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引き分けに持ち込まれたのを悔やむより、システムが機能して4連敗を免れたと前向きにとらえるべきだ。

 後半10分。クロスのこぼれ球をFW大島が同点の一撃。大島は「点を取ることが珍しくなっていたんで、ホッとしました」。1分後には中盤の高い位置で奪ったボールがFW坂田へつながり、勝ち越しゴールを決めた。泥沼状態に、光明は確かに差し込んだ。

 攻撃サッカーを掲げながら、過去4試合でわずか2得点。リーグ戦序盤のつまずきにつながった。苦境打破へ、早野監督は昨年終盤までのシステム4-4-2を選択。「不完全燃焼だったから、シンプルな形に変えた」と決断。指示も明確に「ボールを失ったところから重圧を掛けていけ」。これが、見事にはまった。

 坂田、大島の両FWが前線から追い回し、守備でリズムが生まれた。坂田は「高いところでボールが奪えて、良い形で攻められた」。公式戦5試合目にしてFWの得点は初めてだった。

 白星を逃しはしたが、選手たちは一様に口をそろえた。「ようやくチームとして一歩前進できた」。復調のきっかけになってほしい。
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「すぐに切り替えられる敗戦じゃない」。試合後、主将の中沢は沈痛な面持ちで声を落とした。リーグ戦開幕3連敗の大宮に喫した敗戦。J1昇格組の横浜FC、神戸に連敗したリーグ戦の悪い流れを断ち切ることはできなかった。

 前半21分、先制を許した。今季掲げる「攻撃サッカー」の看板が本物なら動じないだろう。だが、「11人がやりたいことが明確になっていない」とMF山瀬功。これではゴールは遠い。好機がないまま時間は過ぎ、FW坂田は「動きだしの意識にばらつきがあってシュートまでいけない」と嘆いた。

 早野監督は守備的MFに松田を配すなど、17日のリーグ戦から4人のメンバーを入れ替えた。「1番機能的な配置でいった」と指揮官。「若手育成」というもう一つの指針を一時棚上げした格好だが、求めた結果は得られなかった。ベテランを起用してなお、光明は見いだせない。名門再建への道筋は完全に袋小路に入り込んでしまった。
昨年12月に右ひざの手術を行い、調整が出遅れていたJリーグ1部(J1)横浜MのDF松田直樹(30)が21日に開幕するヤマザキナビスコ・カップで今季初先発を果たす。初戦の大宮戦(午後3時・三ツ沢)に向けた19日の練習で、松田は主力組の守備的MFとしてプレー。Jリーグ序盤でつまずいたチーム立て直しの切り札として、”闘将”がピッチへ向かう。

◎ルーキー斎藤デビュー戦は不完全燃焼に
 初出場を初先発で飾ったルーキーFW斎藤(横浜Mユース)はシュートゼロでベンチに下がり、デビュー戦は不完全燃焼に終わった。

 前半37分にGK榎本が反則で退場し、代わりのGKと入れ替わりでピッチを後にした。斎藤は「試合に慣れ始めて、これからという時だったので残念」。期待されたゴール前の飛び出しも披露できず、唇をかんだ。

 18歳を抜てきした早野監督は「交代させた時に悔しい顔をしていた。これがいい経験になるように頑張ってほしい」と語った。

◎早くも正念場に
 収まらないブーイング。試合後のスタンドからは指揮官を名指しで辞任を求める声まで飛んだ。J1に復帰したばかりの神戸に4失点の完敗。サポーターが殺気立たないはずがない。

 前節の横浜FC戦に続く初白星の献上という事実が重い。前半37分、GK榎本がレッドカードで退場という事態は確かに想定外だった。だが、その5分後、今季初先発の上野が同点弾をけり込む。重用される若手の陰に隠れてきたベテランの奮起で、試合を振り出しに戻した。光明を見いだしたかに映った鮮やかなゴールを生かせなかった事実がまた、重苦しさを増幅させた。

 後半20分、痛恨のミス。途中交代のGK高桑が相手FWレアンドロにパス、勝ち越しゴールを許した。天を仰ぐ選手たち。カウンターから2点を追加された。

 「この負けはきつい。みんながバラバラになっている」。救世主になり損ねた上野の指摘は個人的な不満や戦術の不徹底にとどまらない。主将の中沢も「コミュニケーションを取って、ピッチの上では同じ方向を向くべきだ」と言外にチームの危機をにおわせた。早野監督は「この敗北を逃げないで受け止めたい」と話した。手腕がまさに問われている。
主力組がU-18(18歳以下)日本代表候補相手の練習試合(45分間)で得点を挙げられなかった。フォーメーションの指示の不徹底が直接の原因だったが、修正できぬまま時間切れ。得点力不足以前の問題を露呈してしまった。

 早野監督からの指示は「鈴木を1トップに坂田は2トップ気味に動け」。だがFW坂田が2トップと勘違い。攻守のバランスは崩れ、連係はちぐはぐ。崩してシュートという場面は皆無だった。

 「圧倒的に勝たないといけなかったのに」と反省した坂田だが、問題は陣形の修正が利かなかったこと。狩野は「1トップのはずなのにと思いながら、どうしていいか分からなかった」。コミュニケーションの欠如は試合以前の問題。指揮官は「こちらが指示を出してもよかったが、選手が自分たちで何とかしなければ」とあきれ顔だった。

松田がこの日30歳の誕生日を迎えた。”大台到達”には「特別な感慨はない」としながら、「過去の栄光にすがるのではなく、一日一日をしっかりやることが大事」と心機一転の巻き返しを誓った。

 ここまでの2試合はベンチ外。昨年12月に手術した右ひざは順調に回復しているが、コンバートしたばかりの守備的MFでのプレーにはまだ不安を抱える。「試合に出られなくてイライラする部分はあるが、今は練習をやるしかない」と松田。

 早野監督からは禅の名言集を手渡されたといい、「自分の悪いところが書いてあった。精神的な弱さなど、直していきたい」と殊勝に話していた。
開幕から2試合連続でフル出場の高卒ルーキー、長谷川が紅白戦で右足首を痛めた。

 タックルをかわして着地した際に、ひねった。練習を途中で切り上げ、松葉づえを突いて、マリノスタウンを後にした長谷川は「痛い。せっかくチャンスをもらっているのに残念」と声を落とした。14日、川崎市内の病院で検査する予定。

ルーキー乾がデビュー
 ルーキーMF乾が公式戦デビュー。前半29分、負傷したFWマルケスに代わってピッチに立ち、「ベンチで見ていて応援がすごかった。やるしかないと思った」。大物ルーキーらしく積極的に攻めの姿勢を示した。

 鋭いドリブルを連発し、ベテランぞろいの横浜FCディフェンス陣を慌てさせた。後半36分には中央をドリブル突破し、ミドルシュート。ただ枠には飛ばず「最後のシュートのところがまだまだです」。早野監督も「ドリブルは良かったが最後の部分が課題」と期待が大きいだけに辛目の採点だった。


戦術の徹底が急務
 終了の笛が鳴った瞬間、DF那須は顔を抑え、天を仰いだ。応援合戦では圧勝だったトリコロールに染まったサポーターたちも静まりかえる。“横浜の覇権”を争うダービーで、1得点も奪えず、今季初黒星を喫した。早野監督は「戦術の徹底がまだ足りない」と認めた。

 シュート数16対5、数の上では圧勝だった。しかし、決定的な場面に至らない。初先発したFW大島は「決定力でも、戦術的な部分でもまだまだ」と表情を険しくさせた。横浜FCは昨季、J2でのリーグ最少失点。その堅守をこじ開けるまでには熟成されていなかった。

 大島、DF田中裕が本格的な戦術練習に参加したのは、8日の紅白戦20分間のみ。開幕戦直前に戦術を変更し、控え組まで徹底されていないのが現状だ。MF乾がドリブル突破で好機を演出しながらバックアップがなく、シュートを打つしか選択肢がなかったのはその証しだ。

 ダービーでの敗北。主将のDF中沢は悔しさをかみ殺すようにいった。「脅威を与える攻撃で次は勝たないといけない」。“横浜の名門”の名を取り戻すために下を向いている時間はない。
Jリーグ1部(J1)で10日、横浜FCと横浜Mが対戦する「横浜ダービーマッチ」。両チームの監督はそろってキーマンに攻撃的MFを挙げる。トップ下でタクトを振るう横浜FC・奥大介(31)と、開幕ゴールで波に乗る横浜M・山瀬功治(25)。奧は横浜Mを戦力外になり今季横浜FCに移籍した。互いの技術を認め合う2人の意地とプライドがピッチで交錯する。

☆奥越えで輝き本物へ/MF山瀬功
 敵将・高木琢也監督が警戒する。「攻守で1番危険な選手。自由にやらせないようにしたい」。MF山瀬功治。横浜Mを開幕戦で救った男だ。決勝点をはじめ、得意のドリブルで果敢に攻めた。しかし、もう過去の話。7日の練習後、「大事なのは反省点を修正して、次戦に臨むこと」とさらりと言った。

 注目の一戦を前に、山瀬功は「あくまでもシーズン34試合の一つにすぎない」と静かに語る。だが、「大さん(奥)と万全な状態で向き合えるのは、一つの楽しみ」とも。2003、04年の横浜Mの連覇を支えた奥大介。05年に浦和から加入した山瀬功は元日本代表の存在を「ボールの扱い、パスの精度…。スキルが高く、一緒にいるだけで学ぶことが多かった」と良き手本にした。

 リーグ戦のピッチで2人一緒にフル出場したことは2年間で一度もなかった。ともにけがに悩まされ、同じ苦しみを味わった。そして、敵味方に分かれて迎える”ダービー”。山瀬功は「得点を取れるチャンスがあれば、どんどん狙う」。偉大な先輩を目の前で超えるつもりだ。





☆新加入31歳の司令塔/MF奥
 高木監督は「攻撃の軸は久保。マリノスでコンビを組み、久保の生かし方を知る奥が勝敗を左右する」と新加入の31歳の司令塔への期待感を隠さない。

 もっともダービーマッチで期待するのは広い視野からのクロスや積極的な飛び出しだけではない。「年を重ねた分だけいろいろな経験をし、それだけに感じるものもあるだろう」。横浜Mから事実上の戦力外通告を受け、横浜FCに移籍してきた。雪辱の思いがきっと力を与えるはずだ。

 開幕ゴールを挙げた後輩の活躍が奥の闘志を一層かきたてる。「功治(山瀬)は調子いいみたいだからダービーで勢いを止めないと」。2年間、山瀬の成長を見てきただけに、能力の高さを理解する。「功治の飛び出しは要注意。昔から速かった」

 2週間前、横浜Mの選手数人と夕食をともにした。その中に山瀬もいた。「『前に出てくるなよ』とプレッシャーをかけておいた」。笑いながら、すぐ真顔になった。「出てきても、負けないですけど」。勝利を譲るつもりは毛頭、ない。
横浜Mが逃げ切った。前半5分、長谷川からのパスを受けた山瀬功がドリブルで突破して先制ゴール。その後、追加点は挙げられなかったが、中沢ら守備陣が踏ん張った。甲府は細かいパスをつないで積極的に攻めたが、無得点だった。

☆鈴木、レッドカードで衝撃デビュー
 セルビアのレッドスターから新加入したFW鈴木が2年ぶりのJリーグの舞台に戸惑った。
 前半8分にラフプレーで警告を受け、「手を上げて競り合うなと主審に言われた。それは納得できない。こんな基準でやっていたら世界レベルでは通用しなくなる」と納得いかない表情。
 終了間際の後半44分には遅延行為で2度目の警告を受け退場。試合後は怒りが収まらない様子だったが、チームの白星発進に「勝ったことで自信につながる」と話していた。


☆長谷川が開幕戦デビュー
 横浜創英高、ユース出身の新人長谷川がクラブ史上4人目となる開幕戦デビューを飾った。決勝点に絡むパスだけでなく思い切りよくシュート放ち、早野監督の抜てきに答えた。
 早野監督からは「おれが責任を取るから、好きにやってこい」とピッチに送り出されたという。守備的MFとしてフル出場し、チームの勝利に貢献。イラン人の父を持つ186センチの大器は「Jリーグに出るのが夢だった。90分間プレーできたのは、いい経験になる」と充実の表情を見せた。
 指揮官は「90分プレーできたのが大きい。この経験はチームにとっても長谷川にとっても財産になる」と笑顔で話した。



☆後半に運動量不足露呈
 重かった扉が開き、明るい未来がちらりと見えたようだった。
 前半5分。センターサークル付近でボールを受けたMF山瀬功が、ドリブルで相手DFをかわしながら約30メートルを疾走し、左足でゴールへけり込んだ。「攻撃サッカー」を掲げるチームにとって待望の先制点。記念すべき2007年Jリーグ初得点だった。

 早野監督は開幕1週間前、3トップから「4―5―1」へシステムを変更した。先制弾はまさに、その変更が効いて生まれたもの。FW鈴木がボールをキープし、MF長谷川から山瀬功へ。トップ下で中盤のスペースを埋めるために動き回ることが多かった山瀬功が攻撃的MFに回ることで持ち味が生きた。采配(さいはい)は的中した。

 ただし、攻撃面が良かったのは前半20分まで。運動量が落ちた後半は防戦一方。前線と中盤の連係が乱れたところを突かれた。DF中沢、栗原ら最終ラインが奮闘して事なきを得たが、山瀬功は「流れを有利に運ぶために、チーム全体で考えるべきことはまだ多い」と表情を引き締める。

 初陣を白星で飾った早野監督も「完成したチームをつくるために、最終戦まで修正を続けていくだろう」と言った。”名門復活”を一つ一つの勝ち星で確かなものにしていく。
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