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中沢「負けてない」
 新潟と引き分けたが、横浜Mは今季初の2試合連続完封を達成し、DF中沢は「負けていないし失点していない。下を向くような試合ではない」と力強く語った。

 後半13分にはロングボールに反応して抜け出したFWアレッサンドロに体を寄せてゴールを許さず、同24分のFW矢野の突破にも冷静に対応しピンチの芽を摘み取るなど、安定感はさすが。次戦は優勝争いを演じる名古屋。「上位相手でも同じ内容を続けられれば」と3連続完封に意欲を見せた。


大胆布陣も奏功せず
 FW大島、MF田中隼を外し、前節から四つのポジションで選手を入れ替える大胆布陣も功を奏さなかった。後半1分にFW坂田が豪快に左足シュートを決めたかに見えたがハンドの判定。ゴールネットが揺れたのは後にも先にもこの1回で、またしても流れの中からの得点は生まれなかった。

 大島不在の3トップに高さはない。前線からのプレスで相手守備をかく乱するのが狙いだ。だが、監督の意図に反するように放り込まれるロングボール。キープできずにボールを失う展開が続き、GK榎本も「ターゲットがいないんだから仕方ない」と苦笑い。

 小椋、河合と守備的な選手2人を配したボランチは効果的なパスに乏しく、攻撃にリズムが生まれない。とはいえ、選手の特徴を考えれば、それは戦前から分かり切ったこと。DF中沢は「誰が出ても同じようにプレーしていたのではダメ」と周りのサポートの方を問題視した。

 コンディション重視の選手起用は控え選手のやる気は高まるが、この日のように個人の戦術で食い違いが生まれるようでは本末転倒だ。13位は降格圏脱出と言い切れる順位ではない。まだ、目先の勝利にこだわってもいいはずだ
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横浜Mが誇る若き才能が首位大分を沈めた。守り合いの息詰まる展開を破ったのは後半14分。ペナルティーエリア外、やや右寄りで得た約20メートルのFKをFW狩野が右足で決めた。

 「最近は(ゴールに)近いFKがなかったので、行かせてくださいと言った。近ければ、コースを突けば入るから」。自ら志願してけったボールは、柔らかく弧を描いて壁を巻く「イメージ通り」の弾道だった。

 名門・静岡学園から鳴り物入りで入団し4年目。飛躍を期待された今季だったが、2月の宮崎キャンプで右ひざの靱帯(じんたい)を損傷、3月に復帰した直後の練習試合でも左足小指の付け根付近を骨折し、長い欠場が続いた。

 ようやく先発のチャンスをつかんだのは、シーズンも3分の2が終わった20日の磐田戦。そこから2戦続けてCKから虎の子の1点をアシストすると、この日は首位相手に値千金の決勝弾。「キックは自分の売りだし、自信がある」。言葉通りの活躍で存在感が高まっている。

 エースMF山瀬功のけがで巡ってきたチャンス。「レギュラーに定着するためには、アピールする身であることに変わりはない」と慢心はない。全体練習後、約1時間にわたるFKの居残り練習はうそをつかなかった
闘志に火が付いて/横浜M
 久々の上位相手の試合で眠っていた闘志に火が付いた。川崎の猛攻を前に全員で奪った勝ち点1の価値は大きい。

 立ち上がりからシュートの嵐にさらされたが、前半4分にはGK榎本がFW鄭との1対1を好セーブ。ポストやバーにも助けられながら、嫌な時間帯をしのぎきった。「バタバタした時間に失点しなかったのは大きい」(DF栗原)。42分のDF中沢の先制ゴールは、その先にあった。

 後半は相手の3トップへの対応を修正するため4-4-2へとシステム変更。「(修正後は)相手もやりづらそうだった。柔軟な対応ができたのはよかった」と中沢。両サイドのスペースを消すこの采配(さいはい)も当たった。

 後半35分には、守備的MFに上がっていた小椋が2枚目のカードで退場。だが、それも警戒するMF中村、FWジュニーニョから自由を奪った気持ちの入った守備の裏返しだ。27分の中沢のオウンゴールも、攻守に奮闘したそれまでの貢献を考えれば責められない。

 勝ち点1を分け合ったが「こっちは10人になっていたし、相手の方が悔しい気持ちは強いはず。ギリギリのところで引き分けられたのは大きい」と中沢。これで13位へ浮上。中位グループの背中も見えてきた。



遠ざかる逆転劇/川崎
 MF中村は終了と同時に大の字で倒れ、FWジュニーニョは取材エリアを避けて競技場を去った。逆転優勝へ勝ち点3が欲しかったはずの「神奈川ダービーマッチ」。自慢の攻撃陣が2戦連続で“完封”されたショックは大きかった。

 開始2分に黒津の左足ミドルで漂ったゴールの予感も、やがてもどかしさに変わる。同4分にGKとの1対1を逸した鄭大世は、「入らない時はとことん入らない」。20分後にもゴール右からの強烈なシュートがクロスバーをたたいた。

 ジュニーニョに至っては10戦不発。痛む右足裏をかばうせいか、この日も本来の切れがない。指揮官は「得点以外の部分での貢献度は大きい」とフル起用を決め込むが、2節前まで8戦負けなしの陰に隠れていたエースの不振が、勝負どころでじわりと響く。

 夏場から取り組む4―3―3システムは「6人で守って4人で攻める」(高畠監督)戦い方でもある。役割分担が明確ならば、責任の所在もしかり。「後ろ(守備陣)は一生懸命我慢してチャンスをつくったのに、決めてくれないと…」と中村。残り8戦、遠のいた優勝争いを案ずるより先に、信頼回復のゴールが欲しい。


木村語録
「相手が上と意識してか序盤消極的だったが、いい時間帯に1点取れたので修正は楽だった。オウンゴールは仕方ない。勝ち点3取れたゲームだが負けなくて良かった」

高畠語録
 「勝ち点1をプラスに考えたい。ゴールが遠い? 最後に相手を上回るだけのスピード、パワーが必要。あとは絶対にゴールを奪うんだというハートの部分だと思う」
かつてリーグ王者を3度も経験した同士による、入れ替え戦出場ラインをめぐる”裏天王山”。エース不在で臨んだ横浜Mだったが、ぶっつけ本番の巧みなセットプレーが効いた。

 後半2分に得た左CKのチャンス。けがで遠征メンバーを外れたMF山瀬功に代わるキッカーは今季初先発のFW狩野。「前半やれそうでやれなかったショートコーナーを、佑二さん(DF中沢)にやった方がいいと言われて」。走り寄ったFW坂田に短く出した折り返しを、わずかに角度を変えて入れ、FW大島の頭にピタリと合った。

 「健太(狩野)のボールの質が良かった。ける側と合わせる側がいい関係になれた」。殊勲の1点を挙げた大島は、狩野の右足を絶賛した。

 練習でも試していないプレーだったが、「ショートにすれば中のタイミングもずれる。試合の中でうまく緩急をつけるのは大事」と中沢。セットプレーを知り尽くした男のアドバイスも、貴重なゴールにつながった。

 後半は磐田の反撃にさらされながらも0点でしのぎ、負ければ降格圏へ逆戻りの一戦を制した。中沢は「勝ち点3も大きいが、今のチーム状態を考えると1-0は(それ以上に)大きいし、自信になる」と口にし、上昇への手応えを感じていた。
前半途中から滝のような豪雨に見舞われたNACK5スタジアム。ピッチは水が浮き、田んぼのような状態でボールが思うように転がらず、後半は稲光のたびに照明が消えていくトラブルも。

 ドリブルが武器のFW山瀬功も雨に持ち味を殺された一人。足を取られてボールを失う場面が目立ったが「(天候は)相手も一緒だから関係ない。雨を差し引いてもきょうのプレーには課題が残った」と反省。それでも最後は「大事なことはきょう(相手を)抜けなかったからといって、やめないこと」と前を向いていた。


勢い乗れず 課題持ち越し
 「よく見かける光景」-。DF中沢の試合後のコメントがすべてを物語っている。優勢に試合を進めつつも、引いて守る大宮相手に最後の一線を越えられず。逆にワンチャンスをものにされる展開は、横浜Mの負けパターンそのままだった。

 前半33分。中沢のくさびのボールにFW大島が空振りしてボールを失うと、1本のパスで前線のFW藤本へと送られる。正確な左クロス。190センチのFWラフリッチに頭で合わせられた。

 「(やられたのは)あれだけ」と口をそろえる選手たち。ラフリッチに振り切られたDF田中裕は「想定した以上のボールが来た。取られ方、遅らせ方、自分のマークミス。ミスが三つ重なった」と悔やみきれない。

 後半は雷雨降りしきる中、パワープレーでゴールに迫ったが最後まで破れず、大宮とは2005年のリーグ戦初対戦以来、これで8戦勝ちなし。木村新体制になっても相性の悪さはどうにもできず、2勝1分けで来た好調の8月も、最後の最後でつまずいた。

 「(9月1日からの)合宿で修正していきたい」と敗戦にも前を向く指揮官。引いた相手をどう崩すか-。夏休みの宿題は、9月まで持ち越しとなった。
自画自賛のゴール
 後半9分、MF小宮山が目の覚めるようなミドルシュートで先制ゴール。CKのクリアボールに狙いすまして右足を振り抜き、チームの降格圏脱出を引き寄せた。
 前日練習で遅刻した反省を込め、この日は青々とした丸刈りでピッチに現れた。「前半から何本か打っていて、いい感触が残っていた。うまく足に乗った」と自画自賛すると、照れながら頭をひとなで。最後尾からゴールを見届けたGK榎本も「プレーも頭もまぶしかった」と最高?の賛辞を送っていた。


斎藤学Jデビュー
 ユース所属の18歳、FW斎藤学がJリーグデビューを果たした。後半30分にFW兵藤に代わってピッチに入ると、同35、38分と立て続けに惜しいシュートを放ち、スタンドを沸かせた。
 「札幌が疲れているのもあり、やれるかなと思っていた」と斎藤。市川崎高の現役高校生とあって夏休みが終われば練習参加は難しくなるが、「自分で打開できる選手だし、物おじしていなかった。またチャンスがあれば使いたい」と指揮官の評価は高かった。


大収穫の完封勝利
 リーグ戦の完封は、第9節の千葉戦以来13試合ぶり。「2点取られても3点取るサッカーが理想」と語る指揮官にとっては一つの結果でしかないかもしれないが、チームが取り戻したものは決して小さくない。

 右足首の故障から6試合ぶりに先発復帰したDF田中裕、公式戦4戦連続先発と信頼を得つつあるDF小椋が、札幌の強力外国人3人とマッチアップ。攻撃を遅らせることで、何度もピンチの芽を未然に摘み取った。

 守備的MFには初めて松田、河合の組み合わせが試された。21本のシュートを放ち札幌を圧倒した攻撃は、中盤の底の安定がもたらしたところが大きい。

 故障者の復帰、若手の抜てき、新ポジションへの挑戦。苦境打開への模索は続く。それだけに、最終ラインの真ん中で指揮を執ったDF中沢は「札幌があまりこなかったというのはあるにせよ、ゼロに抑えたのは大きい」と結果が出せたことを収穫に挙げた。

 前日敗れた磐田に代わって降格圏を抜ける15位に浮上。目先の順位ではあるが、「正直、気にしている。嫌なプレッシャーもあるし、早く抜け出したかった」という松田のせりふは本音だ。歯車はかみ合いつつある。
「勝ったら順位が入れ替わるというのは選手の気持ちの中にあって、その分、焦りはあった」(木村監督)。勝利した方が降格圏を抜ける15位との直接対決。G大阪との2連戦で見せた素早いパス回しとサイド攻撃はこの日、影を潜めた。

 展開は理想的だった。前半27分にDF中沢が先制ゴール。自陣に引いてスペースを消す清水を出てこざるを得ない状況に追い込み、2点目を奪う下地は整った。

 だが、後半開始早々にCKから同点とされると、その後はロングボールからのこぼれ球を狙う相手の戦術に付き合い、自分たちの理想の攻撃を表現できなかった。

 日産時代のFWの後輩にあたる長谷川監督が率いる清水を「守備的。おれとは発想が逆」と評していた木村監督。だが、シュート数は相手の9を下回る5。どちらが攻撃的とも守備的とも言い難い内容で、勝ち点1を分け合った。

 「もっと落ち着いてボールを回せばよかった」とFW大島。「相手のプレッシャーを押し返すだけの運動量がなかった」と中沢。ここ3戦で勝ち点5と結果は出始めたが、木村マリノスの完成はまだまだ先。この後も下位チームとの対戦が続く。まずは目の前の1勝。それがゆとりを生み、理想へと近づく道を開く
坂田が決勝弾
 横浜Mの勝利を告げるメロディーが、日産スタジアムに102日ぶりにとどろいた。4月29日の千葉戦以来、実に11戦ぶりのリーグ戦白星だ。

 決勝点を決めたのはFW坂田。同点とされ、一度は「嫌なムードになりかけた」(木村監督)後半12分。DF金井のクリアボールに反応してDFラインの裏へと走り、ゴール左で1対1を制すると、角度のないところから鋭く左足を振り抜いた。ハマのスピードスターが今季リーグ戦20試合目にして挙げた初ゴールが、貴重な勝ち点3をもたらした。

 昨年10得点の生え抜きFWも、新外国人の加入で前監督時代は控えに回ることがほとんど。ボール保持を重視するスタイルにも苦しんだ。

 監督交代でめぐってきたチャンスに公式戦連続先発4戦目で応えてみせた。「今は楽しく打たせてもらってる。練習からシュートの意識をもってやっているし、それが結果につながればいい」と吹っ切れた様子だ。

 「長いこと勝っていなかったことは気にしていない」と木村監督。だがこの勝利がもたらすものは大きい。「いいときは選手も聞く耳をもつもの。(連勝で)今までできなかったことをプラスできる」と、反撃へさらなる改革を示唆した。
喜びより募る悔しさ
 木村監督就任後、公式戦4戦目で手にした初白星。チームとしても今大会の1次リーグ通過を決めた新潟戦以来、8戦ぶりの勝利だ。だが指揮官に残ったのは喜びより悔しさ。「勝って上へ行けないなんてむごいよね」。逆転での準決勝進出には届かなかった。

 若手中心の起用だった過去3戦から一転、守備的MFに河合、山瀬功を配置したこの日は中盤が安定。厚みのある攻撃を展開できていた。

 前半32分には右サイドのMF田中隼からFW兵藤、坂田とつなぎ、中央のMF小宮山がワントラップ後に右足ミドル。失点を防ぎつつ、早い時間帯での先制点。ここまではまさに「プラン通り」(木村監督)だった。

 だがそのわずか2分後に自陣での不用意なファウルからMF二川の直接FKで失点。相手の4本に対し20本のシュートを放って前回王者を圧倒しながら、結果的にこの1点が重かった。

 それでも途中出場のMFロペスが勝ち越し弾を決めるなど、木村采配(さいはい)は徐々に真価を発揮しつつある。MF小宮山は「G大阪に勝てるだけのポテンシャルを証明できた」と手応えを口にし、DF松田も「監督が代わってやっと勝てた。この雰囲気を次のリーグ戦につなげたい」と前を向いた。


監督コメント
「アウェーゴールがあるが守備的にとは話さなかった。いい時間帯に小宮山のミドルが決まりプラン通りになったが、不用意なFKで追いつかれた。勝って上へ行けないのが残念」
松田が左ストッパー
 木村新監督就任後、右ストッパーを務めていたDF松田が今季初めて左ストッパーに。「右の方がやりやすい」というDF河合の提案を受け入れた形だが、立ち上がりは慣れない位置でポジショニングに苦しんだ。

 前半9分の失点は、その松田がFWエメルソンに裏を取られたことで生まれた。「おれのミスでやられた。チームの雰囲気がいいときに申し訳ない」と反省しきり。

 前半終了間際にはイエローカードももらい次節は出場停止になったが「チームが勝つためにできることは何でもしていきたい」と話した。


やっと奪った勝ち点
 長かったトンネルの出口がようやく見えてきた。5月11日のG大阪戦以来、7試合ぶりに挙げた勝ち点1。4月29日以来の勝利こそならなかったが「きょうは引き分けたことが大きい」(DF松田)。連なった黒星は、六つで止まった。

 先制点が10試合ぶりなら、セットプレー以外の得点は7試合ぶり。開始4分。左サイド深く攻め上がったMF小宮山から鋭いクロス。混戦にFW大島が体を投げ出し、泥くさく押し込んだ。

 小宮山は何度もクロスを上げ、FW山瀬功にも威力あるミドルシュートが戻ってきた。山瀬功は「連敗しているときは焦りや重圧でゲームが落ち着かなかったが、多少でもゲームをコントロールできるようになってきた」と試合後の口も滑らか。

 もちろん手放しでは喜べない。チャンスをつくりながら追加点は奪えず、逆に得点の5分後に失点。前掛かりになったところをFWエメルソンに裏を取られた。

 それでも松田は「あれはおれ個人のミス。チームとしてはうまくいっている」と前向きにとらえる。就任後初の勝ち点を手にした指揮官も「3戦で一番いいゲームだった。勝利まではあと一歩」と手応えを口にした
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