忍者ブログ
マリノス記事を日々収集  
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

両チーム無得点で引き分けた。G大阪は中盤の連係がさえ、押し気味に試合を進めた。遠藤の直接FKなど惜しい場面もあったが、ゴールは割れなかった。横浜Mは豊富な運動量で対抗。GK榎本の奮闘もあり、無失点で切り抜けた。

☆吉田5年ぶりFW先発☆
 MF吉田が腰痛でのFW大島に代わってFWとして先発出場。J2大分時代以来、約5年ぶりとなるFWでの出場に「相手を背負うことが多くて難しかった」と吉田。チャンスを演出できなかった。

 献身的に動き回り前線からプレスをかけたが、高い位置でボールを奪うことができず、得点機をつくれなかった。前半はシュートゼロに終わった。

 後半開始直後に本職のMFに戻ると、同16分、中央をドリブル突破からシュート。首位G大阪に冷や汗をかかせたが、「1点取って勝ちたかった」と、届かなかった勝ち点3に悔しそうだった。



☆存在感際立つ松田☆
 「ナオキ」コールがスタンドを包んだ。温かい拍手は首位G大阪に引き分けたことだけが理由ではない。祝福が向けられた先には背番号「3」、DF松田直樹がいた。横浜一筋13年の生え抜きが、先発で今季リーグ戦初出場を果たした。30歳は充実の汗を滴らせ、「サポーター、家族に感謝してる。あとは勝ちたかった。それだけだね」。

 猛攻に耐えた。日本代表を5人擁し、チーム総得点はリーグ最多の32、39試合連続得点中の攻撃陣を無失点に封じた。松田が、中沢が、GK榎本が体を張って止めた。後半6分、松田がFWバレーの突破を止めると、直後に味方はシュートにまでつなげた。存在感はやはり際立っていた。日本代表のFW播戸は「好調なバレーがあれだけ抑えられているのを見たのは久しぶり」と驚いた。

 レギュラー奪回に一歩を踏み出した松田。早野監督は「頭が痛い。栗原も育てないといけないし…」と次戦の起用について明言しなかった。ただうれしい悲鳴には違いない。

 「世代交代」と並行して「既存戦力再生」を掲げる早野マリノス。松田は「若手、中堅、ベテランがそろって戦うのがチーム。もっともっと試合に出たい」。この日の勝ち点1から、それ以上の価値を引き出すのは、今後の奮闘にかかってくる。
PR
悔しさ残した斎藤
 第3節神戸戦以来の先発出場を果たしたルーキーFW斎藤に笑顔はなかった。決定的なチャンスを逃し、悔しさだけが残った。

 前半15分、左からのクロスをフリーでダイビングヘッド。だが、枠内をとらえきれず、サポーターのため息を誘った。シュートはこの一本のみ。斎藤は「決めないといけないシュート。悔しすぎる」と唇をかんだ。

 大島、清水の両FWがけがで欠場。巡ってきた好機を生かせなかった。しかし、斎藤は「ここで立ち止まってはいられない」と努めて前を向いていた。


執念の勝ち点1
 敵地のスタンドを沈黙させた。0-1の後半42分。右からのクロスをFWハーフナーが合わせ、ゴール前に詰めたDF田中裕が押し込んだ(公式はオウンゴール)。敗色濃厚な中、勝ち点1をつかむ同点ゴールに執念を見た。

 3年目、殊勲の田中裕が声を弾ませる。「あきらめずに走った結果。みんなでつかんだゴール」。途中交代でピッチに立った2分後、大きな仕事をやってのけた。

 先発の平均年齢23・9歳は、ここまでのリーグ戦15試合で最も若い布陣。「世代交代」を掲げるチームにあって田中裕は「ベンチでも常に出番がくるかもしれないと準備をしている」。不慣れな左MFでの起用だったが、果敢に攻め上がった。「ベテランだったら計算しながらプレーするけど、若手はいい意味で計算できない」と早野監督も思わず表情を緩める。

 先制を許し、DF栗原が後半29分に2枚目の警告で退場。「完全な負け試合」(GK榎本)で勝ち点1を拾ったことをどうとらえるか。副主将のMF山瀬功は「苦しい中で追いついたことは、成長している段階の若いチームにとって自信になるはず」。次節・首位G大阪戦も臆(おく)することなく向かっていく。
横浜が横浜FCにケンカを売った!8月11日の横浜ダービー(日産スタジアム)まで60日となった12日、横浜が「最後のダービー」と銘打ったポスターを発表した。現在最下位の横浜FCが来季J2に降格することを断定したような挑発的コピーで遺恨ムードを盛り上げ、史上最多の7万人動員を目指す。

 まさに前代未聞の挑発行為だ。J2降格を決めつけたかのようなポスターのコピーにより、横浜FCサポーターからクレームが噴出することは間違いない。それでも、ポスターを製作した担当者は「どういう意味に解釈してもらっても結構です」と強気の態度。同じ横浜で友好関係を築いてきた相手に、あえて仁義なき戦いを仕掛けた。

 発端は9年ぶりに復活した3月10日の横浜ダービー(三ツ沢)だった。横浜はJ1に昇格したばかりの横浜FCに0―1で敗れた。選手以上にスタッフのショックは大きく、敗戦の翌週には各部の代表者を集めた「8・11トリコロール宣言プロジェクト」が発足。リーグ戦の単一試合では初めてポスター製作に乗り出した。当初は6000枚を刷る予定だったが、今週になって1万枚に増刷。10万枚のステッカーなどと合わせ、PR経費は約1400万円に上った。

 「サポーターと心中するつもりでやっている」と横浜関係者。当日は公式チアリーディング・チーム「トリコロール・ランサーズ」もお披露目される予定で、盛り上げ作戦も着々。ファンクラブ会員と年間チケットホルダーには全席半額の特典をつけるなど、なりふり構わぬ集客作戦で7万人動員を目指す。

 選手にとってもダービーマッチは特別だ。主力選手の1人は「前回は向こうがガツガツ来た。それは何でもありということでしょ」と早くも臨戦態勢。中沢主将も「悔しさはみんな持っている。プレーで盛り上げていく」と誓った。11位の横浜もチーム事情が安泰とは言えないが、ダービー第2ラウンドだけはクラブの威信をかけて勝利をもぎ取りにいく。
★築いた土台に加わった指針
 2位浦和相手、それも敵地での引き分けだ。リーグ戦3試合ぶりの勝ち点でひとまず悪い流れは止まるかもしれない。試合後、早野監督を筆頭に選手の表情には、そんな安堵(あんど)の色が浮かんでいた。

 リーグ戦、ナビスコ・カップを通じ3連敗中、3試合連続無得点に計6失点と、攻守にチームは崩壊の危機にあった。

 窮地を打開するため攻撃サッカーを棚上げ。守備的MFを2人並べ、守りに重きを置いたシステムに変更した。「これから夏に向け、90分間走り続けるサッカーをやり通すのは難しい」。先も見据えて指揮官は新たな戦術構築に踏み切った。

 狙いは的中した。前半は0―0でしのぎ、後半開始5分だ。MF山瀬功が左足でゴール右隅へ突き刺す鮮やかな25メートル弾で先制した。「内容で押されていても、結果が出ればいい」と山瀬功。後半だけで12本のシュートを浴びせ、ピッチには躍動感が戻っていた。

 後半21分に追いつかれ、勝ち切ることはできなかったが、主将の中沢は「状況に応じた、多様性のあるサッカーがこれからはできるはず」と選択肢が広がったことを前向きにとらえた。早野監督は「これからだよ」。短い一言に手応えがにじんだ。


★マルケスが復帰
 左太ももの肉離れなどで戦列を離れていたFWマルケスが後半34分から途中出場。3月10日の横浜FC戦以来のピッチでシュートを放つなど、ブランクを感じさせない軽快な動きを披露した。

 マルケスは「ケガをした厳しい時期を乗り越えられて、良かった」とほっとした様子。ただ、チームの勝利にはつながらず、「もっとチャンスをつくりたかった」と反省も口にした。次節の千葉戦に向けて、「きょうが第一歩。練習でコンディションを上げて、先発のポジションを取り戻す」と話した。
わずか1カ月前、大分に5―0、新潟に6―0と続けて快勝した勢いはどこへいってしまったのか。2試合連続無得点で連敗。「攻撃が一本調子。もっとアイデアを持って臨まなければならないが、いまのチームには状況を打開する柔軟性がない」。早野監督の敗戦の弁が、チームが再び迷路に入り込んでしまったことを告げていた。

 後半開始直後、迷いから足が止まった。「相手が前から仕掛けてきて、プレッシャーがかけられなくなった」とFW坂田。積極的に前へ飛び出してくるFC東京に押され、リズムを崩された。後半24分、途中交代で入ったばかりの福西に鮮やかなループシュートを決められ、勝負あり。

 前節の名古屋戦でも相手に研究され、良さを消された。主将のDF中沢は「プレスが効かなかったら2人で体を寄せるとか、考えてやらないと。いつまでたっても変わらない」と焦りをにじませる。

 4月14日以来の連敗で順位は12位まで下降した。1カ月前の連敗は、そこから2試合11得点という連勝で上昇に転じたが、今回はどうか。指揮官は「ゴールへの意欲、勇気が必要」と語気を強めたが、具体性を欠く打開策からは再浮上の道筋は見えてこない。


監督コメント
「相手のバックラインに入り込む勇気、得点に対する意欲がなかった。交代して入った若い選手も、得点に対する気持ちを体から発散して入らなければならなかった」
不敗神話が止まる
 不敗神話が止まった。ホームでの名古屋戦で黒星は1998年5月9日以来。過去6勝2分けと相性の良い相手に9年ぶりの白星を献上し、早野監督は「相手が網を張っているところに突っ込んで、カウンターを受けるなど、ミスが多すぎた」と肩を落とした。

 0-1の後半6分には、MF山瀬功のPKが止められるなど、この日は勝利の女神にそっぽを向かれた。山瀬功は「決めないといけなかった場面。(敗れた)責任はすごく大きい」と唇をかんだ。

まだ理想に遠く
 4月14日以来、約1カ月ぶりの黒星が重苦しかった。4連勝を逃した前節・7日の鹿島戦のリプレーを見ているようだったからだ。

 ロングボールを多用し、中盤を省略する相手の攻めにプレスが掛からない。前半のシュートはたたの2本。それも苦し紛れに放ったものだ。

 1─0で迎えたハーフタイム、早野監督は「名古屋の倍走れ」と選手に発破を掛けた。だが、いたずらに体力を消耗するばかりで、あまり有効な策とは言えなかった。後半35分にカウンターから追加点を奪われ、勝負あった。

 相手も研究し、対策を立ててくる。名古屋はシステムを変更してこの試合に臨んだ。対して早野監督は「もっと走れるはず。簡単に長いボールをけられているのも、プレッシャーが十分ではないからだ」とあくまで「走るサッカー」の理想像を追い求める。「まだ攻める意識を植え付けている段階だ」とも。

 試合後、ある選手は「プレスが掛からないなら、試合中に戦術を変えることも必要」と漏らした。漂う疲弊の色は、気温の上昇に伴うものだけではないかもしれない。
☆大きな一歩を刻んだマイク

 高かった。左サイドからのクロスをJリーグ最長身194センチのFWハーフナー・マイクが頭で突き刺した。後半13分、公式戦プロ初先発でプロ初ゴール。予選リーグ首位に躍り出る勝利を決定付ける2点目に「笑いが止まらないっす」。サポーターの前で3度拳を突き上げ、喜びを爆発させた。

 ナビスコ杯を含めて公式戦23試合目、待望のゴールだった。今季、横浜Mユース出身の後輩FW斎藤が入団し、2試合目で初ゴールを記録した。負けん気の強い19歳は「とにかく悔しかった。アピールするにはゴールしかない」と奮起した。

 午前7時に練習場に姿を現し、全体練習の前にランニングを欠かさない。練習後にウエートトレーニングに励んだ結果、体重は昨季に比べて7キロ増の82キロに。心身ともにたくましさを増し、ついにゴールに結びつけた。

 6月にはU-20(20歳以下)カナダワールドカップも控えるが、まずは「チームでスタメンになれるように努力したい」。ようやくスタートライン。新たな若い才能が、小さくない一歩を、その大きなストライドで踏み出した。
☆大島、2戦連発ゴール
 FW大島が2試合連続となる今季4ゴール目を奪い、チームに流れを引き寄せた。

 前半4分、一瞬のすきを逃さなかった。相手DFからGKへのバックパスをかっさらい、頭でゴールネットを揺らした。大島は「僕の動きを相手が見ていなかったから、狙ってました」と、してやったりの表情だった。

 早くも昨季に並ぶ4ゴール。攻守両面に前線の軸となった大島は「次の試合も相手を追い回して、良いところにこぼれたボールを狙います」と表情を崩した。


☆切れ味鋭い山瀬兄
 大分戦5-0、新潟戦6-0。さらに、前へ前へとボールを運ぶ積極性で昨季2位の川崎を圧倒し、リーグ戦では実に7年ぶりの勝利。もうフロックとは言わせない。その勢いの中心にMF山瀬功がいる。

 立ち上がりからスピードあふれる突破を再三見せ、後半21分、鮮やかな弧を描き、ゴール左隅にFKを決めた。3戦連発、勝利を呼び込む今季5点目。両手を突き上げた背番号「10」はしかし、「チームとして、ここまでセットプレーの得点がなかった。キッカーとしては、まだ力不足」と控えめだった。

 頼れる副キャプテンだ。ナビスコ杯を含めた今季の公式戦13試合に、チームで唯一フル出場。攻撃的MFとして存在感を発揮し続けている。前半23分。相手DF3人に囲まれながら、切れ味鋭いドリブルでかわしてシュートにつなげ、今季最多3万3498人の観衆を沸かせた。

 攻撃サッカーを掲げながら、空転した序盤が遠い昔のよう。今季初の3連勝で5位浮上。山瀬功も「試合の内容に結果が伴ってきた」と上昇機運に手応えを感じている。2005年の入団以来、自身の得点した試合は11戦無敗(9勝2分け)。「たまたま」と言葉少なに話す姿が、かえって頼もしく映る。
即戦力として入団したJリーグ1部(J1)横浜MのルーキーDF小宮山尊信(22)が頭角を現してきた。4月22日のリーグ第7節大分戦から左サイドバックとして2試合連続で先発フル出場。安定感のある守備と積極的な攻撃参加で、大分戦5-0、新潟戦6-0という、クラブ史上初の2試合連続5点差以上の勝利に貢献。前評判通りの活躍を始めた。

 次節の川崎戦(3日午後7時・日産ス)に向けた1日の紅白戦。左サイドを突破すると、切り返して右足を強振した。ゴールネットを揺らし、好調さをアピール。小宮山は「次の試合では、得点に絡みたい」と意欲をのぞかせた。

 即戦力として入団したが、開幕直後は精彩を欠いた。ポジション取りに気を使いすぎ、プレーが縮こまった。ベンチにも入れない日々。「悩みすぎて、気持ちが沈んでいた」
 しかし、練習は怠らなかった。開幕直後から、たった1人の居残り練習を続けた。相手守備陣を想定したダミー人形越しにクロスを上げるなど、「試合に出る準備はしていた」。不慣れなポジション取りも、練習の中で修正していった。

 大分戦から抜てきされると、これまでのうっぷんを晴らすように躍動した。積極的なオーバーラップからシュート2本を放った。同じ左サイドのMF山瀬幸は「1対1の強さがあるし、安心してボールを預けて前に行けるようになった」。チームに新たな風を吹き込んでいる。

 ただ、小宮山に満足感はない。「このくらいはプロ入り前からやれると思っていた。まだ2試合が終わっただけですから」と頼もしい言葉を残した。
横浜Mが圧勝した。攻撃陣が活発で、前半37分に山瀬幸が決めて先制すると、その1分後には山瀬功がPKで加点した。後半に入っても坂田の2得点などで4点を加えた。守備が崩壊した新潟は今季ホームで初黒星。


Jリーグ史上初の2戦連続兄弟弾
 山瀬兄弟がJリーグ初の”快挙”となる2戦連続のアベック弾。大勝劇に花を添えた。

 前半37分に弟・幸宏がキーパーの頭上を狙った技ありの先制弾。その1分後に兄・功治がPKで続いた。

 前節大分戦の公式戦初ゴールに続く2戦連発に幸宏は、「チームの結果も伴っているからうれしい」と表情を緩めた。

 兄は「結果的にそうなっているだけ」といたって冷静だったが、幸宏は「兄弟で比べられるのは、勝ってるときなら歓迎です」と話していた。




川崎戦前に勢いが加速
 オレンジ色に埋め尽くされたスタンドをため息で満たした。今季ホーム負けなしの新潟を6ゴールで粉砕した。2試合連続の5点差以上の勝利はクラブ史上初。2ゴールのFW坂田は「こんなに点が取れるのは初めてだよ」と声を弾ませた。

 ゴールは面白いように決まった。前半37分、MF山瀬幸の先制弾を合図に、相手陣内に次々と押し込んでいった。坂田は「高い位置でボールを奪うというイメージが全員で共有できている。だから、前からガンガンいける」。続く1分後のPKはゴール前に合わなかったボールをしつこく追い、相手のミスを誘ったものだ。

 中盤が激しくポジションを入れ替え、シンプルにボールをつなぎ、ゴールへ迫る。3月31日の広島戦から始まった5連戦で早野監督はメンバーを固定して使い続けた。MF吉田は「動きの質、精度が上がってきた」と実感する。前節の大分戦の5得点を上回る結果が、早野監督が就任以来目指してきた「攻撃サッカー」の成熟が進んでいる何よりの証拠だ。

 今季初の連勝で4勝4敗の五分に戻した。指揮官は「上位チームとやる前に態勢が整った」とうなずいた。川崎との神奈川ダービーを前に勢いが加速した。
カレンダー
06 2025/07 08
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
QRコード
アクセス解析
カウンター
忍者ブログ [PR]
ブログパーツ ブログパーツ レンタルCGI