根を止めるゴールだった。坂田は「ガンバ相手に1点では安心できない。ただ、1点取ってたから楽に狙えたけどね」と大胆不敵に言い放った。24歳のストライカーは本当に頼もしい。

 「連敗したらこのままズルズルいく。チームとして粘りたかった」と坂田。前線からプレッシャーをかけ、味方がボールを奪うとDFの裏を冷静に狙った。「相手は前に強いけど、裏は弱い」。得意とするスペースへの飛び出しでゴールに結びつけた。

 上位に踏みとどまる2試合ぶりの勝利に坂田は「でかい勝利だよ」。2004年にマークした自己最多得点にあと1点に迫る今季9ゴール目。昨季は両太ももの肉離れなどの故障に苦しんだが、今季は2月のキャンプから体調を維持する。自信たっぷりに「10点取ることは、最低限の仕事」。背番号11は次節、首位浦和にもひと泡吹かせ、リーグをもっと面白くさせる。
●山瀬功治選手(横浜FM)
「スイスについては、ビデオとかのイメージはあるけど、やってみないと分からない。同じようにやってくるとも限らないし。まあ、情報が頭の片隅にあれば、反応しやすいのかなと思う。単純に裏に抜けていくだけじゃダメ。そう簡単に裏を取れないと思うし、どこかでひとひねりは入れないと。裏に回る前にボールに触れるかが大事。Jリーグでもボールを持った時に前にボールを動かすことは意識している。そういうプレーを入れられればいいと思う。ドリブルでもクサビのパスでもいいと思うし、そういうことを誰かができるかできないかで、攻撃のリズムが作れるか作れないかになる。僕がボールに絡む時にはゴールに向かって行きたい。必ずそうなるとは限りませんが…」
柏が開始直後の幸運な先制点を守りきった。左からのセンタリングを横浜Mの中沢がオウンゴール。その後は一方的な横浜Mの攻撃にさらされたが、GK南、古賀の好守で耐え切った。横浜Mは再三の好機を生かせなかった。

☆代表へ弾みをつけられず☆
 日本代表のオーストリア遠征に追加招集されたMF山瀬功。「チームの試合に集中して、試合が終わったら代表のことを考えたい」とピッチへ向かったが、弾みをつける白星を手にできなかった。

 0―1の後半、「点を取らないといけない。前へ出ていった」と果敢にドリブルで仕掛けた。後半だけで2本のシュートを放ったが得点に結びつかず、「決定的なチャンスをつくるのが課題」と反省だけが口をついた。

 休日返上で、代表遠征に合流する。テーピングで固める左ひざの状態などが気に掛かるが、「なるように、なりますよ」と山瀬功。言葉少なに、スタジアムを後にした


☆課題克服を☆
 リーグ最少失点(19点)と堅守を誇る柏の壁を崩せなかった。開始35秒、DF中沢のまさかのオウンゴールで先制を許すと、1点が果てしなく遠い。7試合ぶりの無得点に終わり、リーグ戦12試合ぶりの黒星を喫した。FW坂田は「後味が相当悪いよ」と悔しさを隠そうとはしなかった。

 後半戦5試合で19得点の攻撃陣が止められた。前線のFWフランサを除く、10人が固める守備をこじ開けられない。ここ5戦7発のFW大島は「崩したと思っても、まだDFがいた」と振り返る。決定的なチャンスは一度もなく、自慢のサイド攻撃も封じられた。DF小宮山は「起点になれなかった」と言った。

 「チームづくりに劇的な変化はない。着実に進んでいくしかない」と早野監督。浮き彫りになった課題は、克服していくだけだ。3試合連続で先取点を許した守備、引いた相手に対して「攻め倒す」(早野監督)攻撃の構築。快進撃がストップしたからこそ、MF吉田の「これをバネにしたい」との言葉を信じたい。

 早野監督も信じて疑わない。「今までやってきたことの延長線上に、自分たちの未来がある」。リーグ戦残り10試合。貴重な時間をかみしめながら、一歩ずつ前進していく。
横浜Mが逆転勝ちした。1点を追う前半43分に右クロスを大島が押し込んで同点とすると、後半10分には相手のクリアミスを拾った清水が勝ち越しゴール。さらに山瀬功、坂田が加点した。先制した磐田だが、後半に失速した。


☆日本人トップに並ぶ
 大島の勢いが止まらない。2試合連続となる同点弾を決め、流れを呼び込んだ。

 前半43分、MFマルケスのグラウンダーのクロスをゴール前で合わせた。これでチームメートの山瀬功や大久保(神戸)に並び、日本人得点王を争う11点目。大島は「みんなで奪ったゴール」と笑った。

 後半戦5試合で7得点。量産体制に入った頼もしきストライカーは「まだ先がある。満足せずにゴールを狙っていきたい」。次なる目標である、背番号と同じ15点も視野に入った。


☆期待に応えたFW清水
 1点を追った前半33分。MF山瀬幸に代わってピッチに入ったFW清水は「動き回って、どんどん前へ行くことを意識した」という。
 前節広島戦と同様、中盤でのプレスが掛からず、自陣で押し込まれる展開が続いた。前半11分にはミスから失点し、重苦しい雰囲気だった。早野監督は打開策として、運動量が自慢の清水投入のカードを切った。

 30歳のベテランは期待に応えた。前半43分、同点ゴールの起点となると、さらに後半10分。相手のクリアミスを奪って、そのままゴールへけりこんだ。今季初得点となる勝ち越し弾が、続くゴールラッシュの合図となった。

 MF山瀬功、FW坂田が立て続けにゴールを決め、終わって見ればリーグ戦5連敗中だった苦手磐田に大勝。主将のDF中沢は「前節の悪い内容を引きずらず、持ち直した。まだ課題はあるが、成長している」と口元を緩ませた。

 前半戦は若手を積極的に起用してきたが、後半戦は清水に象徴されるように競争に勝ち抜いた選手がピッチに登場し、結果を示している。暑い8月を4勝1分けで乗り切った。チームとしての確かな成長を感じさせる今季2度目の逆転勝ちだった。
横浜Mは後半に攻勢をかけ、1-2の後半26分、田中隼が決めて追いついた。その後も押し込んだが、勝ち越すまでには至らなかった。柏木らの得点で2度リードした広島は後半に失速。引き分けに持ち込むのがやっとだった。

☆大島がプロ初の10得点
 FW大島が自身初となる2けたの大台に乗せるゴールを奪った。

 前半19分。ペナルティーエリア内で、FW坂田の折り返しを受けると、キーパーの位置を冷静に見極め、ゴールへ流し込んだ。2試合ぶりの得点に「坂田とうまく連係が取れた。落ち着いていた」と大島。

 プロ10年目の27歳。開幕当初は控えだったが、定位置をつかむと攻守の軸として飛躍を遂げている。目標に掲げた2けた得点に到達したが、引き分けに終わり「10得点は良かったけど、連勝が続けばもっと良かった。そっちが大事なので」と控えめに話していた


☆修正しないと次はない
 ホームの大歓声を背に、最後の最後まで相手ゴールに迫った。だが、届かなかった勝ち越し点。試合終了の笛が鳴った瞬間、献身的に動き回ったMF河合はピッチにあおむけになっていた。2度追い付いた大健闘とも言える引き分け。だが、河合は言った。

 「悪い流れを、自分たちで変えられるチームにならないといけない」。リーグ戦10試合負けなしでも、それを善しとしない雰囲気があった。

 課題は明確だ。「中盤でのプレスがかからず、後手を踏む形になっていた」(中沢)。新たな課題に直面し、苦しい展開が続いた。5月12日の名古屋戦以来となる2点以上の失点。それも、前半だけで。

 後半、清水、マルケスの両FWを投入し、戦術を修正。150試合出場のDF田中隼が同点となる今季初得点で何とか引き分けに持ち込んだ。

 中沢は試合前に言っていた。「4連勝は勢いで勝っていただけ。本物の力に変えていかないと」。相手チームに戦術を研究され、停滞した時期を乗り越えて今がある。再び壁に直面し、次は何を見いだすのか―。次節磐田戦は3日後に迫っている。「本当の強いチームになるために、修正しないと次はない」中沢は前だけを向いた。
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